LESSON 15分

ストーリー

田中VPoE
採用戦略を学んだ。だが先ほど話した通り、採用だけでは足りない。既存の運用チーム8名をSREエンジニアに育成する — これが現実的な戦力確保の柱だ
あなた
運用チームの方々のスキル転換プログラムですね
田中VPoE
そうだ。重要なのは「押し付け」ではなく「成長の機会」として設計することだ。彼らはインフラと運用の豊富な経験を持っている。その上にSREスキルを乗せる

育成プログラムの設計

フェーズ別カリキュラム

フェーズ期間テーマ学習方法
Phase 1Month 1-2SRE基礎座学 + ワークショップ
Phase 2Month 3-4技術スキルハンズオン + OJT
Phase 3Month 5-6実践シャドーイング + 独立対応

Phase 1: SRE基礎(2ヶ月)

テーマ内容成果物
1-2SREの原則SREとは、7つの原則、従来運用との違い理解度テスト
3-4SLI/SLO/エラーバジェット概念、設計方法、ポリシー策定SLO設計演習
5-6インシデント管理オンコール、エスカレーション、ポストモーテム模擬ポストモーテム
7-8可観測性メトリクス、ログ、トレースの基礎ダッシュボード作成

Phase 2: 技術スキル(2ヶ月)

テーマ内容成果物
1-3プログラミング強化Python/Goでの自動化ツール開発自動化スクリプト
4-5IaC実践Terraform/CDKでのインフラ定義IaCモジュール
6-7CI/CDとデプロイパイプライン設計と自動テストパイプライン構築
8統合演習全スキルを使った総合演習総合レポート

Phase 3: 実践(2ヶ月)

テーマ内容
1-2オンコールシャドー経験者のSecondaryとして参加
3-4ランブック作成担当サービスのランブックを作成
5-6独立対応開始Primaryとして対応(経験者がバックアップ)
7-8卒業評価ゲームデイで独立対応力を評価

育成の成功指標

評価基準

評価項目基準測定方法
SRE知識理解度テスト80%以上筆記テスト
コーディング自動化ツールの単独開発コードレビュー
インシデント対応ゲームデイでMTTR目標内に復旧実技評価
ポストモーテムブレームレスなポストモーテム作成ドキュメント評価

継続的な成長支援

施策頻度内容
1on1隔週SREリードとの成長面談
技術書籍月1冊SRE関連書籍の輪読会
カンファレンス参加年2回SRE関連カンファレンス
20%ルール毎週業務時間の20%を学習・改善に充当

まとめ

ポイント内容
3フェーズ基礎(2ヶ月)→技術(2ヶ月)→実践(2ヶ月)
成功の鍵「押し付け」ではなく「成長の機会」として設計
継続支援1on1、輪読会、カンファレンス、20%ルール

チェックリスト

  • 3フェーズの育成プログラムを理解した
  • 評価基準と成功指標を理解した
  • 継続的な成長支援の仕組みを理解した

次のステップへ

次は「演習:SREチーム構築計画を策定しよう」です。採用戦略と育成プログラムを統合した、現実的なSREチーム構築のロードマップを策定しましょう。


推定読了時間: 15分