QUIZ 15分

クイズの説明

Step 1「クラウド戦略のビジョンを策定しよう」の理解度を確認します。クラウド戦略の全体像、ビジョン策定、戦略フレームワーク、ビジネスアラインメントについて問います。

合格ライン: 80%(5問中4問正解)


問題

Q1. クラウド戦略の4つのレイヤー

クラウド戦略の4つのレイヤーのうち、最上位に位置するものはどれですか?

  • A. テクノロジー戦略
  • B. FinOps戦略
  • C. ガバナンス戦略
  • D. ビジネス戦略
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正解: D

クラウド戦略の4つのレイヤーは、下からテクノロジー戦略、FinOps戦略、ガバナンス戦略、ビジネス戦略の順に構成されます。最上位に位置するのはビジネス戦略であり、クラウドが事業戦略にどう貢献するかを定義します。すべてのレイヤーはビジネス戦略に整合している必要があり、技術的な最適化もビジネス価値に紐づいていなければ意味がありません。


Q2. クラウドビジョンの要素

クラウドビジョンステートメントに必須ではない要素はどれですか?

  • A. 対象期間と目指す姿
  • B. ビジネス価値の定量目標
  • C. 使用するプログラミング言語の一覧
  • D. 組織変革の方向性
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正解: C

クラウドビジョンステートメントは「対象期間」「目指す姿」「ビジネス価値」「技術的方向性」「組織変革」の5要素で構成されます。使用するプログラミング言語の一覧(C)はビジョンレベルで定義すべきものではなく、実装レベルの詳細です。ビジョンでは「コンテナファースト」「サーバーレス活用」といった技術的方向性を示しますが、具体的な言語選定はプロジェクトレベルの意思決定です。


Q3. ワークロード移行戦略

以下の状況で最も適切な移行戦略(6R)はどれですか?

データセンターのリース満了まで残り6ヶ月。基幹系ERPシステム(SAP)を移行する必要がある。大規模なカスタマイズが施されており、再設計には18ヶ月以上かかる見込み。

  • A. Refactor(クラウドネイティブに再設計)
  • B. Rehost(そのままリフト&シフト)
  • C. Retire(廃止)
  • D. Repurchase(SaaSに置き換え)
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正解: B

時間的制約(6ヶ月)と再設計に必要な期間(18ヶ月以上)を考慮すると、まずはRehost(リフト&シフト)で移行し、その後段階的にRefactorやRepurchaseを検討するのが現実的です。Refactor(A)は理想的ですが時間が足りません。基幹系ERPは事業に不可欠なため、Retire(C)は選択肢になりません。SaaS化(D)も大規模カスタマイズの移行に時間を要します。


Q4. ビジネスアラインメント

経営層にクラウド投資のビジネスケースを説明する際、最も効果的なアプローチはどれですか?

  • A. 最新のクラウド技術のトレンドを詳しく解説し、技術的優位性を訴える
  • B. TCO比較とROI試算を提示し、リスクと緩和策を含めた投資判断材料を提供する
  • C. 競合他社がクラウドを使っている事実だけを示し、「遅れている」と危機感を煽る
  • D. クラウドベンダーのホワイトペーパーをそのまま提出する
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正解: B

経営層の関心は「技術の優秀さ」ではなく「投資対効果」と「リスク」です。TCO比較で現状維持コストとクラウド移行コストを比較し、ROI試算でビジネス効果を定量化し、リスクと緩和策を含めた包括的な投資判断材料を提供することが最も効果的です。技術トレンドの解説(A)は技術者には響きますが経営層には不十分です。危機感だけ(C)では投資判断に必要な根拠がありません。ベンダー資料(D)は自社固有の状況を反映していません。


Q5. クラウド戦略成熟度

以下の組織の状況を読み、クラウド戦略の成熟度レベルとして最も適切なものを選んでください。

AWS、Azure、GCPをそれぞれの部門が独自に利用。クラウドチームは存在するが全社横断の機能はなく、クラウド利用ガイドラインもない。年間クラウド支出は3億円だが、部門別の配賦は行われていない。

  • A. Level 1: Ad-hoc(場当たり的)
  • B. Level 2: Managed(管理)
  • C. Level 3: Defined(定義)
  • D. Level 4: Optimized(最適化)
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正解: A

この組織は、ガイドラインなし、部門別のバラバラな利用、コスト配賦未実施という状態であり、Level 1: Ad-hoc(場当たり的)に該当します。クラウドチームの存在はLevel 2の要件の一部を満たしていますが、全社横断の機能がなく、ガバナンスが不在のため、組織としてのクラウド管理が機能していません。Level 2は基本的なガイドラインとコスト管理が存在する段階、Level 3は全社戦略とガバナンスが確立された段階です。


結果

合格(4問以上正解)

Step 1の内容をよく理解しています。クラウド戦略の全体像、ビジョン策定、ビジネスアラインメントの考え方を身につけました。次のStep 2「クラウドガバナンスを確立しよう」に進みましょう。

不合格(3問以下正解)

Step 1の内容を復習しましょう。特に以下のポイントを重点的に確認してください:

  • 4つの戦略レイヤー — ビジネス、ガバナンス、FinOps、テクノロジーの関係性
  • ビジョンの5要素 — 対象期間、目指す姿、ビジネス価値、技術的方向性、組織変革
  • 6R分類 — ワークロードの状況に応じた移行戦略の選定
  • ビジネスケース — TCO比較とROI試算による投資判断材料の提供

推定所要時間: 15分