建設的なコメントの書き方
ストーリー
「チェックリストに沿ってレビューしたんですが、 コメントを書くときに悩むんです......。 指摘したいけど、きつく聞こえないか心配で」
松本先輩が笑顔で答えた。
「その気持ちは大事だ。レビューコメントは 『何を言うか』と同じくらい『どう言うか』が重要なんだ。 同じ指摘でも、書き方ひとつで受け取り方が全然違う。 建設的なコメントの書き方を一緒に学んでいこう」
レビューコメントの基本原則
1. 具体的に書く
曖昧な指摘は改善につながりません。
❌ 曖昧:
「このコードは良くないです」
「もう少し改善してください」
✅ 具体的:
「この関数は30行を超えており、読みにくくなっています。
バリデーション部分を別関数に切り出すことを提案します」
「変数名 `d` が何を表すか分かりにくいです。
`deliveryDate` のように意図が分かる名前にしませんか?」
2. 理由を添える
「なぜ」を説明することで、相手の理解と成長を促します。
❌ 理由なし:
「ここは async/await を使ってください」
✅ 理由あり:
「ここは async/await を使うことを提案します。
.then() チェーンが3段以上ネストしており、
async/await にすることで処理の流れが上から下に
読めるようになり、エラーハンドリングも
try/catch で統一できます」
3. 提案形式で書く
命令ではなく提案として書くことで、対話が生まれます。
❌ 命令形:
「ここを修正しろ」
「これは間違いです」
✅ 提案形:
「ここは〇〇にすると、△△のメリットがあると思います。いかがでしょうか?」
「〇〇というアプローチも考えられますが、どう思いますか?」
コメントのプレフィックス規約
チームで統一したプレフィックスを使うことで、コメントの意図が明確になります。
| プレフィックス |
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