クイズの説明
Step 2「データガバナンス体制を確立しよう」の理解度を確認します。ガバナンスフレームワーク、オーナーシップ、メタデータ管理、プライバシー対応について問います。
合格ライン: 80%(5問中4問正解)
問題
Q1. データガバナンスの目的
データガバナンスの目的として最も適切なものはどれですか?
- A. データの利用を制限し、情報漏洩を防止すること
- B. データの価値を最大化しながらリスクを最小化すること
- C. 全社員のデータアクセス権限を一律に設定すること
- D. データチームにすべてのデータ管理責任を集約すること
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正解: B
データガバナンスは「守り」だけでなく「攻め」の側面も持ちます。データの価値最大化(活用促進)とリスク最小化(セキュリティ、コンプライアンス)を両立することが目的です。利用の制限(A)だけでは価値が生まれず、一律の権限設定(C)はリスクベースの判断に反します。データチームへの集約(D)はボトルネック化を招きます。
Q2. データオーナーシップの役割
データオーナーとデータカストディアンの違いについて正しい説明はどれですか?
- A. データオーナーはデータベースの物理的な管理を行い、データカストディアンはビジネス上の判断を行う
- B. データオーナーはビジネス上の最終責任者であり、データカストディアンは技術的なデータ管理を担当する
- C. データオーナーはデータの日常的な品質管理を行い、データカストディアンはポリシーを策定する
- D. データオーナーとデータカストディアンは同じ役割の別名である
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正解: B
データオーナーはビジネス上の最終責任者であり、品質基準の承認やアクセス権限の承認を行います。データカストディアンは技術的な管理者であり、データベースの運用、セキュリティ設定、バックアップ等を担当します。A(逆の説明)は誤り、C(品質管理はスチュワードの役割)も誤り、D(同じ役割ではない)も誤りです。
Q3. メタデータの種類
「月間アクティブユーザー数の定義:30日以内にログインした一意のユーザー数」という情報は、メタデータのどの種類に分類されますか?
- A. 技術的メタデータ
- B. ビジネスメタデータ
- C. 運用メタデータ
- D. セキュリティメタデータ
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正解: B
ビジネスメタデータは、データのビジネス上の意味と文脈を記述する情報です。「月間アクティブユーザー数」の定義や計算ロジックは、データのビジネス的な意味を説明するものであり、ビジネスメタデータに分類されます。技術的メタデータ(A)はテーブル名やカラムの型、運用メタデータ(C)は更新頻度や品質スコアなどの運用情報です。
Q4. Privacy by Design
Privacy by Designの原則「デフォルトでプライバシー保護」を実装する方法として最も適切なものはどれですか?
- A. プライバシーポリシーへの同意画面を表示し、同意しないとサービスを利用できないようにする
- B. ユーザーが明示的にオプトインしない限り、マーケティング用のデータ収集を行わない
- C. すべてのデータをデフォルトで暗号化し、復号化キーを管理者のみに付与する
- D. プライバシー設定画面を提供し、ユーザーが自由にカスタマイズできるようにする
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正解: B
「デフォルトでプライバシー保護」は、ユーザーが何も設定しなくてもプライバシーが最大限保護される状態を意味します。オプトイン方式(B)は、ユーザーが積極的に同意しない限りデータを収集しないため、この原則に最も合致します。強制同意(A)はダークパターンであり原則に反します。全データ暗号化(C)はセキュリティ対策であり、プライバシー保護の本質ではありません。カスタマイズ(D)はユーザーに負担を課すため「デフォルト」の趣旨から外れます。
Q5. ガバナンスの導入アプローチ
データガバナンスを導入する際の最も効果的なアプローチはどれですか?
- A. すべてのポリシーを一度に策定し、全社同時に施行する
- B. データチームだけで設計・運用し、他部門には完成後に展開する
- C. 高リスクデータから段階的にガバナンスを適用し、成功事例を横展開する
- D. 外部コンサルタントにすべてを委託し、完成したフレームワークを適用する
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正解: C
ガバナンス導入のベストプラクティスは段階的なアプローチです。まず個人情報など高リスクデータにガバナンスを適用し(Phase 1)、効果を実証した上で全社に展開します。一度に全ポリシーを策定する(A)のはビッグバン導入のアンチパターン。データチームだけの取り組み(B)はビジネスサイドの巻き込み不足。外部委託(D)は組織の文化や実態に合わないフレームワークになるリスクがあります。
結果
合格(4問以上正解)
Step 2の内容をよく理解しています。データガバナンスの設計、オーナーシップの確立、メタデータ管理、プライバシー対応の知識を身につけました。次のStep 3「データ民主化を推進しよう」に進みましょう。
不合格(3問以下正解)
Step 2の内容を復習しましょう。特に以下のポイントを重点的に確認してください:
- ガバナンスの目的 — 「攻め」と「守り」のバランス
- オーナーシップの4つの役割 — オーナー、スチュワード、カストディアン、利用者の責任範囲
- メタデータの3種類 — 技術的、ビジネス、運用メタデータの違い
- Privacy by Design — 7つの基本原則と具体的な実装
推定所要時間: 30分