クイズの説明
Step 3「改善提案の仕組みを設計しよう」の理解度を確認します。カイゼンフレームワーク、提案制度設計、イノベーションタイム、表彰・認知の仕組みについて問います。
合格ライン: 80%(5問中4問正解)
問題
Q1. カイゼンの原則
トヨタ生産方式における「カイゼン」の本質として、最も適切なものはどれですか?
- A. 大規模なシステム刷新を定期的に行うこと
- B. 現場の全員が日常的に小さな改善を積み重ねること
- C. 外部コンサルタントが最適なプロセスを設計すること
- D. 経営層がトップダウンで効率化を指示すること
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正解: B
カイゼンの本質は「現場の全員が日常的に小さな改善を積み重ねる」ことです。大規模な変革(A)はカイゼンではなくカクシン(革新)に近い概念です。外部主導(C)やトップダウン(D)は、現場の自律的な改善という思想と相反します。カイゼンは「ボトムアップ」「全員参加」「継続的」が三大原則です。
Q2. 改善提案制度の審査
改善提案制度を設計する際、提案の「審査プロセス」において最も重要な原則はどれですか?
- A. 経営層が直接すべての提案を審査して権威を示す
- B. 審査に最低3ヶ月の期間を設けて慎重に評価する
- C. 提案者に対して迅速かつ透明性のあるフィードバックを行う
- D. 採用率を5%以下に絞り込み、質の高い提案のみを実行する
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正解: C
改善提案制度の審査で最も重要なのは「迅速かつ透明性のあるフィードバック」です。経営層の直接審査(A)はボトルネックとなり提案数が増えると機能しません。3ヶ月の審査期間(B)は長すぎて提案者のモチベーションを削ぎます。低い採用率(D)は「提案しても無駄」という学習性無力感を生みます。提案者が「自分の声が聞かれている」と実感できるフィードバックの速度と質が、制度の生命線です。
Q3. イノベーションタイムの形態
「継続型」(毎週一定時間を確保)のイノベーションタイムのメリットとして、最も適切なものはどれですか?
- A. 短期間で劇的な成果が出やすい
- B. 改善活動が習慣として日常に定着しやすい
- C. チーム横断のコラボレーションが生まれやすい
- D. 管理コストが最も低い
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正解: B
継続型のイノベーションタイムの最大のメリットは「習慣化しやすい」ことです。毎週決まった時間に改善活動を行うことで、改善が日常の一部として定着します。短期間の劇的な成果(A)は集中型(ハックデイ)の特徴です。チーム横断のコラボレーション(C)も集中型の方が生まれやすいです。管理コスト(D)は継続型の方がむしろ高くなりがちで、日常業務に埋もれないよう意識的な管理が必要です。
Q4. 表彰制度のアンチパターン
改善活動の表彰制度において、最も避けるべきアンチパターンはどれですか?
- A. 結果だけでなく、挑戦のプロセスも表彰対象にする
- B. 金銭的報酬を主軸にし、内発的動機を軽視する
- C. 個人賞だけでなくチーム賞も設ける
- D. 表彰の形式を定期的にリフレッシュする
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正解: B
金銭的報酬を主軸にすることは、内発的動機(やりがい、成長実感、貢献感)を損なう「アンダーマイニング効果」を引き起こすリスクがあります。研究によると、外発的報酬への過度な依存は長期的な行動変容につながりにくいです。プロセスの表彰(A)、チーム賞(C)、形式のリフレッシュ(D)はいずれもベストプラクティスです。最も効果的なのは、内発的動機を主軸に据え、外発的報酬で補強するアプローチです。
Q5. 評価制度との連動
改善活動を人事評価制度に組み込む際のアプローチとして、最も適切なものはどれですか?
- A. 改善活動だけで評価の50%を占めるようにする
- B. 改善提案の「件数」のみで定量評価する
- C. 提案数、実行数、効果、横展開を含む多面的な評価項目を設ける
- D. 改善活動は評価に含めず、表彰制度のみで認知する
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正解: C
改善活動の評価は「提案数」「実行数」「効果」「横展開」を含む多面的な項目で行うべきです。50%という過大な配点(A)は通常業務とのバランスを崩します。件数のみの評価(B)は質の低い大量提案を誘発します。評価に含めない(D)のは「改善は業務の一部」というメッセージを制度として示す機会を失います。多面的な評価は、提案の量と質の両方を促進し、組織全体への貢献も正当に評価できます。
結果
合格(4問以上正解)
Step 3の内容をよく理解しています。カイゼンフレームワーク、改善提案制度、イノベーションタイム、表彰制度の設計方法を身につけました。次のStep 4「失敗から学ぶ文化を醸成しよう」に進みましょう。
不合格(3問以下正解)
Step 3の内容を復習しましょう。特に以下のポイントを重点的に確認してください:
- カイゼンの原則 — ボトムアップ、全員参加、継続的改善の思想
- 提案制度の設計 — 迅速なフィードバックと透明性のある審査
- イノベーションタイム — 継続型と集中型の特徴と使い分け
- 表彰制度 — 内発的動機と外発的動機のバランス
推定所要時間: 30分