EXERCISE 90分

ストーリー

高橋アーキテクト
来月の社内テックトークで15分の枠があるんだが、準備してみないか?
あなた
テーマは何でもいいんですか?
高橋アーキテクト
最近チームで取り組んだことを話すのがいい。聞き手は他チームのエンジニアだ。技術的な深さと分かりやすさの両立が問われる。まずは構成から一緒に考えよう

ミッション概要

ミッションテーマ難易度
Mission 1テーマと構成の設計初級
Mission 2スライドアウトラインの作成中級
Mission 3キースライドの作成中級
Mission 4勉強会の企画書作成中級
Mission 5ドキュメント改善計画中級
Mission 6技術ブログ記事のドラフト上級

Mission 1: テーマと構成の設計(10分)

以下のテーマから1つ選び、15分のテックトークの構成を設計してください。

テーマ候補:
A) CI/CDパイプラインの改善で得た学び
B) テスト戦略の見直しで品質が改善した話
C) 技術的負債の返済プロジェクトの振り返り
D) 自由テーマ
解答例(テーマA)
## テーマ: CI/CDパイプラインの改善で得た学び

### 聴衆分析
- 他チームのエンジニア(バックエンド中心)
- CI/CDの基本は理解している
- 具体的な改善手法に興味がある

### 構成(15分)
| パート | 時間 | 内容 |
|--------|------|------|
| Hook | 1分 | 「デプロイに2時間かかっていた時代の話」 |
| 問題提起 | 2分 | Before: ビルド15分、テスト30分、手動デプロイ1時間 |
| 解決策1 | 3分 | キャッシュ戦略でビルド時間を70%短縮 |
| 解決策2 | 3分 | テストの並列化で実行時間を60%短縮 |
| 解決策3 | 2分 | GitHub Actions + ArgoCD で自動デプロイ |
| 結果 | 2分 | After: 全工程15分。デプロイ頻度が月2→週3に |
| 学び | 2分 | 3つの教訓と次のチャレンジ |

### キーメッセージ
「CI/CDの改善は、小さな積み重ねが大きな成果を生む」

Mission 2: スライドアウトラインの作成(15分)

Mission 1のテーマで、全スライドの見出しと要点を書き出してください。

解答例
## スライドアウトライン(全15枚)

### スライド1: タイトル
「CI/CDパイプライン改善で、デプロイ時間を2時間→15分にした話」
チーム名、発表者名、日付

### スライド2: 自己紹介(30秒)
名前、チーム、担当領域

### スライド3: Before(問題提起)
デプロイフローの図。各ステップの時間を表示
合計: 約2時間

### スライド4: 痛みのポイント
- 金曜のデプロイは「デプロイガチャ」と呼ばれていた
- 月2回しかデプロイできない
- 手戻りが多い

### スライド5: 改善方針
3つの柱: ビルド高速化、テスト並列化、自動デプロイ

### スライド6-7: 改善1 - ビルド高速化
- Docker レイヤーキャッシュの最適化
- 依存関係のキャッシュ(npm ci --cache)
- マルチステージビルドの活用
結果: 15分 → 4分

### スライド8-9: 改善2 - テスト並列化
- テストの分類(Unit / Integration / E2E)
- マトリクスビルドで並列実行
- テスト結果の集約
結果: 30分 → 12分

### スライド10-11: 改善3 - 自動デプロイ
- GitHub Actions のワークフロー設計
- ArgoCD によるGitOps
- カナリアリリースの仕組み
結果: 手動1時間 → 自動5分

### スライド12: After
Before/After の比較図。数字の変化を強調

### スライド13: 効果
- デプロイ頻度: 月2回 → 週3回
- リードタイム: 2時間 → 15分
- 障害復旧時間: 1時間 → 10分

### スライド14: 学び
1. 計測から始める(推測せず、計測する)
2. 小さく改善する(一度に全部変えない)
3. 自動化は投資(初期コストを惜しまない)

### スライド15: Thank you + Q&A
連絡先、参考リンク

Mission 3: キースライドの作成(20分)

最も重要なスライド3枚の内容を、Markdown形式で詳細に作成してください。

解答例
## スライド3: Before(問題提起)

[デプロイフロー図]

コミット → ビルド(15分) → テスト(30分) → 手動確認(15分) → デプロイ(60分) 合計: 約2時間


- 毎回、エンジニアが張り付いて監視
- 金曜のデプロイは「デプロイガチャ」
- 失敗すると、翌週に持ち越し

---

## スライド12: Before / After

| 指標 | Before | After | 改善率 |
|------|--------|-------|--------|
| ビルド時間 | 15分 | 4分 | -73% |
| テスト時間 | 30分 | 12分 | -60% |
| デプロイ時間 | 60分 | 5分 | -92% |
| **合計** | **2時間** | **15分** | **-87%** |
| デプロイ頻度 | 月2回 | 週3回 | +500% |

