クイズの説明
Step 1で学んだ内容の理解度をチェックします。
- 全8問
- 合格ライン: 80%(7問正解)
- 不合格の場合は復習してから再挑戦してください
問題
Q1. ページ表示が100ms遅くなるとAmazonの売上に与える影響はどれですか?
- A) 0.1%減少
- B) 1%減少
- C) 5%減少
- D) 10%減少
答えを見る
正解: B
Amazonの調査では、ページ表示が100ms遅くなると売上が約1%減少するとされています。パフォーマンスはビジネスに直結する重要な指標です。
Q2. レイテンシとスループットの関係を表す「リトルの法則」の正しい式はどれですか?
- A) L = λ + W
- B) L = λ × W
- C) L = λ / W
- D) L = λ - W
答えを見る
正解: B
リトルの法則は L = λ × W です。
- L: システム内の同時処理数
- λ(ラムダ): スループット(到着率)
- W: 平均滞在時間(レイテンシ)
例: 同時処理数100、平均レイテンシ0.2秒 → スループット = 100 / 0.2 = 500 RPS
Q3. パーセンタイルについて正しい説明はどれですか?
- A) p95は全リクエストの95%がその値以下であることを示す
- B) p95は全リクエストの95%がその値以上であることを示す
- C) p95はリクエストの平均値の95%を示す
- D) p95は最大値の95%を示す
答えを見る
正解: A
p95(95パーセンタイル)は、全リクエストを応答時間で並べたとき、95%のリクエストがその値以下であることを示します。つまり、100リクエスト中95件はこの時間以内に完了しているということです。
Q4. CPU使用率が低いのにAPIレスポンスが遅い場合、最も疑うべきボトルネックはどれですか?
- A) CPUバウンド
- B) I/Oバウンド
- C) メモリバウンド
- D) コンパイラの問題
答えを見る
正解: B
CPU使用率が低いのに処理が遅い場合、I/Oバウンドが最も疑われます。データベースクエリやネットワーク通信の待ち時間で処理がブロックされている可能性が高いです。I/O wait を確認しましょう。
Q5. パフォーマンスバジェットの設定基準として適切でないものはどれですか?
- A) 競合サイトの分析
- B) ターゲットユーザーのネットワーク環境
- C) 開発チームの好み
- D) ビジネス要件(コンバージョン率など)
答えを見る
正解: C
パフォーマンスバジェットは、競合分析、ユーザー環境、ビジネス要件に基づいて客観的に設定します。開発チームの好みではなく、データに基づいた判断が必要です。
Q6. 「推測するな、計測せよ」の実践として正しくないものはどれですか?
- A) 複数回計測して統計を取る
- B) 本番に近い環境で計測する
- C) 1回だけ計測して最速の結果を採用する
- D) 変更前後で比較する
答えを見る
正解: C
1回だけの計測では統計的に信頼性がありません。外れ値やウォームアップの影響を受けるため、複数回実行してp50やp95で評価する必要があります。
Q7. メモリバウンドの兆候として最も適切なものはどれですか?
- A) CPU使用率が常に100%
- B) ネットワーク帯域が上限に達している
- C) GC停止が頻発し、スワップが発生する
- D) ディスクI/Oが極めて低い
答えを見る
正解: C
メモリバウンドの典型的な兆候は、ガベージコレクション(GC)の頻発とスワップの発生です。大量データの一括読み込みやメモリリークが原因となることが多く、ストリーム処理への切り替えが有効な対策です。
Q8. ユーザーが「明らかに待たされている」と感じる応答時間の壁はどれですか?
- A) 100ms
- B) 300ms
- C) 1秒
- D) 3秒
答えを見る
正解: D
ユーザー心理の壁は以下の通りです:
- 100ms以下: 即座に反応したと感じる
- 300ms以下: 自然な操作感
- 1秒以下: 遅さを感じるが集中は保てる
- 3秒以下: 明らかに待たされていると感じる
- 10秒以上: 多くのユーザーが離脱する
結果
7問以上正解の場合
合格です。おめでとうございます。
Step 1「パフォーマンスエンジニアリング入門」を完了しました。 次は Step 2「キャッシュ設計の極意」に進みましょう。
6問以下の場合
もう少し復習しましょう。
間違えた問題の内容を、該当するセクションで復習してください:
| 問題 | 復習セクション |
|---|---|
| Q1 | step1_1 パフォーマンスの重要性 |
| Q2, Q3 | step1_2 レイテンシとスループット |
| Q4 | step1_3 ボトルネックの特定方法 |
| Q5 | step1_4 パフォーマンスバジェット |
| Q6, Q7, Q8 | step1_5 計測の原則 / 全般 |
推定所要時間: 15分