EXERCISE 90分

ストーリー

田中VPoE
体制とガバナンスの理論を学んだ。TechForward社の技術基盤刷新プログラムの推進体制を設計してもらう
あなた
プログラム構造、ガバナンス、チェンジマネジメント、コミュニケーション計画の4つを統合するんですね
田中VPoE
そうだ。CTOがこの体制設計を見て「これなら3年間のプログラムを任せられる」と思えるレベルの設計を期待している。Month 8のリーダーシップの知見をフル活用してくれ

ミッション概要

項目内容
演習タイトルTechForward社の推進体制設計
想定時間90分
成果物推進体制設計書(組織図 + ガバナンス + CM計画 + コミュニケーション計画)

Mission 1: プログラム組織設計(25分)

要件

  1. プログラム組織図(WSの構成、チーム規模、リード配置)
  2. ロールと責任の定義(RACI マトリクス)
  3. 会議体設計(頻度、参加者、目的)
  4. 予算配分の概算(年度別、カテゴリ別)
解答例

プログラム組織図:

  • プログラムスポンサー: CTO
  • プログラムディレクター: VPoE
  • WS1(CI/CD & PF): リード1名 + 15名、プラットフォームチームから8名 + 各チームから7名
  • WS2(Security & Cloud): リード1名 + 20名、インフラ本部から15名 + セキュリティ5名
  • WS3(Data & AI): リード1名 + 12名、データ8名 + ML4名
  • PMO: PM 2名
  • チェンジマネジメント: HR 1名 + テクニカルライター 1名

会議体:

会議頻度参加者時間
ステアリング月1回CTO, VPoE, WSリード60分
WSリード同期週1回VPoE, WSリード3名, PMO30分
WS内レビュー隔週WSメンバー60分
リスクレビュー月1回PMO, WSリード30分

Mission 2: ガバナンスフレームワーク設計(25分)

要件

  1. 判断レベルマトリクス(7カテゴリ以上)
  2. エスカレーションプロセス(4レベル)
  3. 品質ゲートの設計(Phase移行条件を含む)
  4. 例外管理プロセス
解答例

判断レベルマトリクス:

判断決定者承認者
プログラム方針Phase変更VPoECTO
予算(1000万以上)ツール追加契約CTOCFO
技術標準変更新ツール採用TGBVPoE
WS内設計実装方式WSリードVPoE
移行Go/No-Goサービス切替WSリードVPoE
人材配置チーム間移動VPoECTO
標準例外技術標準逸脱TGBVPoE

品質ゲート(Phase 1→2移行条件):

  • CI/CD統一率: 100%
  • SLO定義率: 100%(全50サービス)
  • セキュリティスキャン統合率: 100%
  • デプロイ頻度: 週2回以上(全チーム平均)
  • 重大インシデント: Phase 1期間中にゼロ

Mission 3: チェンジマネジメント計画(20分)

要件

  1. 変革ロードマップ(コッターの8段階を技術基盤刷新に適用)
  2. トレーニング計画(対象別、Phase別)
  3. チェンジエージェントの選出計画(人数、基準、役割)
  4. 変革抵抗への対策(3つ以上のシナリオ)
解答例

変革抵抗シナリオ:

シナリオ対象対策
Jenkins愛好者の抵抗ベテランバックエンドエンジニアGitHub Actionsの移行リードに任命、新スキルの価値を訴求
業務多忙による非協力プロダクトチーム移行作業を正式タスクとしてスプリントに組み込み、マネージャーの承認を得る
ゼロトラストへの不満全開発者SSO統合で体験を改善してからゼロトラストを導入(段階的)

チェンジエージェント計画:

  • 全12チームから各1名、計12名を選出
  • 選出基準: チーム内の信頼度、技術力中程度以上、コミュニケーション力
  • 月1回のチェンジエージェント会議で情報共有
  • 活動時間: 業務時間の10%をチェンジマネジメント活動に充てる

Mission 4: コミュニケーション計画(20分)

要件

  1. ステークホルダー別コミュニケーション設計
  2. Phase 0のコミュニケーションカレンダー
  3. 定常コミュニケーションのチャネルと頻度
  4. 危機コミュニケーションプロセス
解答例

Phase 0 コミュニケーションカレンダー:

Weekイベント対象内容
W1キックオフタウンホール全社800名ビジョン、ロードマップ、FAQ
W2CTO ブログ投稿全社変革の必要性と期待
W3部門別説明会各部門部門への影響と期待効果
W4開発者向けAMAエンジニア300名技術Q&A、不安解消
W6第1回ニュースレター全社進捗、クイックウィン
W8SSO統合完了報告全社成果デモ、フィードバック依頼
W12Phase 0完了タウンホール全社成果サマリー、Phase 1予告

達成度チェック

観点達成基準
組織設計適切な規模と構成のプログラム組織が設計されている
ガバナンス判断レベル、エスカレーション、品質ゲートが明確
チェンジマネジメント変革の抵抗に対する具体的な対策がある
コミュニケーションステークホルダー別の計画が具体的
実現可能性800名規模の組織で実行可能な体制になっている
L4統合Month 8(リーダーシップ)、Month 9(ビジネス)の知見が活かされている

推定所要時間: 90分