ストーリー
中島先輩が握手を求めてきた。
課題概要
AI活用の実力を示すポートフォリオを作成してください。
必須成果物(3つ)
| 成果物 | 説明 | 使用スキル |
|---|---|---|
| 1. プロンプトライブラリ | 業務で使えるプロンプトを5つ以上 | プロンプトエンジニアリング |
| 2. AI支援コード | AIと協働して作成した機能のコード | Copilot + ChatGPT/Claude |
| 3. AI活用ガイド | チーム向けのAI活用手順書 | ドキュメント作成 |
成果物1: プロンプトライブラリ(20分)
業務で再利用可能なプロンプトを5つ以上作成してください。
要件
各プロンプトには以下を含めること:
- プロンプト名
- 使用場面
- プロンプト本文
- 期待される出力の例
- カスタマイズポイント
カテゴリ例
必須(5つ以上から選択):
□ コードレビュー依頼プロンプト
□ バグ分析プロンプト
□ テスト生成プロンプト
□ ドキュメント生成プロンプト
□ 技術比較プロンプト
□ リファクタリング依頼プロンプト
□ API設計プロンプト
□ エラー解決プロンプト
解答例(自分で実装してから確認しよう)
プロンプトライブラリの例:
# プロンプトライブラリ
## 1. コードレビュー
名前: セキュリティ重視コードレビュー
場面: PRのコードをレビューする時
プロンプト:
あなたはセキュリティに詳しいシニアTypeScriptエンジニアです。
以下のコードをレビューしてください。
レビュー観点(優先度順):
1. セキュリティ(OWASP Top 10)
2. バグの可能性
3. パフォーマンス
4. 可読性
出力形式:
| 重要度 | 行 | カテゴリ | 指摘 | 修正案 |
[コードを貼り付け]
カスタマイズ: レビュー観点にプロジェクト固有の規約を追加
---
## 2. バグ分析(CoT)
名前: ステップバイステップバグ分析
場面: 原因不明のバグに遭遇した時
プロンプト:
以下のエラーをステップバイステップで分析してください。
分析ステップ:
1. エラーメッセージから発生箇所を特定
2. データフローを上流にたどる
3. エッジケースを検討
4. 根本原因を特定
5. 修正案を提示
環境: [環境情報]
エラー: [エラーメッセージ]
コード: [関連コード]
成果物2: AI支援コード(20分)
Step 4-5で作成したコード(TODOアプリまたはメモ管理API)を整理し、以下を含めてまとめてください。
要件
1. 完成したコード一式
2. 各ファイルの先頭に「AIの貢献」コメント:
// AI貢献: Copilotで骨格生成、手動でエッジケース追加
3. AI活用の記録:
- どのツールを使ったか
- どの部分をAIに任せたか
- どの部分を手動で修正したか
解答例(自分で実装してから確認しよう)
// types.ts
// AI貢献: Copilotのコメント駆動で型定義を生成。手動でValidationResult型を追加
// routes.ts
// AI貢献: Copilotで基本CRUDを生成。バリデーションはzodスキーマを手動設計、
// Copilotで実装。エラーハンドリングはClaude のレビュー指摘に基づき改善
// __tests__/todos.test.ts
// AI貢献: Copilot Chat /tests で骨格生成。
// エッジケース(空文字、境界値、不正ID)は手動追加
AI活用記録の例:
## AI活用記録
| フェーズ | ツール | AI担当 | 人間担当 |
|---------|--------|--------|---------|
| 型定義 | Copilot | 基本の型生成 | ValidationResult追加 |
| ルーティング | Copilot | CRUDの骨格 | エラーハンドリング改善 |
| バリデーション | Claude | zodスキーマ設計相談 | カスタムルール追加 |
| テスト | Copilot Chat | 正常系テスト生成 | エッジケース追加 |
| レビュー | Claude | セキュリティ指摘 | 指摘に基づく修正 |
成果物3: チーム向けAI活用ガイド(20分)
あなたのチームメンバーがAIツールを効果的に使い始められるような、簡潔なガイドを作成してください。
要件
AIを使ってガイドの下書きを作成し、自分で修正・カスタマイズすること。
含めるべき内容:
1. はじめに(AIツール導入の目的)
2. ツール一覧と用途の早見表
3. 最初にやること(セットアップ手順)
4. 日常の使い方(3つの基本パターン)
5. やってはいけないこと(セキュリティ注意事項)
6. プロンプトのコツ(3つの基本原則)
解答例(自分で実装してから確認しよう)
ガイド作成のプロンプト:
チーム向けのAI活用クイックスタートガイドを作成してください。
対象読者: AI初心者のWebエンジニア(TypeScript/React経験あり)
ページ数: A4で2ページ以内
トーン: 親しみやすいが、セキュリティに関しては厳格に
含める内容:
1. はじめに(なぜAIを使うのか、3行で)
2. ツール早見表(4ツール、各1行の説明)
3. セットアップ手順(Copilotインストールまで)
4. 日常の使い方パターン3つ
5. 絶対にやってはいけないこと3つ
6. プロンプトの3原則
出力形式: Markdown
ガイドを生成した後、以下を自分で確認・修正:
- チーム固有の情報(使用プラン、社内ポリシー)
- セキュリティに関する記述の正確さ
- セットアップ手順の再現性
提出チェックリスト
| 成果物 | 内容 | 完了 |
|---|---|---|
| プロンプトライブラリ | 5つ以上の再利用可能プロンプト | [ ] |
| AI支援コード | コード一式 + AI活用記録 | [ ] |
| AI活用ガイド | チーム向けクイックスタートガイド | [ ] |
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| プロンプトライブラリ | 業務で繰り返し使えるプロンプトを体系化 |
| AI支援コード | AIとの協働プロセスを記録・可視化 |
| AI活用ガイド | 学んだ知識をチームに還元 |
チェックリスト
- 5つ以上のプロンプトを作成し、テストした
- AI支援コードにAI活用の記録を付けた
- チーム向けガイドを作成し、内容を検証した
- 全ての成果物が実用的な品質になっている
次のステップへ
成果物が完成したら、最後の卒業クイズに挑戦しましょう。
推定読了時間: 60分