クイズの説明
Step 5「DX推進体制を確立しよう」の理解度を確認します。DX推進組織、ガバナンスモデル、成功指標について問います。
合格ライン: 80%(5問中4問正解)
問題
Q1. DX推進組織のモデル
DX推進組織のモデルとして、「DX推進室が方針を示し、事業部門が自ら実行する」形態はどれですか?
- A. 中央集権型
- B. 連邦型
- C. 自律分散型
- D. マトリクス型
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正解: B
連邦型は、DX推進室が方針・ガバナンスを担い、事業部門が自部門のDXを実行する形態です。中央集権型(A)はDX推進室がすべてを統括する形態、自律分散型(C)は各事業部門が完全に自律的にDXを推進する形態です。連邦型は全体最適と現場適合性を両立できるため、DX展開期(1-3年目)に適しています。
Q2. CDOの役割
CDO(Chief Digital Officer)に関する説明として、最も適切なものはどれですか?
- A. CIOの下に設置され、IT基盤の安定運用を担当する
- B. CEO直轄で、ビジネス変革と顧客価値創造をリードする
- C. 情報システム部の部長が兼務する役職である
- D. 外部コンサルタントが一時的に務める顧問的役割である
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正解: B
CDO(Chief Digital Officer)はCEO直轄で設置され、ビジネス変革と顧客価値創造をリードする役割です。CIOの下(A)ではIT運用の延長になり、変革の推進力が弱まります。情報システム部長の兼務(C)では、既存システムの運用と変革推進の利益相反が生じます。CDOはビジネスとテクノロジーの両方を理解し、全社のDX投資の最終承認権と部門横断プロジェクトの組成権を持つ経営レベルのポジションです。
Q3. DXポートフォリオ管理
DXプロジェクトポートフォリオにおける「Transformational(変革的取組)」の推奨比率として、最も適切なものはどれですか?
- A. 50-60%
- B. 30-40%
- C. 10-20%
- D. 0-5%
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正解: C
DXポートフォリオの推奨比率は、Core(既存事業の最適化)50-60%、Adjacent(隣接領域の拡張)20-30%、Transformational(変革的取組)10-20%です。変革的取組はハイリスク・ハイリターンのため、全体の10-20%に抑えつつ仮説検証型(BMLサイクル)で管理します。50-60%(A)を変革に充てるのはリスクが高すぎ、0-5%(D)では将来の成長の種が生まれません。
Q4. DX成功指標
「デジタルマインドセットスコア」や「実験実施件数」は、DX成功指標の4層モデルにおいてどの層に分類されますか?
- A. 事業指標(遅行)
- B. プロセス指標(同時)
- C. 能力指標(先行)
- D. 文化指標(先行)
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正解: D
デジタルマインドセットスコアと実験実施件数は「文化指標(先行)」に分類されます。DX文化がどの程度浸透しているかを測定する指標であり、事業成果が出る前の「先行指標」として重要です。能力指標(C)はスキルスコアや市民開発者数、プロセス指標(B)はリードタイム短縮率や自動化率、事業指標(A)はデジタル売上比率やNPSなどです。先行指標の改善が遅行指標の改善に繋がるため、両方を追跡することが重要です。
Q5. DXガバナンス
DXガバナンスの目的として、最も適切なものはどれですか?
- A. DXプロジェクトを規制し、リスクをゼロにすること
- B. イノベーションの加速と統制を両立させること
- C. すべてのDX投資を経営会議で承認すること
- D. 外部コンサルタントにDX推進を委託すること
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正解: B
DXガバナンスの目的は「イノベーションの加速と統制の両立」です。規制によりリスクをゼロにする(A)ことは不可能かつイノベーションを阻害します。すべての投資を経営会議で承認する(C)と意思決定が遅くなり、マイクロ実験すら実施できません。投資規模に応じた承認レベルを設定し、小さな実験は現場で迅速に開始できる仕組みが重要です。
結果
合格(4問以上正解)
Step 5の内容をよく理解しています。DX推進体制の確立に必要な知識を身につけました。次のStep 6「DX文化変革計画を完成させよう」に進みましょう。
不合格(3問以下正解)
Step 5の内容を復習しましょう。特に以下のポイントを重点的に確認してください:
- 推進組織 — 3つのモデル(中央集権型・連邦型・自律分散型)
- CDO — 役割、権限、CIOとの違い
- ポートフォリオ — Core/Adjacent/Transformationalの比率
- KPI — 4層モデルの先行指標と遅行指標
推定所要時間: 15分