---

## スライド14: 3つの学び

### 1. 計測から始める
「遅い」という感覚ではなく、各ステップの時間を計測。
→ ボトルネックが明確になり、効果的に改善できた

### 2. 小さく改善する
一度に全部変えず、1つずつ改善して効果を確認。
→ 問題の切り分けが容易。チームの負担も分散

### 3. 自動化は投資
自動化の初期コストは2人×2週間。
→ 半年で元を取り、以降は毎月40時間の節約

Mission 4: 勉強会の企画書作成(15分)

チーム向けの月次勉強会を企画してください。

解答例
## 企画書: テクニカルランチ

### 概要
- 名称: テクニカルランチ
- 頻度: 毎月第2水曜 12:00-13:00
- 場所: 会議室B / Zoom
- フォーマット: LT(5分 × 3-4名)+ フリーディスカッション

### 目的
1. チーム内の知見共有(暗黙知の形式知化)
2. プレゼンスキルの練習の場
3. チーム間の交流促進

### 運営ルール
- 発表は希望制(ネタがない時はリードが指名)
- スライド不要OK(ライブコーディング、ホワイトボード可)
- 「試してみた」「困っている」「失敗した」も歓迎
- 食事しながらカジュアルに

### 年間計画
| 月 | テーマ(ゆるく) | 初回登壇者 |
|----|----------------|-----------|
| 4月 | キックオフ(自己紹介LT) | 全員 |
| 5月 | 最近ハマった技術 | 希望制 |
| 6月 | トラブルシュート集 | 希望制 |

### 効果測定
- 参加率(目標80%以上)
- 発表者の延べ人数(四半期でチームの80%が1回以上)
- 参加者アンケート(満足度4/5以上)

Mission 5: ドキュメント改善計画(15分)

チームのドキュメントの現状を分析し、改善計画を作成してください。

解答例
## ドキュメント改善計画

### 現状分析
| ドキュメント | 状態 | 問題 |
|-------------|------|------|
| オンボーディング | 未整備 | 毎回口頭で説明 |
| ADR | 一部あり | 記録されていない判断が多い |
| Runbook | なし | 障害対応が属人化 |
| API Doc | 手動更新 | 実装と乖離 |

### 改善計画(3ヶ月)

#### 月1: オンボーディング整備
- セットアップガイドを作成
- 次の新メンバー入社時にフィードバック収集
- 担当: テクニカルリード

#### 月2: ADRの運用開始
- テンプレートとガイドラインを作成
- 過去の重要な判断を3件ADR化
- PRにADR更新チェックを追加

#### 月3: Runbook整備 + API Doc自動化
- 主要障害のRunbookを3件作成
- OpenAPI Spec導入でAPI Docを自動生成

### 成功指標
- 新メンバーのセットアップが1時間以内
- 月に2件以上のADRが作成される
- Runbookのカバー率50%以上

Mission 6: 技術ブログ記事のドラフト(15分)

技術ブログの導入部分(タイトル + 導入 + 見出し構成)を作成してください。

解答例
## タイトル
「テスト実行時間を80%短縮した3つの戦略」

## 導入
新機能をリリースする度に、CIのテスト実行を20分以上待つ日々。
PRのレビューもテストが終わるまで手が止まる。
「テストが足を引っ張っている」という声がチーム内で増えていました。

私たちのチームでは、3つの戦略でテスト実行時間を20分から4分に
短縮しました。この記事では、その具体的な方法と得られた学びを
共有します。

## 見出し構成
1. 問題: テスト実行時間がボトルネックになっていた
2. 計測: まず現状を正確に把握する
3. 戦略1: テストの分類と並列実行
4. 戦略2: 不要なテストの削除と重複排除
5. 戦略3: テスト実行環境の最適化
6. 結果: Before/After の数値比較
7. 学び: 計測→改善→計測のサイクルが大事
8. まとめ

## ターゲット読者
- CI/CDのテスト実行時間に悩んでいるエンジニア
- テスト戦略を見直したいテクニカルリード

達成度チェック

ミッションテーマ完了
Mission 1テーマと構成の設計[ ]
Mission 2スライドアウトライン[ ]
Mission 3キースライドの作成[ ]
Mission 4勉強会の企画書[ ]
Mission 5ドキュメント改善計画[ ]
Mission 6技術ブログ記事のドラフト[ ]

まとめ

ポイント内容
プレゼン構成聴衆分析 → 構成設計 → スライド作成
勉強会目的とルールを明確にし、ハードルを下げる
ドキュメント現状分析 → 優先順位 → 段階的に改善
ブログ読者を意識し、具体的なタイトルと構成で

チェックリスト

  • テックトークの構成を設計できた
  • スライドアウトラインを作成できた
  • 勉強会の企画書を書けた
  • ドキュメント改善計画を策定できた
  • ブログ記事のドラフトを書けた

次のステップへ

お疲れさまでした。次はチェックポイントで理解度を確認しましょう。


推定所要時間: 90分