EXERCISE 90分

演習:議事録を作成しよう

ストーリー

「テンプレートもコツも覚えたね。じゃあ実際に書いてみよう」

「いきなり本番の会議ですか?」

「いや、まずは練習。架空の会議シナリオをもとに議事録を作成してみて」

「やってみます!」


ミッション概要

架空の会議シナリオを読み、議事録を作成してください。

達成条件

  • テンプレートに沿った構成で書けている
  • 基本情報(日時、参加者など)が記入されている
  • 決定事項が明確に書かれている
  • アクションアイテムに担当者と期限がある
  • 箇条書きで読みやすくまとまっている

Part 1: 基本の議事録を書こう

シナリオ

以下の会議の内容をもとに、議事録を作成してください。

会議名: Webアプリ開発 キックオフミーティング
日時: 2025年4月1日 14:00〜15:00
場所: 会議室B
参加者: 山田PM、田中(バックエンド)、佐藤(フロントエンド)、鈴木(デザイン)

--- 会議の流れ ---

山田PM: 「今日はWebアプリ開発プロジェクトのキックオフです。
         まず全体のスケジュールを確認しましょう。」

山田PM: 「リリース目標は5月末です。4月中に基本機能を完成させ、
         5月はテストとバグ修正に充てます。」

田中:   「バックエンドはNode.jsで実装しようと思います。
         データベースはPostgreSQLでいいですか?」

山田PM: 「PostgreSQLで問題ありません。」

佐藤:   「フロントエンドはReactを使います。
         UIフレームワークは何を使いましょうか?」

鈴木:   「Material UIがいいと思います。
         デザインシステムとの相性が良いです。」

佐藤:   「了解です。Material UIで進めます。」

山田PM: 「では技術スタックは以下で決定とします。
         バックエンド: Node.js + PostgreSQL
         フロントエンド: React + Material UI」

山田PM: 「次に、来週までのタスクを決めましょう。」

田中:   「データベース設計をやります。」

佐藤:   「画面のワイヤーフレームを作ります。」

鈴木:   「デザインカンプを作成します。」

山田PM: 「来週の金曜日、4月7日までにお願いします。
         次回は4月8日の10時に進捗確認しましょう。」

タスク

上記のシナリオから議事録を作成してください。ファイル名は exercise_minutes_1.md としてください。

<details> <summary>解答例</summary>
markdown
# Webアプリ開発 キックオフミーティング 議事録

## 基本情報

| 項目 | 内容 |
|------|------|
| 日時 | 2025-04-01 14:00 - 15:00 |
| 場所 | 会議室B |
| 参加者 | 山田PM、田中、佐藤、鈴木 |
| 記録者 | (あなたの名前) |

## アジェンダ

1. 全体スケジュールの確認
2. 技術スタックの決定
3. 来週までのタスク割り当て

## 議論内容

### 1. 全体スケジュール

- リリース目標は **5月末**
- 4月: 基本機能の実装
- 5月: テストとバグ修正

### 2. 技術スタック

- バックエンド: 田中がNode.jsを提案 → 承認
- データベース: PostgreSQLを使用 → 承認
- フロントエンド: 佐藤がReactを提案
- UIフレームワーク: 鈴木がMaterial UIを推奨(デザインシステムとの相性が良い)→ 採用

### 3. 来週までのタスク

- 各メンバーが来週金曜日までのタスクを報告

## 決定事項

- リリース目標は **5月末** とする
- 技術スタック:
  - バックエンド: **Node.js + PostgreSQL**
  - フロントエンド: **React + Material UI**

## アクションアイテム

| 担当 | 内容 | 期限 |
|------|------|------|
| 田中 | データベース設計 | 2025-04-07(金) |
| 佐藤 | 画面のワイヤーフレーム作成 | 2025-04-07(金) |
| 鈴木 | デザインカンプの作成 | 2025-04-07(金) |

## 次回予定

- 日時: 2025-04-08(火) 10:00
- 内容: 進捗確認
</details>

Part 2: 議論が複雑な議事録を書こう

シナリオ

以下の会議の内容をもとに、議事録を作成してください。

会議名: 認証機能の仕様検討会議
日時: 2025年4月8日 10:00〜11:30
場所: Zoom
参加者: 山田PM、田中、佐藤、木村(セキュリティ担当)

--- 会議の流れ ---

山田PM: 「今日は認証機能の仕様を決めたいと思います。」

田中:   「認証方式は3つの選択肢があります。
         1. セッションベース認証
         2. JWT(JSON Web Token)認証
         3. OAuth2.0 + OpenID Connect」

