チェックポイント:IAMでセキュリティを固めよう
クイズの説明
Step 3 で学んだ IAM セキュリティに関する理解度をチェックします。
- 全6問
- 合格ライン: 80%(5問正解)
問題
Q1. IAM ポリシーにおいて、Allow と Deny の両方がマッチした場合の評価結果はどうなりますか?
- A) Allow が優先される
- B) Deny が優先される
- C) 最後に定義されたルールが優先される
- D) エラーになる
正解: B
IAM ポリシーの評価では、明示的な Deny は常に Allow より優先されます。これにより、広範な Allow を付与した上で、特定の危険な操作だけを Deny で禁止するという防御的な設計が可能になります。
</details>Q2. EC2 インスタンス上のアプリケーションが S3 にアクセスする際の推奨される方法はどれですか?
- A) アクセスキーをソースコードに埋め込む
- B) アクセスキーを環境変数に設定する
- C) IAM ロールを EC2 にアタッチする
- D) ルートユーザーのアクセスキーを使用する
正解: C
IAM ロールを EC2 にアタッチすることで、一時的な認証情報が自動的に付与・ローテーションされます。アクセスキーの漏洩リスクがなく、最も安全な方法です。アクセスキーのソースコードへの埋め込みやルートユーザーの使用は重大なセキュリティリスクです。
</details>Q3. IAM ポリシーの Condition で IP アドレスを制限するために使用するキーはどれですか?
- A)
aws:SourceRegion - B)
aws:SourceIp - C)
aws:IpAddress - D)
aws:NetworkOrigin
正解: B
aws:SourceIp は、リクエスト元の IP アドレスを条件として使用するための Condition キーです。特定のオフィスの IP アドレスからのみアクセスを許可するなどの制限に使用します。
Q4. 権限境界(Permissions Boundary)の説明として正しいものはどれですか?
- A) IAM ユーザーに付与される最低限の権限を定義する
- B) IAM ユーザーやロールが持てる権限の上限を定義する
- C) AWS アカウント全体の権限を制限する
- D) 特定のリソースへのアクセスを拒否する
正解: B
権限境界は、IAM ユーザーやロールが持つことができる権限の「上限」を定義するものです。実際に有効な権限は、付与されたポリシーと権限境界の「交差部分」(両方で Allow されている範囲)になります。これにより、委任された管理者がユーザーに過剰な権限を付与することを防止できます。
</details>Q5. アクセスキーのローテーション手順として正しい順序はどれですか?
- A) 古いキーを削除 → 新しいキーを作成 → アプリを更新
- B) 新しいキーを作成 → アプリを更新 → 古いキーを無効化 → 古いキーを削除
- C) アプリを停止 → キーを変更 → アプリを再起動
- D) 新しいキーを作成 → 古いキーを即座に削除
正解: B
正しいローテーション手順は、(1) 新しいキーを作成、(2) アプリケーションを新しいキーに更新、(3) 古いキーを無効化して問題がないか確認、(4) 確認後に古いキーを削除です。古いキーを先に削除するとアプリケーションが動かなくなるリスクがあります。
</details>Q6. MFA を有効にしていない IAM ユーザーの操作を制限するポリシーで使用する Condition キーはどれですか?
- A)
aws:MFAEnabled - B)
aws:MultiFactorAuthPresent - C)
aws:RequireMFA - D)
aws:AuthenticationType
正解: B
aws:MultiFactorAuthPresent は、リクエストが MFA で認証されているかどうかを示す Condition キーです。"BoolIfExists": {"aws:MultiFactorAuthPresent": "false"} の条件で、MFA 未認証のリクエストを Deny するポリシーを作成できます。
結果
5問以上正解の場合
合格です。おめでとうございます。
Step 3「IAMでセキュリティを固めよう」を完了しました。 次は Step 4「VPCネットワークを設計しよう」に進みましょう。
4問以下の場合
もう少し復習しましょう。
| 問題 | 復習セクション |
|---|---|
| Q1 | step3_2 ポリシーとロール |
| Q2 | step3_1 IAMの基本概念 |
| Q3, Q4 | step3_3 最小権限の原則を実践 |
| Q5, Q6 | step3_4 MFAとアクセスキー管理 |
推定所要時間: 15分