LESSON 30分

テンプレートをカスタマイズしよう

ストーリー

「テンプレートを使い始めたんですけど、うちのチームに合わない項目があるんです」

「それならカスタマイズしよう。テンプレートは『型』であって『縛り』じゃない」

「変えていいんですか?」

「もちろん。チームや状況に合わせて最適化するのが大事だよ」


なぜカスタマイズが必要か

テンプレートはそのままでは使いにくいことがある

問題の例:
- 「この項目、うちでは使わないな」
- 「この情報が足りない」
- 「順番が使いにくい」
- 「チームの文化に合わない」

カスタマイズで解決できる

カスタマイズの例:
- 不要な項目を削除
- 必要な項目を追加
- 順番を入れ替え
- 用語をチームに合わせる

カスタマイズの基本方針

1. まず使ってみる

いきなりカスタマイズしない
→ まず1-2回そのまま使ってみる
→ 実際に使うと「本当に必要な変更」がわかる

2. 目的を忘れない

テンプレートの目的:
- 必要な情報を漏れなく伝える
- 読み手がすぐに理解できる
- 効率よく作成できる

→ 目的に沿った変更をする

3. チームと相談する

自分だけの変更は混乱のもと
→ チームで議論して決める
→ 変更したら全員に共有する

カスタマイズの具体例

例1: 議事録テンプレートのカスタマイズ

元のテンプレート:

markdown
# 議事録

## 基本情報
| 日時 | |
| 場所 | |
| 参加者 | |

## 議論内容
...

問題点:

  • リモート会議が多いので「場所」は不要
  • Slackチャンネルへのリンクがほしい

カスタマイズ後:

markdown
# 議事録

## 基本情報
| 日時 | |
| 形式 | オンライン / 対面 |
| 参加者 | |
| Slack | #channel-name |

## 議論内容
...

例2: 週報テンプレートのカスタマイズ

元のテンプレート:

markdown
# 週報

## 今週の成果
## 来週の予定
## 課題

問題点:

  • チームでは「学び」の共有を重視している
  • 工数の記録が必要

カスタマイズ後:

markdown
# 週報

## 今週の成果
| タスク | 予定工数 | 実績工数 |
|--------|---------|---------|

## 来週の予定

## 課題・リスク

## 今週の学び
- 技術的な学び:
- プロセスの改善点:

例3: PRテンプレートのカスタマイズ

元のテンプレート:

markdown
## 概要

## 変更内容

## テスト方法

問題点:

  • 関連Issueへのリンクがほしい
  • スクリーンショットの項目がほしい
  • レビュー観点を明示したい

カスタマイズ後:

markdown
## 概要

Closes #[Issue番号]

## 変更内容

-

## スクリーンショット(UI変更の場合)

| Before | After |
|--------|-------|
| | |

## テスト方法

1.
2.

## レビュー観点

- [ ] ロジックの正しさ
- [ ] エッジケースの考慮
- [ ] パフォーマンスへの影響

カスタマイズのチェックリスト

テンプレートをカスタマイズするときの確認項目:

markdown
## カスタマイズ前の確認
- [ ] 元のテンプレートを1-2回使ってみた
- [ ] 変更の必要性を具体的に説明できる
- [ ] チームメンバーの意見を聞いた

## カスタマイズ内容の確認
- [ ] 追加した項目は本当に必要か
- [ ] 削除した項目は本当に不要か
- [ ] 順番は論理的か
- [ ] 用語はチームで統一されているか

## カスタマイズ後の確認
- [ ] 変更内容をチームに共有した
- [ ] テンプレートの保存場所を明確にした
- [ ] 1-2回使って問題ないか確認した

テンプレートの管理方法

1. チーム共通の場所に保存

良い保存場所:
- GitHubリポジトリの docs/ ディレクトリ
- Notionやconfluenceのチームページ
- 共有ドライブの「テンプレート」フォルダ

悪い保存場所:
- 個人のローカルPC(他の人がアクセスできない)
- Slackのスレッド(流れて見つからなくなる)

2. バージョン管理する

テンプレートが変わったとき:
- いつ変わったか記録
- なぜ変わったか記録
- 誰が変えたか記録

→ Gitで管理するとこれらが自動的に残る

3. 定期的に見直す

見直しのタイミング:
- 新メンバーが入ったとき(使いにくいところがないか聞く)
- プロジェクトの節目(振り返りで改善点を議論)
- 問題が起きたとき(テンプレートに原因がないか確認)

カスタマイズのNG例

NG1: 項目を増やしすぎる

NG: 「念のため」で項目を追加し続ける
    → 書く量が増えて負担になる
    → 結局埋められない項目が増える

OK: 本当に必要な項目だけに絞る

NG2: 個人で勝手に変える

NG: 自分だけ違うテンプレートを使う
    → チームで統一感がなくなる
    → 「どれが正しいテンプレート?」と混乱

OK: チームで議論して変更を決める

NG3: 変更を共有しない

NG: テンプレートを変えたけど誰にも言わない
    → 他の人は古いテンプレートを使い続ける
    → フォーマットがバラバラになる

OK: 変更したら全員に周知する

まとめ

ポイント内容
なぜカスタマイズチームや状況に合わせて最適化するため
基本方針まず使う、目的を忘れない、チームと相談
管理方法共通の場所に保存、バージョン管理、定期見直し
NG例増やしすぎ、勝手に変える、共有しない

チェックリスト

  • テンプレートをカスタマイズする理由を理解した
  • カスタマイズの基本方針を理解した
  • カスタマイズのNG例を理解した

次のステップへ

テンプレートのカスタマイズ方法は理解できましたか?

次のセクションでは、テンプレートを実際に活用する演習を行います。 状況に応じたカスタマイズを実践してみましょう。


推定読了時間: 30分