クイズの説明
Step 3で学んだ内容の理解度をチェックします。
- 全8問
- 合格ライン: 80%(7問正解)
- 不合格の場合は復習してから再挑戦してください
問題
Q1. ADR(Architecture Decision Record)の主な目的は何ですか?
- A) コードの仕様書を作成する
- B) アーキテクチャの意思決定とその理由を記録する
- C) プロジェクトの進捗を管理する
- D) テスト計画を文書化する
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正解: B
ADRはアーキテクチャに関する重要な意思決定を、背景(コンテキスト)、決定内容、結果とともに記録するドキュメントです。「なぜその構造にしたか」を未来の自分やチームメンバーに伝えることが主な目的です。
Q2. ADRのステータスが「superseded」とは何を意味しますか?
- A) 提案中で、まだ承認されていない
- B) 承認されて有効な状態
- C) 新しいADRによって置き換えられた
- D) 却下されて無効な状態
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正解: C
「superseded(置き換え済み)」は、後から作成された新しいADRによってこの決定が上書きされたことを意味します。元のADRは変更せず、新しいADRで「ADR-001を置き換える」と記載します。これがADRのイミュータブルな運用原則です。
Q3. RFCとADRの関係として最も適切なものはどれですか?
- A) RFCは決定の前の議論プロセス、ADRは決定の記録
- B) RFCはADRの略称である
- C) ADRはRFCよりも詳細なドキュメントである
- D) RFCは社外向け、ADRは社内向けのドキュメントである
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正解: A
RFCは「Request for Comments」で、意思決定に至るまでの提案・議論・合意形成のプロセスです。ADRは決定された結果を記録するものです。RFCが承認されると、その決定がADRとして記録されるという流れが一般的です。
Q4. RFCテンプレートに含めるべき要素として、最も重要なものはどれですか?
- A) 実装の詳細なコード
- B) チームメンバーのスケジュール
- C) 代替案とその却下理由
- D) テストケースの一覧
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正解: C
RFCで最も重要な要素の一つは、検討した代替案とその却下理由です。なぜ他の選択肢ではなくこの提案を選んだのかを示すことで、レビュアーが判断の妥当性を評価できます。「他に良い方法はないのか?」という疑問に事前に答えることにもなります。
Q5. 設計ドキュメントの目的として最も適切なものはどれですか?
- A) コードの代わりとなる詳細な実装仕様を提供する
- B) コードでは分からない「意図」と「全体像」を伝える
- C) プロジェクトの予算と期限を管理する
- D) ユーザー向けのマニュアルを作成する
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正解: B
設計ドキュメントの主な目的は、コードを読むだけでは分からない「なぜその構造にしたか」という意図と「システム全体がどう連携するか」という全体像を伝えることです。コードに書けることはコードに任せ、ドキュメントでは意図と全体像に焦点を当てます。
Q6. レビューコメントのラベル「BLOCKER」の意味は何ですか?
- A) 改善提案だが、対応は任意
- B) 理解のための質問
- C) 対応必須の重大な問題。対応しないとApproveできない
- D) 文法やスタイルの些末な指摘
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正解: C
BLOCKERは最も優先度の高いフィードバックで、対応必須の重大な問題を示します。セキュリティ上の脆弱性や、アーキテクチャ上の致命的な問題などが該当します。BLOCKERが未解決のままではRFCを承認できません。
Q7. ADRの管理で推奨される「イミュータブル」の原則とは何ですか?
- A) ADRを暗号化して保存すること
- B) ADRをバイナリ形式で保存すること
- C) 一度承認したADRは変更せず、新しいADRで置き換えること
- D) ADRを全員に公開しないこと
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正解: C
イミュータブル(不変)の原則では、一度承認されたADRの内容を後から書き換えません。状況が変わった場合は、元のADRを「superseded」にし、新しいADRを作成して「ADR-001を置き換える」と記載します。これにより、決定の変遷履歴が残ります。
Q8. レビュー会議を効果的に進めるための前提条件として最も重要なものはどれですか?
- A) 会議室を予約しておくこと
- B) 全員がドキュメントを事前に読み、コメントを投稿済みであること
- C) プロジェクターを準備すること
- D) 議題を当日の朝に共有すること
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正解: B
レビュー会議の最も重要な前提条件は、参加者全員が事前にドキュメントを読了し、コメントを非同期で投稿済みであることです。会議の時間は、未解決の論点の議論と合意形成に集中すべきであり、ドキュメントを初めて読む時間にしてはいけません。
結果
7問以上正解の場合
合格です。おめでとうございます。
Step 3「RFC/ADRの書き方」を完了しました。 次は Step 4「メンタリングとチーム育成」に進みましょう。
6問以下の場合
もう少し復習しましょう。
| 問題 | 復習セクション |
|---|---|
| Q1, Q2 | step3_1 ADRの基本 |
| Q3, Q4 | step3_2 RFCプロセスの設計 |
| Q5 | step3_3 設計ドキュメントの書き方 |
| Q6, Q7, Q8 | step3_4 レビュープロセスの構築 |
Step 3 完了
お疲れさまでした。
学んだこと
- ADRの構造とテンプレート(コンテキスト→決定→結果)
- RFCプロセスの設計(Draft→Review→Revised→Decision)
- 設計ドキュメントの書き方と図の活用
- レビュープロセスの構築とフィードバックラベル
次のステップ
Step 4: メンタリングとチーム育成(5時間)
チームメンバーの成長を支援し、組織全体の技術力を向上させる方法を学びます。
推定所要時間: 30分