クイズの説明
Step 1で学んだ内容の理解度をチェックします。
- 全8問
- 合格ライン: 80%(7問正解)
- 不合格の場合は復習してから再挑戦してください
問題
Q1. テクニカルリードとエンジニアリングマネージャーの違いとして、最も適切なものはどれですか?
- A) テクニカルリードはコードを書かない
- B) テクニカルリードは技術にフォーカスし、マネージャーは人にフォーカスする
- C) テクニカルリードはマネージャーの上位役職である
- D) テクニカルリードは意思決定を行わない
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正解: B
テクニカルリードは技術的な方向性やアーキテクチャにフォーカスし、コーディングも継続します。エンジニアリングマネージャーはチームメンバーのキャリア開発、採用、評価など人に関する責任を担います。両者は上下関係ではなく、異なる責任領域を持つ対等な役割です。
Q2. DACIフレームワークにおいて「Approver」の役割として正しいものはどれですか?
- A) 決定プロセスを推進する人
- B) 知識や意見を提供する人
- C) 最終的に決定を承認する人
- D) 決定後に通知を受ける人
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正解: C
DACIフレームワークでは、D(Driver)が推進者、A(Approver)が最終承認者、C(Contributor)が貢献者、I(Informed)が通知先です。Approverは1人に限定し、責任の所在を明確にします。
Q3. 「Two-Way Door」の意思決定として最も適切な例はどれですか?
- A) プログラミング言語の変更
- B) クラウドプロバイダーの移行
- C) テストフレームワークの選択
- D) データベースエンジンの変更
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正解: C
Two-Way Doorは比較的容易に戻せる決定です。テストフレームワークの変更は既存コードへの影響が限定的で、必要に応じて別のフレームワークに切り替えることが可能です。言語変更、クラウド移行、DB変更はいずれも大規模な影響があり、One-Way Doorに分類されます。
Q4. 意思決定のアンチパターン「HiPPO」とは何ですか?
- A) 高性能な処理を重視しすぎること
- B) 最も偉い人の意見が通ること
- C) 流行の技術に飛びつくこと
- D) 分析に時間をかけすぎること
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正解: B
HiPPOは「Highest Paid Person’s Opinion(最も高給の人の意見)」の略です。データや論理ではなく、組織内の権威に基づいて意思決定がなされるアンチパターンです。対策としては、データに基づく議論を促進し、全員が意見を言える場を作ることが重要です。
Q5. 技術的提案を経営層に説明する際、最も効果的なアプローチはどれですか?
- A) 技術的な詳細を正確に説明する
- B) 使用する技術のトレンドを強調する
- C) ビジネスインパクトを数値で示す
- D) 他社の導入事例を並べる
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正解: C
経営層には技術用語ではなく、ビジネスへの影響を数値で伝えることが最も効果的です。「デプロイ時間を4時間から15分に短縮」「年間の障害対応コストを40%削減」のように、定量的な効果を示すことで意思決定を促します。
Q6. 技術ロードマップの優先順位付けに使われるRICEスコアの「E」は何を表しますか?
- A) Efficiency(効率性)
- B) Effort(工数)
- C) Effect(効果)
- D) Experience(経験)
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正解: B
RICEスコアは Reach(リーチ)、Impact(インパクト)、Confidence(確信度)、Effort(工数)の頭文字です。スコアは (R × I × C) / E で計算します。Effortが大きいほどスコアは下がり、少ない工数で大きな効果が得られる施策が優先されます。
Q7. 技術的負債の「意図的・慎重」な負債とはどのようなものですか?
- A) 設計の知識がなくて生まれた負債
- B) 時間がないからと設計を省略した負債
- C) 現時点の最善策として意識的に選んだ負債
- D) コードが複雑すぎて生まれた負債
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正解: C
「意図的・慎重」な負債は、トレードオフを理解した上で「今はこの設計で良い。後で直す」と意識的に選択した負債です。例えば、市場投入を急ぐためにシンプルな設計を選び、成功した後にリファクタリングする計画を立てるケースが該当します。
Q8. 技術的負債の返済戦略として「20%ルール」とは何ですか?
- A) 負債の20%を毎月返済する
- B) スプリントの20%を負債返済に充てる
- C) チームの20%のメンバーが負債を担当する
- D) 負債が20件を超えたら専用スプリントを設ける
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正解: B
20%ルールは、各スプリントのキャパシティの20%を技術的負債の返済に定常的に割り当てる戦略です。機能開発と並行して継続的に負債を返済することで、負債の蓄積を防ぎながらプロダクト開発を進められます。
結果
7問以上正解の場合
合格です。おめでとうございます。
Step 1「テクニカルリードの役割」を完了しました。 次は Step 2「技術選定の方法論」に進みましょう。
6問以下の場合
もう少し復習しましょう。
間違えた問題の内容を、該当するセクションで復習してください:
| 問題 | 復習セクション |
|---|---|
| Q1 | step1_1 テクニカルリードとは何か |
| Q2, Q3, Q4 | step1_2 技術的意思決定の責任 |
| Q5 | step1_3 ステークホルダーとのコミュニケーション |
| Q6 | step1_4 技術ロードマップの策定 |
| Q7, Q8 | step1_5 技術的負債の管理 |
Step 1 完了
お疲れさまでした。
学んだこと
- テクニカルリードの定義と4つの柱
- 意思決定のレベル、DACIフレームワーク、Door分類
- ステークホルダーとのコミュニケーション技法
- 技術ロードマップの策定と運用
- 技術的負債の分類と返済戦略
次のステップ
Step 2: 技術選定の方法論(4時間)
体系的なフレームワークに基づく技術選定の方法を学びます。
推定所要時間: 15分