LESSON 30分

レビューコメントへの対応

ストーリー

レビューコメントが5件ついていた。

「うわ、5件も...全部直さないといけないのかな」

「全部が修正とは限らないよ。まずはコメントの種類を理解して、適切に対応しよう」

「コメントにも種類があるんですか?」

「そう。対応方法も種類によって変わるんだ」


レビューコメントへの対応5ステップ

レビューコメントを受けたら、以下の5ステップで対応します。

1. 感謝する
   ↓
2. 理解する
   ↓
3. 質問する(わからなければ)
   ↓
4. 修正する
   ↓
5. 学びとして記録する

ステップ1: 感謝する

レビューはレビュアーの時間を使って品質を高めてくれる行為です。

× ダメな反応:
「細かいこと言わないでよ...」
(無言でスルー)

○ 良い反応:
「レビューありがとうございます。確認します!」
「ご指摘ありがとうございます。修正しました。」

感謝の一言があるだけで、チームの雰囲気が良くなります。


ステップ2: 理解する

コメントの内容を正確に理解します。

コメントの種類を見分ける

種類見分け方対応
必須修正「これは修正してください」必ず修正する
提案「こうすると良いかも」「検討してみてください」検討して判断する
質問「なぜこうしたのですか?」理由を説明する
Nit(些細)「Nit:」と書かれている可能なら対応する
褒め「良いですね!」「きれいなコードです」喜ぶ!

コメントの例

必須修正:
「このnullチェックが抜けています。NPEの原因になります。」
→ 必ず修正する

提案:
「ここはreduceメソッドを使うともっとシンプルになりそうです。」
→ 良い提案なら取り入れる、理由があればそれを伝える

質問:
「このタイムアウト値を30秒にした理由は何ですか?」
→ 理由を説明する

Nit:
「Nit: この変数名、camelCaseの方が良さそうです」
→ 修正する(軽微なので素早く対応)

ステップ3: 質問する

コメントの意図がわからないときは、遠慮なく質問しましょう。

× 悪い対応:
(よくわからないけど、適当に直しておこう...)

○ 良い対応:
「ご指摘ありがとうございます。
 確認なのですが、○○の部分を△△に変更するということでしょうか?
 それとも□□のアプローチの方が良いでしょうか?」

質問するときのポイント

ポイント
自分の理解を示す「○○ということですか?」
具体的に聞く「△△と□□のどちらが良いですか?」
代替案を示す「こういうアプローチはどうですか?」

わからないまま修正するよりも、質問して正しく理解してから修正する方が効率的です。


ステップ4: 修正する

コメントを理解したら、修正を行います。

修正の手順

1. コメントの内容に従ってコードを修正
2. 修正が正しいことをテストで確認
3. コミットして、レビュアーに対応完了を伝える

対応完了の伝え方

markdown
レビュアーのコメント:
「このnullチェックが抜けています」

あなたの返信:
「ご指摘ありがとうございます。nullチェックを追加しました。
 合わせてテストケースも追加しています。
 確認をお願いします。」

修正しない場合の伝え方

提案に対して別のアプローチを取りたい場合は、理由を説明します。

markdown
レビュアーのコメント:
「ここはMapを使った方が良さそうです」

あなたの返信:
「ご提案ありがとうございます。
 検討しましたが、今回はデータ量が少ないため
 配列のままの方がシンプルに保てると考えました。
 データ量が増えた場合はMapへの移行を検討します。
 いかがでしょうか?」

修正しない場合は必ず理由を添えましょう。無言で放置は NG です。


ステップ5: 学びとして記録する

レビューで得た学びを記録しておきます。

記録の方法

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## レビューから学んだこと

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- nullチェックの抜け → 外部データは必ずnullチェックする
- 変数名が曖昧 → 名前から用途がわかるように命名する
- テスト不足 → 異常系のテストも書く

→ チェックリストに追加:
- [ ] 外部データのnullチェックをしたか
- [ ] 変数名が意図を伝えているか
- [ ] 異常系のテストを書いたか

同じ指摘を繰り返し受けないことが成長の証です。


やってはいけない対応

NG行動なぜダメか
感情的に反論するチームの信頼関係が壊れる
指摘を無視する問題が残ったままマージされる
わからないのに適当に修正する新たなバグを作り込む
言い訳をする建設的な議論にならない
指摘を個人攻撃と受け取る成長の機会を逃す

まとめ

ポイント内容
感謝レビューしてくれたことに感謝を伝える
理解コメントの種類を見分け、正確に理解する
質問わからなければ遠慮なく質問する
修正修正後はテストで確認し、対応完了を伝える
記録学びを記録し、チェックリストに反映する

チェックリスト

  • レビューコメントへの5ステップを説明できる
  • コメントの種類(必須修正、提案、質問、Nit)を見分けられる
  • 修正しない場合の適切な伝え方がわかる
  • レビューの学びを記録する重要性を理解した

次のステップへ

レビューコメントへの対応方法が理解できましたか?

次はStep 4の理解度を確認するクイズに挑戦しましょう。


推定読了時間: 30分