クイズの説明
Step 4「マルチチーム対応のガバナンスを確立しよう」で学んだ内容の理解度を確認します。全8問、80%(7問)以上正解で合格です。
問題
Q1. フェデレーション型ガバナンスの特徴として正しいものはどれですか?
- A) プラットフォームチームが全パイプラインを一元管理する
- B) 各チームが完全に自由にパイプラインを構築する
- C) 共通基盤をプラットフォームチームが提供し、チームに裁量の余地を残す
- D) 外部ベンダーにCI/CD管理を委託する
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正解: C
フェデレーション型ガバナンスは「共通基盤 + チーム裁量」の組み合わせです。中央集権型(A)ではチームの自律性が損なわれ、分散型(B)では標準化が困難です。セキュリティやコンプライアンスなど組織全体で統一すべきものは共通基盤で提供し、テスト戦略やビルドツールなどはチームの裁量に委ねます。
Q2. ガバナンスの3レイヤーのうち「必須(Must Have)」に該当するルールはどれですか?
- A) テストカバレッジ80%以上
- B) Conventional Commitsの採用
- C) セキュリティスキャンの実施
- D) パフォーマンステストの実行
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正解: C
セキュリティスキャンは組織全体で例外なく遵守すべき「必須」ルールです。テストカバレッジやConventional Commitsは「推奨」、パフォーマンステストは「任意」のレイヤーに位置します。必須レイヤーのルールはReusable Workflowに組み込み、自動強制します。
Q3. 共有パイプラインライブラリのバージョニングでメジャーバージョンアップ(v1→v2)が発生する場合、適切な対応はどれですか?
- A) 全チームに即座に移行を強制する
- B) 移行期間(例: 6ヶ月)を設け、移行ガイドを提供する
- C) 旧バージョンを永続的にサポートし続ける
- D) バージョニングを廃止し、常に最新版を使用する
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正解: B
メジャーバージョンアップ時は移行期間と移行ガイドを提供します。即座の強制(A)はチームの業務を妨げ、永続サポート(C)はメンテナンスコストが膨大になります。常に最新版の強制(D)は予期しない破壊的変更のリスクがあります。移行期間中は新旧両バージョンをサポートし、チームが計画的に移行できるようにします。
Q4. テンプレート同期のハイブリッド戦略で「強制同期」の対象とすべきファイルはどれですか?
- A) アプリケーションのソースコード
- B) セキュリティスキャンのワークフロー設定
- C) README.md
- D) テストコード
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正解: B
セキュリティスキャンのワークフロー設定は組織のセキュリティポリシーに関わるため、強制同期の対象です。チームが独自に変更すると、セキュリティゲートが無効化されるリスクがあります。ソースコード、README、テストコードはチームの管理領域であり、同期対象外です。
Q5. メトリクスの3層構造でDORA指標が属するレイヤーはどれですか?
- A) 技術メトリクス
- B) プロセスメトリクス
- C) ビジネスメトリクス
- D) セキュリティメトリクス
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正解: B
DORA指標(デプロイ頻度、リードタイム、変更失敗率、復旧時間)はソフトウェアデリバリーの「プロセス」パフォーマンスを計測するものです。技術メトリクスはビルド時間やキャッシュヒット率、ビジネスメトリクスはコストや開発者生産性を計測します。
Q6. ガバナンスの成功指標として最も重要なものはどれですか?
- A) 共有ライブラリのコード行数
- B) ポリシー違反の検出件数
- C) 標準パイプライン採用率と開発者満足度
- D) プラットフォームチームの人数
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正解: C
ガバナンスの成功は「チームが採用し(採用率)、満足している(開発者満足度)」ことで測ります。コード行数は品質と無関係、違反検出件数が多いのはガバナンスが機能していない証拠、チーム人数は投入リソースであって成果ではありません。
Q7. 20チームへの段階的導入で最初のウェーブ(Wave 0)の対象として適切なのはどれですか?
- A) 成熟度Level 1のチーム(最も改善が必要)
- B) 成熟度Level 4のチーム(パイロット + 貢献者)
- C) 全チーム同時(公平性のため)
- D) ランダムに選んだ5チーム
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正解: B
成熟度の高いLevel 4チームから始めます。彼らは技術力が高く、共有ライブラリへの貢献者としても期待できます。成功事例を作り、他チームへの横展開の基盤にします。Level 1チームから始めると、サポートコストが高く、成功体験を得にくいためモチベーションが下がります。
Q8. 月次フィードバックループの内容として最も適切なものはどれですか?
- A) パイプライン障害の自動通知
- B) DORA指標レビューと改善アクションの決定
- C) 開発者サーベイの実施
- D) ロードマップの全面的な見直し
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正解: B
月次フィードバックループではDORA指標のレビューと改善アクションの決定を行います。パイプライン障害の自動通知は日次、開発者サーベイは四半期、ロードマップの全面見直しは四半期で行います。月次は「先月の指標を振り返り、具体的な改善アクションを決める」粒度です。
結果
7問以上正解の場合
合格です。 マルチチーム対応のガバナンスフレームワークをしっかり理解しています。
「ガバナンスの設計力が身についたな。次は運用自動化だ。設計した基盤を持続可能な形で運用するための仕組みを作っていこう」 — 田中VPoE
6問以下の場合
もう少し復習しましょう。 Step 4のレッスンを再度読み返し、特に間違えた問題の関連箇所を重点的に復習してください。
- Q1-Q2を間違えた場合 → Step 4-1「CI/CDガバナンスの必要性」を復習
- Q3-Q4を間違えた場合 → Step 4-2「共有パイプラインライブラリ」と Step 4-3「テンプレートとポリシーエンジン」を復習
- Q5-Q8を間違えた場合 → Step 4-4「メトリクスとフィードバックループ」を復習