QUIZ 30分

クイズの説明

Step 3「チェンジエージェントを育成しよう」の理解度を確認します。チェンジエージェントの役割、チャンピオンプログラム、CoP、コーチングについて問います。

合格ライン: 80%(5問中4問正解)


問題

Q1. チェンジエージェントの選定

DevOpsチェンジエージェントの選定基準として最も重視すべきものはどれですか?

  • A. 公式な役職(マネージャーやテックリード)を持っていること
  • B. 組織内で最も高い技術力を持つこと
  • C. チームメンバーからの技術的信頼と対人影響力を持ち、成長意欲があること
  • D. DevOps関連の外部資格を持っていること
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正解: C

チェンジエージェントに最も重要なのは、技術的信頼、対人影響力、成長意欲の組み合わせです。公式な役職(A)は必須ではなく、むしろ現場に近い人の方が効果的な場合があります。最高の技術力(B)よりも「周囲を巻き込める力」が重要です。外部資格(D)は知識の証明にはなりますが、実際の影響力とは直結しません。文化変革は「人を動かす」仕事であり、技術力と人望のバランスが鍵です。


Q2. チャンピオンプログラム

チャンピオンプログラムにおいて、チャンピオン活動に業務時間の20%を公式に充てることが重要な理由はどれですか?

  • A. チャンピオンの技術力を向上させるため
  • B. チャンピオン活動が「ボランティア」ではなく組織公認の活動であることを示し、持続可能にするため
  • C. チャンピオンの通常業務を減らして楽にするため
  • D. 他のメンバーに対する差別化を図るため
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正解: B

業務時間の20%を公式に充当する最大の意義は、チャンピオン活動が組織として認められた公式な活動であることを明確にし、持続可能性を確保することです。公式な時間配分がなければ、チャンピオンは通常業務との二重負荷でバーンアウトするリスクが高くなります。また、マネジメントに対しても「チャンピオンの通常業務のアウトプットが減ることは許容される」というメッセージになります。技術力向上(A)は副次的効果、楽にする(C)や差別化(D)は目的ではありません。


Q3. Community of Practice(CoP)

CoPの活性化施策として「Failure Friday(失敗事例共有会)」を導入する主な効果はどれですか?

  • A. 失敗した人を特定し、再発防止の責任を明確にするため
  • B. 失敗を学習の機会に変える文化を醸成し、心理的安全性を高めるため
  • C. 失敗のコストを計算し、コスト削減の根拠とするため
  • D. 失敗事例を蓄積して、AIによる障害予測に活用するため
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正解: B

Failure Fridayの最大の効果は、「失敗は隠すべきもの」から「失敗は学びの源泉」という文化へ転換することです。失敗を公の場で共有し、そこから組織全体が学ぶ姿勢を示すことで、心理的安全性が高まります。失敗した人の特定(A)はブレームレスの原則に反します。コスト計算(C)やAI活用(D)は副次的な用途であり、文化醸成という本来の目的からは外れています。


Q4. コーチングとメンタリング

DevOps文化変革において、チャンピオンが「ブレームレスポストモーテムのやり方は知っているが、実際にチームで実施する勇気がない」と言っている場合、最も適切な支援方法はどれですか?

  • A. メンタリング:ブレームレスポストモーテムの具体的な手順を改めて教える
  • B. コーチング:GROWモデルを用いて、恐怖の原因を探り、最初の一歩を自ら決めてもらう
  • C. 指示:「次のインシデントで必ず実施してください」と明確に指示する
  • D. 代行:推進チームのメンバーがファシリテーターとして代わりに実施する
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正解: B

この状況は「やり方は知っているがやれない/やらない」ケースであり、コーチングが最も適切です。GROWモデルで「何が怖いのか(Reality)」「どうすればできそうか(Options)」「最初に何をするか(Will)」を本人自身に考えてもらうことで、自発的な行動変容を促します。メンタリング(A)は知識不足の場合に有効ですが、この場合は知識はあります。指示(C)は短期的には実行されるかもしれませんが、内発的動機がなく持続しません。代行(D)は依存を生み、チャンピオンの成長につながりません。


Q5. CoPの成長段階

DevOps CoPが「成熟期」に達した後、活動が停滞し始めました。最も適切な対応はどれですか?

  • A. CoPを解散し、新しいCoPを作り直す
  • B. 参加を強制にして、メンバーを増やす
  • C. 新しいテーマの導入、メンバーの入れ替え、外部との交流など「更新期」の施策を実行する
  • D. 予算を増やしてイベントの質を上げる
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正解: C

CoPの成長段階で「成熟期」の後には「更新期」が来ます。マンネリ化は自然な現象であり、解散(A)は蓄積された知識とコミュニティを失います。強制参加(B)はCoPの本質(自発的な参加)に反します。予算増加(D)はイベントの質は上がりますが、根本的なマンネリの解消にはなりません。新テーマの導入(例: AI×DevOps)、メンバーの入れ替え(新しい視点の注入)、外部との交流(他社CoPとの合同イベント)など、刺激を加えることが更新期の正しいアプローチです。


結果

合格(4問以上正解)

Step 3の内容をよく理解しています。チェンジエージェントの選定と育成、チャンピオンプログラムの運営、CoPの設計と活性化、コーチングとメンタリングの実践を正しく理解できています。次のStep 4「成功事例を横展開しよう」に進みましょう。

不合格(3問以下正解)

Step 3の内容を復習しましょう。特に以下のポイントを重点的に確認してください:

  • チェンジエージェント選定 — 技術力だけでなく影響力と成長意欲が重要
  • チャンピオンプログラム — 公式な組織支援(時間・評価・リソース)の重要性
  • CoP — 自発的参加が基本。段階に応じた運営が必要
  • コーチング — 知識不足にはメンタリング、行動変容にはコーチング

推定所要時間: 30分