木村:   「セキュリティの観点からはOAuth2.0を推奨します。
         ただし、実装の複雑さは一番高いです。」

佐藤:   「フロントエンドの実装を考えると、JWTが一番シンプルです。」

田中:   「JWTはトークンの無効化が難しいというデメリットがあります。」

木村:   「JWTを使う場合はリフレッシュトークンの仕組みが必要です。
         その場合、結局OAuth2.0と同程度の複雑さになります。」

山田PM: 「スケジュール的に間に合いますか?」

田中:   「OAuth2.0でもAuth0のようなサービスを使えば
         2週間程度で実装できます。」

木村:   「Auth0であればセキュリティ要件も満たせます。」

山田PM: 「では、OAuth2.0 + Auth0で進めましょう。」

佐藤:   「ソーシャルログイン(Google、GitHub)にも対応しますか?」

山田PM: 「初期リリースでは対応しなくてOKです。
         将来的に対応できる設計にしておいてください。」

田中:   「了解です。拡張しやすい設計にします。」

山田PM: 「パスワードポリシーはどうしましょうか?」

木村:   「最低8文字、英数字混合、記号1文字以上を推奨します。
         ただし、Auth0のデフォルト設定で十分かもしれません。」

山田PM: 「パスワードポリシーはAuth0のデフォルトにして、
         必要に応じて変更することにしましょう。
         木村さん、Auth0のデフォルト設定を調べてもらえますか?」

木村:   「はい、明後日までに調べて共有します。」

山田PM: 「次回は4月15日の10時に、実装の進捗を確認しましょう。」

タスク

上記のシナリオから議事録を作成してください。特に以下のポイントに注意してください。

  • 議論の過程を要約して記録する
  • 決定事項と未決定事項を分ける
  • ソーシャルログインの「将来対応」もメモする
<details> <summary>解答例</summary>
markdown
# 認証機能の仕様検討会議 議事録

## 基本情報

| 項目 | 内容 |
|------|------|
| 日時 | 2025-04-08 10:00 - 11:30 |
| 場所 | Zoom |
| 参加者 | 山田PM、田中、佐藤、木村 |
| 記録者 | (あなたの名前) |

## アジェンダ

1. 認証方式の選定
2. ソーシャルログイン対応の検討
3. パスワードポリシーの決定

## 議論内容

### 1. 認証方式の選定

3つの選択肢を比較検討した。

| 方式 | メリット | デメリット |
|------|---------|-----------|
| セッションベース | シンプル | スケーラビリティに課題 |
| JWT | フロントエンド実装がシンプル | トークン無効化が困難 |
| OAuth2.0 + Auth0 | セキュリティ要件を満たす | 実装が複雑(ただしAuth0で軽減) |

- 木村: セキュリティ観点でOAuth2.0を推奨
- 佐藤: JWTがシンプルだが、田中の指摘でリフレッシュトークンが必要になる
- 田中: Auth0を使えば2週間で実装可能
- **結論: OAuth2.0 + Auth0 を採用**

### 2. ソーシャルログイン

- 佐藤: Google、GitHubログインへの対応を提案
- 山田PM: 初期リリースでは対応しない。将来対応可能な設計にする

### 3. パスワードポリシー

- 木村: 最低8文字・英数字混合・記号1文字以上を推奨
- 山田PM: Auth0のデフォルト設定をまず確認してから決定

## 決定事項

- 認証方式は **OAuth2.0 + Auth0** を採用する
- ソーシャルログインは初期リリースでは **対応しない**(将来対応可能な設計にする)
- パスワードポリシーは **Auth0のデフォルト設定** をベースとし、必要に応じて変更する

## 未決定事項

| 議題 | 次のアクション |
|------|---------------|
| パスワードポリシーの詳細 | 木村がAuth0のデフォルト設定を調査後に最終決定 |

## アクションアイテム

| 担当 | 内容 | 期限 |
|------|------|------|
| 木村 | Auth0のデフォルトパスワードポリシーを調査・共有 | 2025-04-10(木) |
| 田中 | 認証機能の基本設計(OAuth2.0 + Auth0) | 2025-04-15(火) |
| 佐藤 | フロントエンドの認証フロー設計 | 2025-04-15(火) |

## 次回予定

- 日時: 2025-04-15(火) 10:00
- 内容: 実装の進捗確認
</details>

Part 3: 自分の会議を想像して議事録を書こう

タスク

以下の条件で、架空の会議を想像して議事録を作成してください。

  • 会議名: 自由に設定
  • 参加者: 3人以上
  • 決定事項: 2つ以上
  • アクションアイテム: 3つ以上(担当者・期限付き)
  • 未決定事項: 1つ以上

自分の経験や興味のある分野でOKです。例: 文化祭の企画会議、アプリ開発の打ち合わせ、勉強会の準備会議


達成度チェック

以下のチェックリストで自己評価しましょう。

チェック項目Part 1Part 2Part 3
テンプレートに沿った構成
基本情報が記入されている
決定事項が明確
アクションに担当者と期限
箇条書きで読みやすい

まとめ

この演習で実践したこと:

項目内容
Part 1基本的な議事録の作成
Part 2議論が複雑な場合の議事録作成
Part 3自分で場面を想像して議事録を作成

重要なポイント

  1. テンプレートがあれば構成に迷わない
  2. 決定事項とアクションアイテムが最も重要
  3. 完璧な文章より、正確な記録を優先

次のステップへ

議事録の作成は実践できましたか?

次のセクションでは、Step 2の理解度をチェックするクイズです。 議事録に関する知識を確認しましょう。


推定所要時間: 90分