学習とリサーチの加速
ストーリー
「来月から新しいプロジェクトでGraphQLを使うことになったんですが、 触ったことがなくて...」
中島先輩がにっこり笑った。
「いい機会だ。新しい技術を学ぶ時こそ、AIの出番だよ。 AIを学習パートナーにすると、習得速度が2-3倍になる」
「本当ですか? でもAIの説明って、たまに間違ってたりしません?」
「だから使い方にコツがある。正しい使い方を教えるよ」
AIを学習パートナーにする方法
1. 概念の理解
新しい技術の概念を、自分のレベルに合わせて説明してもらいます。
プロンプト:
私はREST APIの開発経験が2年あります。
GraphQLについて、REST APIとの違いを中心に説明してください。
以下の構成で:
1. GraphQLとは(1-2文の要約)
2. RESTとの違い(比較表)
3. GraphQLが適しているケース
4. GraphQLが適していないケース
5. 「Hello World」 レベルの最小コード例
2. 段階的な学習プラン
プロンプト:
GraphQLを1週間で実務レベルまで習得したいです。
私の前提知識:
- TypeScript: 実務経験あり
- REST API: Express.jsで2年の経験
- データベース: PostgreSQL
以下の形式で学習プランを作成してください:
| 日 | テーマ | 目標 | 学習リソース | 演習 |
各日の学習時間は2時間を想定してください。
3. インタラクティブな質疑応答
プロンプト:
GraphQLのResolverについて学んでいます。
以下のコードの動きを、1行ずつ説明してください。
特にcontextとparentの役割がわかりません。
const resolvers = {
Query: {
user: (parent, args, context) => {
return context.db.user.findUnique({ where: { id: args.id } });
}
},
User: {
posts: (parent, args, context) => {
return context.db.post.findMany({ where: { authorId: parent.id } });
}
}
};
技術リサーチでのAI活用
技術比較・選定
プロンプト:
バックエンドのAPIフレームワークを選定中です。
以下の候補を比較してく ださい。
候補: Express.js, Fastify, NestJS, Hono
比較軸:
| 軸 | Express | Fastify | NestJS | Hono |
|----|---------|---------|--------|------|
| パフォーマンス | | | | |
| 学習コスト | | | | |
| TypeScript対応 | | | | |
| エコシステム | | | | |
| 向いているケース | | | | |
プロジェクト要件:
- チーム3名(TypeScript経験あり)
- REST API + WebSocket
- 3ヶ月でMVPリリース
- 将来的なマイクロサービス化を視野
推奨とその理由も述べてください。
ベストプラクティスの調査
プロンプト:
TypeScriptプロジェクトのエラーハンドリングのベストプラクティスを教えてください。
以下を含めてください:
1. カスタムエラークラスの設計
2. グローバルエラーハンドラー
3. 非同期処理のエラーハンドリング
4. ユーザー向けエラーメッセージとログ向けメッセージの分離
5. 実装例(Express.jsベース)
AIを使った学習の注意点
検証の重要性
AIから学んだ内容の検証方法:
1. 公式ドキュメントとの照合
→ APIやメソッド名は必ず公式ドキュメントで確認
2. 実際にコードを動かす
→ AIの説明だけ読んで理解した気にならない
3. 複数のソースで確認
→ AI + 公式ドキュメント + 実際のコード
4. バージョンを確認
→ AIが古いバージョンの情報を返すことがある
「AIに聞く前に」のルール
推奨フロー:
1. まず公式ドキュメントを読む(10分)
2. 自分で考える(5分)
3. それでもわからなければAIに聞く
4. AIの回答を公式ドキュメントで裏取りする
目的: 自分で調べる力を維持しつつ、AIで効率化する
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 概念理解 | 自分のレベルに合わせた説明を依頼 |
| 学習プラン | 前提知識と目標を伝えてプラン生成 |
| 技術リサーチ | 比較軸を明示して構造化された比較を依頼 |
| 注意点 | 公式ドキュメントでの裏取りを必ず行う |
チェックリスト
- AIを学習パートナーとして使う方法を理解した
- 技術比較のプロンプトを作成できる
- AIの回答を検証する重要性を理解した
- 実際に新しい技術についてAIに質問してみた
次のステップへ
学習とリサーチの方法がわかったところで、次は演習:業務効率化プロジェクトです。 Step 3で学んだ全てのスキルを使って、実践的なタスクに取り組みます。
推定読了時間: 30分