作業報告書とは何か
ストーリー
「議事録が書けるようになったね。次は報告書を学ぼう」
「報告書って、毎日書くものですか?」
「日報や週報は定期的に書くよ。 あと、障害が起きたときの報告書もエンジニアには必須のスキルなんだ」
作業報告書とは
作業報告書は、自分が行った作業の内容、結果、次のアクションを記録する文書です。
報告書の3つの要素
1. 何をしたか(作業内容)
↓
2. 結果はどうだったか(成果・課題)
↓
3. 次に何をするか(計画)
この3つが書ければ、どんな報告書でも作成できます。
なぜ作業報告書を書くのか
理由1: 自分の作業を可視化する
報告書がない場合:
上司「今週何やってたの?」
自分「えーと、いろいろ...」
→ 成果が伝わらない
報告書がある場合:
上司「週報を見たよ。ログイン機能の実装完了したんだね」
自分「はい、来週はテストに入ります」
→ 成果が明確に伝わる
理由2: 問題を早期に発見する
定期的に報告することで、課題やリスクを早い段階で共有できます。
| タイミング | 発見の早さ | 対応コスト |
|---|---|---|
| 日報で報告 | 翌日に発見 | 小さく対処できる |
| 週報で報告 | 1週間以内に発見 | まだ対処可能 |
| 報告しない | プロジェクト後半で発覚 | 大きな手戻りが発生 |
理由3: 自分の成長記録になる
半年後、1年後に振り返ったとき「自分がどれだけ成長したか」が分かります。
IT業界でよく使われる報告書の種類
| 種類 | 頻度 | 内容 |
|---|---|---|
| 日報 | 毎日 | 今日やったこと、明日やること、課題 |
| 週報 | 毎週 | 今週の成果、来週の計画、課題・リスク |
| 月報 | 毎月 | 月間の成果、翌月の計画、振り返り |
| 障害報告書 | 障害発生時 | 発生日時、原因、対応、再発防止策 |
| 作業完了報告 | タスク完了時 | 作業概要、成果物、確認事項 |
このミッションで学ぶもの
- 週報: Step 3-2 で学びます
- 障害報告書: Step 3-3 で学びます
日報は週報の短縮版なので、週報が書ければ日報も書けます。
報告書の基本構造
どの報告書にも共通する基本構造があります。
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# [報告書のタイトル]
## 基本情報
- 報告者: (あなたの名前)
- 対象期間: YYYY-MM-DD 〜 YYYY-MM-DD
- 提出日: YYYY-MM-DD
## 作業内容(何をしたか)
- (やったこと1)
- (やったこと2)
## 成果(結果はどうだったか)
- (完了したタスク)
- (達成した目標)
## 課題・リスク
- (困っていること)
- (今後のリスク)
## 次のアクション(次に何をするか)
- (次にやること1)
- (次にやること2)良い報告書と悪い報告書
悪い報告書
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今週はいろいろやりました。
来週もがんばります。問題点:
- 具体的な内容がない
- 成果が分からない
- 次にやることが不明
良い報告書
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## 今週の成果
- ログイン画面のUI実装を完了した(予定通り)
- 単体テスト15件を作成し、全件パスした
## 課題
- API仕様書が未確定のため、バックエンド連携が着手できていない
→ 佐藤さんに4/10までに確定を依頼済み
## 来週の計画
- バックエンドAPI連携の実装(仕様確定後)
- 結合テストの開始まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 報告書とは | 作業内容・結果・次のアクションを記録する文書 |
| なぜ必要か | 作業の可視化、問題の早期発見、成長記録 |
| 基本構造 | 何をしたか → 結果 → 次に何をするか |
| 種類 | 日報、週報、月報、障害報告書 |
- 作業報告書の目的を理解した
- 報告書の基本構造を把握した
- 良い報告書と悪い報告書の違いを理解した
次のステップへ
作業報告書の基本は理解できましたか?
次のセクションでは、最も頻繁に書く「週報」の具体的な書き方を学びます。
推定読了時間: 30分