テンプレートをカスタマイズしよう
ストーリー
「テンプレートを使い始めたんですけど、うちのチームに合わない項目があるんです」
「それならカスタマイズしよう。テンプレートは『型』であって『縛り』じゃない」
「変えていいんですか?」
「もちろん。チームや状況に合わせて最適化するのが大事だよ」
なぜカスタマイズが必要か
テンプレートはそのままでは使いにくいことがある
問題の例:
- 「この項目、うちでは使わないな」
- 「この情報が足りない」
- 「順番が使いにくい」
- 「チームの文化に合わない」
カスタマイズで解決できる
カスタマイズの例:
- 不要な項目を削除
- 必要な項目を追加
- 順番を入れ替え
- 用語をチームに合わせる
カスタマイズの基本方針
1. まず使ってみる
いきなりカスタマイズしない
→ まず1-2回そのまま使ってみる
→ 実際に使うと「本当に必要な変更」がわかる
2. 目的を忘れない
テンプレートの目的:
- 必要な情報を漏れなく伝える
- 読み手がすぐに理解できる
- 効率よく作成できる
→ 目的に沿った変更をする
3. チームと相談する
自分だけの変更は混乱のもと
→ チームで議論して決める
→ 変更したら全員に共有する
カスタマイズの具体例
例1: 議事録テンプレートのカスタマイズ
元のテンプレート:
markdown
# 議事録
## 基本情報
| 日時 | |
| 場所 | |
| 参加者 | |
## 議論内容
...問題点:
- リモート会議が多いので「場所」は不要
- Slackチャンネルへのリンクがほしい
カスタマイズ後:
markdown
# 議事録
## 基本情報
| 日時 | |
| 形式 | オンライン / 対面 |
| 参加者 | |
| Slack | #channel-name |
## 議論内容
...例2: 週報テンプレートのカスタマイズ
元のテンプレート:
markdown
# 週報
## 今週の成果
## 来週の予定
## 課題問題点:
- チームでは「学び」の共有を重視している
- 工数の記録が必要
カスタマイズ後:
markdown
# 週報
## 今週の成果
| タスク | 予定工数 | 実績工数 |
|--------|---------|---------|
## 来週の予定
## 課題・リスク
## 今週の学び
- 技術的な学び:
- プロセスの改善点:例3: PRテンプレートのカスタマイズ
元のテンプレート:
markdown
## 概要
## 変更内容
## テスト方法問題点:
- 関連Issueへのリンクがほしい
- スクリーンショットの項目がほしい
- レビュー観点を明示したい
カスタマイズ後:
markdown
## 概要
Closes #[Issue番号]
## 変更内容
-
## スクリーンショット(UI変更の場合)
| Before | After |
|--------|-------|
| | |
## テスト方法
1.
2.
## レビュー観点
- [ ] ロジックの正しさ
- [ ] エッジケースの考慮
- [ ] パフォーマンスへの影響カスタマイズのチェックリスト
テンプレートをカスタマイズするときの確認項目:
markdown
## カスタマイズ前の確認
- [ ] 元のテンプレートを1-2回使ってみた
- [ ] 変更の必要性を具体的に説明できる
- [ ] チームメンバーの意見を聞いた
## カスタマイズ内容の確認
- [ ] 追加した項目は本当に必要か
- [ ] 削 除した項目は本当に不要か
- [ ] 順番は論理的か
- [ ] 用語はチームで統一されているか
## カスタマイズ後の確認
- [ ] 変更内容をチームに共有した
- [ ] テンプレートの保存場所を明確にした
- [ ] 1-2回使って問題ないか確認したテンプレートの管理方法
1. チーム共通の場所に保存
良い保存場所:
- GitHubリポジトリの docs/ ディレクトリ
- Notionやconfluenceのチームページ
- 共有ドライブの「テンプレート」フォルダ
悪い保存場所:
- 個人のローカルPC(他の人がアクセスできない)
- Slackのスレッド(流れて見つからなくなる)
2. バージョン管理する
テンプレートが変わったとき:
- いつ変わったか記録
- なぜ変わったか記録
- 誰が変えたか記録
→ Gitで管理するとこれらが自動的に残る
3. 定期的に見直す
見直しのタイミング:
- 新メンバーが入ったとき(使いにくいところがないか聞く)
- プロジェクトの節目(振り返りで改善点を議論)
- 問題が起きたとき(テンプレートに原因がないか確認)
カスタマイズのNG例
NG1: 項目を増やしすぎる
NG: 「念のため」で項目を追加し続ける
→ 書く量が増えて負担になる
→ 結局埋められない項目が増える
OK: 本当に必要な項目だけに絞る
NG2: 個人で勝手に変える
NG: 自分だけ違うテンプレートを使う
→ チームで統一感がなくなる
→ 「どれが正しいテンプレート?」と混乱
OK: チームで議論して変更を決める
NG3: 変更を共有しない
NG: テンプレートを変えたけど誰にも言わない
→ 他の人は古いテンプレートを使い続ける
→ フォーマットがバラバラになる
OK: 変更したら全員に周知する
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| なぜカスタマイズ | チームや状況に合わせて最適化するため |
| 基本方針 | まず使う、目的を忘れない、チームと相談 |
| 管理方法 | 共通の場所に保存、バージョン管理、定期見直し |
| NG例 | 増やしすぎ、勝手に変える、共有しない |
チェックリスト
- テンプレートをカスタマイズする理由を理解した
- カスタマイズの基本方針を理解した
- カスタマイズのNG例を理解した
次のステップへ
テンプレートのカスタマイズ方法は理解できましたか?
次のセクションでは、テンプレートを実際に活用する演習を行います。 状況に応じたカスタマイズを実践してみましょう。
推定読了時間: 30分