チェックポイント:効果的な報告技術を習得しよう
ストーリー
「報告のスキルを確認しよう。 知識だけでなく、実際の場面での判断力も試すぞ」
渡辺マネージャーが言った。
クイズの説明
Step 3 で学んだ内容の理解度をチェックします。
- 全8問
- 合格ライン: 80%(7問正解)
- 不合格の場合は復習してから再挑戦してください
問題
Q1. PREP法の「R」に該当するものはどれですか?
- A) Result(結果)
- B) Reason(理由)
- C) Report(報告)
- D) Risk(リスク)
正解: B
PREP法は Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(再結論)の構造です。「R」は Reason(理由)で、結論を支える根拠を述べる部分です。
</details>Q2. デイリースタンドアップで技術的な議論が始まりそうになった時、最も適切な対応はどれですか?
- A) 議論を最後まで続ける(重要な議論だから)
- B) 「駐車場」に入れ、スタンドアップ後に関係者で議論する
- C) 議論を禁止し、二度と話題にしない
- D) マネージャーに議論を委ねる
正解: B
デイリースタンドアップは15分以内に収めるべきです。技術的な議論が始まりそうになったら「駐車場(Parking Lot)」に入れ、スタンドアップ後に関係者だけで議論します。これにより、チーム全体の時間を守りつつ、重要な議論も行えます。
</details>Q3. 進捗報告の信号機ステータスで「Yellow(注意)」にすべき状況はどれですか?
- A) スケジュール通りで問題なし
- B) 1日遅延しているが来週挽回可能な見込み
- C) プロジェクトが完全に停止している
- D) タスクがすべて完了した
正解: B
1日の遅延がありつつも挽回可能という状況は「Yellow(注意)」に該当します。遅延の事実を報告しつつ、挽回計画を示します。「挽回可能」は見込みであり確定ではないため、Greenではなく Yellowとして報告すべきです。Greenと報告して結局遅延する方が信頼を失います。
</details>Q4. 悪いニュースの報告フレームワーク「STAR」の「A」は何を表しますか?
- A) Analysis(分析)
- B) Action(対応策)
- C) Assessment(評価)
- D) Approval(承認)
正解: B
STARは Situation(状況)→ Timing(時間的影響)→ Action(対応策)→ Request(依頼)の構造です。悪いニュースを伝える際は、問題の報告だけでなく対応策(Action)をセットで提示することで、建設的な議論が可能になります。
</details>Q5. 報告のタイミングとして最も適切なものはどれですか?
- A) 全ての問題が解決してから報告する
- B) 問題が発生した ら即座に報告する
- C) 週次の定例報告でまとめて報告する
- D) マネージャーに聞かれたら報告する
正解: B
「悪いニュースほど早く」が基本原則です。問題が発生したら即座に報告することで、対策の選択肢が多く、マネージャーが調整する時間が確保できます。解決してからの報告では遅すぎ、週次報告を待つと問題が拡大する可能性があります。
</details>Q6. 進捗報告で「テストはだいたい書けています」を改善した表現として最も適切なものはどれですか?
- A) 「テストは順調に進んでいます」
- B) 「テストカバレッジ75%達成(目標80%、先週比+10%)」
- C) 「テストは問題ないと思います」
- D) 「テストを頑張って書いています」
正解: B
報告では「数値で語る」ことが重要です。「だいたい」「順調」「問題ない」といった主観的な表現ではなく、具体的な数値(カバレッジ75%)、目標との比較(目標80%)、トレンド(先週比+10%)を含めることで、正確な状況判断が可能になります。
</details>Q7. エスカレーションの判断に迷った時、最も適切な行動はどれですか?
- A) 自分で解決を試みてからエスカレーションする
- B) 同僚に相談して判断を委ねる
- C) 迷ったら上にエスカレーションする
- D) エスカレーションせず、次の定例で報告する
正解: C
エスカレーションが不要だった場合は「報告ありがとう」で済みますが、必要だったのにしなかった場合は取り返しがつきません。迷ったら上に報告するのが正しい判断です。
</details>Q8. 相手に合わせた報告レベルとして、経営層への報告に最も適切な内容はどれですか?
- A) 使用している技術スタックの詳細説明
- B) ビジネス目標の達成状況とスケジュールの見通し
- C) 個々のPRのレビュー状況
- D) チームメンバーの稼働時間の詳細
正解: B
経営層が知りたいのは「ビジネス目標の達成に向けて順調か」「スケジュールに問題はないか」です。技術的な詳細やPRレベルの情報は不要です。相手が判断に必要な情報を、相手に合わせたレベルで伝えることが重要です。
</details>結果
7問以上正解の場合
合格です。おめでとうございます。
Step 3「効果的な報告技術を習得しよう」を完了しました。 次は Step 4「チーム内コミュニケーションを改善しよう」に進みましょう。
6問以下の場合
もう少し復習しましょう。
| 問題 | 復習セクション |
|---|---|
| Q1 | step3_1 報告の基本フレームワーク |
| Q2 | step3_2 デイリースタンドアップの極意 |
| Q3 | step3_3 進捗報告書の書き方 |
| Q4 | step3_4 悪いニュースの伝え方 |
| Q5 | step3_4 悪いニュースの伝え方 |
| Q6 | step3_3 進捗報告書の書き方 |
| Q7 | step3_4 悪いニュースの伝え方 |
| Q8 | step3_1 報告の基本フレームワーク |
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| PREP法 | Point → Reason → Example → Point |
| デイリースタンドアップ | 15分以内、3つの質問、駐車場ルール |
| 進捗報告 | 信号機ステータス、数値で語る、So What を意識 |
| 悪いニュース | STAR法、早期報告、対策をセットで |
チェックリスト
- 全問の解説を読んで理解した
- 間違えた問題の該当セクションを復習した
次のステップへ
Step 4: チーム内コミュニケーションを改善しよう(4時間)
報告技術を身につけた今、次はより広いコミュニケーションスキルを学びます。アクティブリスニング、文書コミュニケーション、会議スキル、リモートワークでのコミュニケーションを習得しましょう。
推定所要時間: 30分