EXERCISE 90分

ストーリー

田中VPoE
心理的安全性、信頼構築、フィードバック文化、安全な実験環境 — 4つの柱を学んだ。これらを統合した「心理的安全性向上プラン」を策定してもらう
あなた
Step 1で分析したネクストシステム社を対象に作るんですか?
田中VPoE
そうだ。アンケートスコアの低い組織をどう変えるか。具体的で実行可能なプランを作ってくれ。6ヶ月で目に見える変化を起こすプランだ

ミッション概要

項目内容
演習タイトル心理的安全性向上プラン
想定時間90分
成果物6ヶ月の心理的安全性向上プラン(現状診断 + 施策 + 測定計画)
対象組織ネクストシステム株式会社(Step 1と同じ)

前提条件

心理的安全性の現状(追加情報)

項目現状
エドモンドソンの7項目平均2.3/5.0
「ミスをすると非難される」(逆転)1.9
「リスクを取っても安全」2.0
「助けを求めることは難しい」(逆転)2.1
1on1の実施率30%(20チーム中6チームのみ)
レトロスペクティブの実施率15%(20チーム中3チームのみ)
管理職研修の最終実施4年前
離職理由トップ31. 成長実感がない 2. 意見が通らない 3. 上司との関係

Mission 1: 現状診断と目標設定

要件

  1. 心理的安全性の4段階モデルに基づく現状評価
  2. 6ヶ月後の目標スコア(各項目)
  3. 優先的に取り組むべき領域とその理由
解答例

現状評価

段階現状根拠
Stage 1(包摂)2.5/5.0離職理由に「上司との関係」があり、基本的な受容感が不足
Stage 2(学習)2.0/5.0「助けを求めることは難しい」が2.1と極めて低い
Stage 3(貢献)2.0/5.0改善提案数が月2件。貢献の安全性がない
Stage 4(挑戦)1.5/5.0「リスクを取っても安全」が2.0。挑戦は極めて困難

6ヶ月後の目標

項目現状目標改善幅
7項目平均2.33.2+0.9
「ミスをすると非難される」(逆転)1.93.0+1.1
1on1実施率30%80%+50pt
レトロスペクティブ実施率15%60%+45pt

Mission 2: 施策の設計

要件

6ヶ月のロードマップを月次で設計してください。以下を含むこと。

  1. 管理職向け施策(最低3つ)
  2. チーム向け施策(最低3つ)
  3. 組織全体向け施策(最低2つ)
解答例

6ヶ月ロードマップ

管理職向けチーム向け組織全体
1心理的安全性ワークショップ(全管理職対象、2日間)パイロット3チームで1on1開始全社キックオフ
21on1スキルトレーニングパイロットチームでレトロスペクティブ開始Kudosチャンネル開設
3フィードバックスキル研修(SBI/COIN)パイロットの成果を共有、10チームに拡大心理的安全性アンケート中間測定
4コーチング研修(傾聴・質問スキル)全チームで1on1開始実験ボードの設置
5失敗共有会のファシリテーション研修全チームでレトロスペクティブ開始月次失敗共有会の開始
6振り返りと次期計画策定6ヶ月レトロスペクティブ心理的安全性アンケート最終測定

Mission 3: 測定・評価計画

要件

  1. 先行指標遅行指標の定義
  2. 測定方法頻度
  3. 成功/失敗の判断基準
解答例

指標設計

分類指標測定方法頻度目標
先行指標1on1実施率Googleカレンダーの実績集計月次80%
先行指標レトロの実施率Jiraのイベント集計月次60%
先行指標Kudos投稿数Slack分析週次週50件以上
遅行指標心理的安全性スコアエドモンドソンの7項目四半期3.2以上
遅行指標改善提案数改善提案システム月次月10件以上
遅行指標離職率HR集計四半期12%以下

判断基準

判定基準対応
成功心理的安全性スコア3.0以上 + 改善提案数月5件以上全社展開を加速
要改善スコア2.5〜3.0 または 提案数3〜5件施策を調整して継続
失敗スコア2.5未満 かつ 提案数3件未満根本的な施策の見直し

達成度チェック

観点達成基準
現状診断4段階モデルに基づいた定量的な診断がされている
目標設定6ヶ月で達成可能かつ挑戦的な目標が設定されている
施策の具体性管理職・チーム・組織それぞれに具体的な施策がある
ロードマップ月次で段階的に拡大する計画になっている
測定計画先行指標と遅行指標の両方が定義されている
判断基準成功/失敗の基準が事前に明確化されている

推定所要時間: 90分