クイズの説明
Step 5「プレゼンテーションを磨こう」の理解度を確認します。経営層向けプレゼンテーション技術、質疑応答のハンドリング、ステークホルダーアラインメントについて問います。
合格ライン: 80%(5問中4問正解)
問題
Q1. 経営プレゼンの構成
20分の経営層向けプレゼンテーションで、「結論と承認依頼」を提示する最適なタイミングはどれですか?
- A. プレゼンの最後(20分目)— すべての説明を終えてから結論を述べる
- B. プレゼンの冒頭(最初の2分)で結論と承認依頼を宣言し、残りの時間で根拠を説明する
- C. プレゼンの中盤(10分目)— 課題説明の後に結論を提示する
- D. プレゼンでは結論を述べず、Q&Aの流れで自然に承認を求める
答えを見る
正解: B
経営層向けプレゼンでは、ピラミッド原則に従い、結論と承認依頼を冒頭で提示します。「本日は○○の投資承認をお願いします」と最初に宣言することで、経営層は残りのプレゼンを「この承認に値するか」という判断軸で聞くことができます。最後に結論を述べる(A)と、経営層は「結局何を決めればいいのか」がわからないまま聞くことになり、集中力が持続しません。中盤(C)やQ&A(D)での提示は機を逸するリスクがあります。
Q2. スライドのタイトル設計
経営層向けプレゼンのスライドタイトルとして最も適切なものはどれですか?
- A. 「コスト分析」
- B. 「ROI計算結果」
- C. 「3年間で6.9億円のコスト削減を実現し、NPV 6,400万円」
- D. 「クラウド移行のメリットとデメリット」
答えを見る
正解: C
スライドのタイトルには、そのスライドの「結論」を書きます。経営層はスライドのタイトルだけを追って全体の流れを把握することが多いため、タイトルに結論を含めることで、内容を読まなくても要点が伝わります。「コスト分析」(A)や「ROI計算結果」(B)はテーマに過ぎず、結論がわかりません。「メリットとデメリット」(D)は方向性が不明確で、判断材料になりません。
Q3. Q&Aのハンドリング
経営会議のQ&Aで、CFOから「この効果算出の前提となっている”チャーンレート47%改善”の根拠は何か?」と聞かれました。具体的な根拠データを持ち合わせていない場合の対応として最も適切なものはどれですか?
- A. 「業界の一般的な数値を参考にしました」と答える
- B. 「チャーンレートの改善は確実です」と自信を持って断言する
- C. 「現時点で精緻なデータを持ち合わせていません。来週金曜日までに、過去のリリース頻度変更時の解約率データを分析して報告いたします。なお、保守的に見積もって改善率を30%に下げた場合でも、NPVはプラスを維持します」と答える
- D. 「その質問にはお答えできません」と答える
答えを見る
正解: C
知らないことを聞かれた場合の対応は「正直に認める + 回答期限を提示 + 持っている情報で補足」の3点です。Cは正直にデータ不足を認め、具体的な期限(来週金曜日)と調査内容を明示し、保守的な数字でもNPVがプラスを維持するという補足情報を提供しています。根拠なく「一般的」(A)や「確実」(B)と言うのは信頼を失います。回答拒否(D)は最悪の対応です。
Q4. ステークホルダーアラインメント
経営会議の2週間前にCFOとの個別面談で「投資額が大きすぎる」と懸念を示されました。最も適切な対応はどれですか?
- A. CFOの懸念を無視して、当初の計画通り経営会議に臨む
- B. 投資額を半分に削減した修正提案を急いで作成する
- C. CFOの懸念を理解した上で、段階投資(Phase 1のみの承認)をより強調する構成に修正し、修正版をCFOに事前確認してもらう
- D. CFOが反対するなら提案自体を取り下げる
答えを見る
正解: C
事前アラインメントの目的は、経営会議の前に懸念を把握し、対策を講じることです。CFOの「投資額が大きすぎる」という懸念に対しては、すでに計画に含まれている段階投資のアプローチ(Phase 1のみの承認で初期コミットメントを限定)をより強調する形で修正し、CFOに再確認してもらうのが最適です。懸念を無視(A)すれば会議で否決されます。計画を大幅に変更(B)する前にまず既存の対策を強調するべきです。取り下げ(D)は過剰反応です。
Q5. プレゼンの準備配分
経営会議向けの20分プレゼン+10分Q&Aの準備において、最も効果的な時間の使い方はどれですか?
- A. 準備時間の90%をスライドのデザインに費やす
- B. 準備時間の50%をスライド作成に、50%を想定Q&Aの準備とリハーサルに費やす
- C. 準備時間の80%をプレゼンの練習に費やし、Q&Aはアドリブで対応する
- D. 準備時間のすべてを提案書の内容精査に費やし、プレゼンは提案書の読み上げで対応する
答えを見る
正解: B
準備時間の半分をスライド作成(プレゼン本体の準備)に、残り半分を想定Q&Aの準備とリハーサルに費やすのが最も効果的です。Q&Aは「台本なし」の本番であり、ここでの対応が信頼の獲得と承認を左右します。30-50問の想定質問と回答の準備、バックアップスライドの作成、模擬Q&Aの実施に十分な時間が必要です。デザイン偏重(A)、練習のみ(C)、読み上げ(D)はいずれも効果的ではありません。
結果
合格(4問以上正解)
Step 5の内容をよく理解しています。経営層向けプレゼンテーション、Q&Aハンドリング、ステークホルダーアラインメントを身につけました。最終Step 6「経営層への戦略提案を完成させよう」に進みましょう。
不合格(3問以下正解)
Step 5の内容を復習しましょう。特に以下のポイントを重点的に確認してください:
- プレゼン構成 — ピラミッド原則、冒頭での結論提示
- スライド設計 — 1スライド1メッセージ、タイトルに結論
- Q&A対応 — PREP法、「わからない」の正しい対処
- ステークホルダー — 事前アラインメントの3段階アプローチ
推定所要時間: 15分