QUIZ 30分

チェックポイント:プロンプトの技術を磨こう

ストーリー

「プロンプトエンジニアリングの基礎は一通り終わったな」

中島先輩がチェックリストを取り出した。

「ここで一回、理解度を確認しておこう。 次のStepでは実際の業務でAIを使うから、基礎が固まっていないと効果が半減する」


クイズの説明

Step 2で学んだ内容の理解度をチェックします。

  • 全6問
  • 合格ライン: 80%(5問正解)
  • 不合格の場合は復習してから再挑戦してください

問題

Q1. プロンプトの4つの構成要素として正しい組み合わせはどれですか?

  • A) 質問、回答、評価、改善
  • B) 指示、コンテキスト、入力データ、出力形式
  • C) ロール、タスク、制約、テスト
  • D) 目的、手段、結果、フィードバック
<details> <summary>解答と解説</summary>

正解: B

プロンプトの4つの構成要素は:

  1. 指示(Instruction): 何をしてほしいか
  2. コンテキスト(Context): 背景情報
  3. 入力データ(Input): 処理対象のデータ
  4. 出力形式(Output Format): どんな形式で回答してほしいか

これらを適切に含めることで、AIの回答品質が大幅に向上します。

</details>

Q2. Few-shot プロンプティングの説明として正しいのはどれですか?

  • A) AIに大量のデータセットを追加学習させるテクニック
  • B) 具体的な入出力の例を数個示してから、同様のタスクを依頼するテクニック
  • C) AIの応答速度を上げるためのテクニック
  • D) プロンプトを短くするためのテクニック
<details> <summary>解答と解説</summary>

正解: B

Few-shotプロンプティングは、具体的な入出力の例(2-5個程度)を示してから同様のタスクを依頼する手法です。

利点:

  • 出力フォーマットの統一
  • 暗黙のルールの伝達
  • 変換パターンの正確な再現

例を示さないZero-shotに比べ、出力の品質と一貫性が大幅に向上します。

</details>

Q3. Chain-of-Thought(CoT)が最も効果を発揮する場面はどれですか?

  • A) 単純な翻訳タスク
  • B) コードのフォーマット変換
  • C) 複雑なバグの分析や推論が必要なタスク
  • D) 文章の要約
<details> <summary>解答と解説</summary>

正解: C

Chain-of-Thoughtは、AIに段階的に考えさせることで推論の精度を向上させるテクニックです。

最も効果がある場面:

  • 複雑なバグの分析(原因の段階的絞り込み)
  • アーキテクチャの比較(各観点の順次評価)
  • セキュリティレビュー(項目別チェック)

単純なタスク(翻訳、フォーマット変換、要約)ではZero-shotで十分です。

</details>

Q4. 以下のプロンプト改善として最も効果的なのはどれですか?

元のプロンプト: 「エラーを直して」

  • A) 「エラーを直して。早くお願いします」
  • B) 「Node.js 20/TypeScript環境で以下のエラーが出ています。エラーメッセージ、コード、再現手順を添付するので、原因と修正方法を教えてください」
  • C) 「エラーを直して。あなたは天才プログラマーです」
  • D) 「エラーを直して。日本語で回答してください」
<details> <summary>解答と解説</summary>

正解: B

効果的な改善のポイント:

  1. コンテキスト追加: 環境情報(Node.js 20/TypeScript)
  2. 入力データ明示: エラーメッセージ、コード、再現手順
  3. 出力形式指定: 原因と修正方法

「早くお願い」「天才プログラマー」はAIの回答品質を向上させません。 日本語指定は有用ですが、それだけでは情報が不足しています。

</details>

Q5. システムプロンプトの注意点として正しいのはどれですか?

  • A) 長ければ長いほどAIの回答は正確になる
  • B) コンテキストウィンドウを消費するため、必要最小限の指示にすべき
  • C) 一度設定したら変更してはいけない
  • D) ユーザープロンプトと同じ内容を書いても問題ない
<details> <summary>解答と解説</summary>

正解: B

システムプロンプトの注意点:

  • コンテキストウィンドウを消費する: 長すぎるとユーザーの質問や回答に使える容量が減る
  • 本当に必要な指示だけ書く: 「あれば便利」程度の指示は省略
  • 優先度を明示する: 重要な指示を先に記述
  • 定期的に見直す: 不要になった指示は削除

長ければ良いわけではなく、簡潔で的確な指示が効果的です。

</details>

Q6. ロール設定パターンの最も効果的な使い方はどれですか?

  • A) 「あなたは何でもできるAIです」
  • B) 「あなたはTypeScriptとセキュリティに詳しいシニアエンジニアです」
  • C) 「あなたは人間です」
  • D) 「あなたは最高のAIです。完璧な回答をしてください」
<details> <summary>解答と解説</summary>

正解: B

効果的なロール設定のポイント:

  • 具体的な専門分野を指定: 「TypeScriptとセキュリティに詳しい」
  • 経験レベルを明示: 「シニアエンジニア」
  • タスクに関連する役割: レビューならレビュアー、設計なら設計者

「何でもできる」「最高の」「完璧な」といった曖昧な指定は効果がありません。具体的な専門性と役割を指定することが重要です。

</details>

結果

5問以上正解の場合

合格です。おめでとうございます。

Step 2「プロンプトの技術を磨こう」を完了しました。 次はStep 3「ChatGPT/Claudeを業務に活かそう」に進みましょう。

4問以下の場合

もう少し復習しましょう。

問題復習セクション
Q1, Q4step2_1 プロンプトエンジニアリングの基本
Q6step2_2 効果的なプロンプトパターン
Q2, Q3step2_3 Few-shotとChain-of-Thought
Q5step2_4 システムプロンプトとロール設定

まとめ

ポイント内容
プロンプトの構成指示 + コンテキスト + 入力 + 出力形式
Few-shot例を示して出力の品質と一貫性を向上
Chain-of-Thought段階的思考で複雑な推論の精度を向上
システムプロンプトAIの基本振る舞いを定義。簡潔に書く

チェックリスト

  • 全6問に挑戦した
  • 間違えた問題は該当セクションを復習した
  • 合格ラインをクリアした

次のステップへ

Step 3: ChatGPT/Claudeを業務に活かそう(4時間)

プロンプトエンジニアリングの技術を身につけたところで、次はそれを実際の業務に適用します。コードレビュー、ドキュメント作成、デバッグなど、具体的なシーンでAIを活用する方法を学びます。


推定読了時間: 30分