LESSON 30分

日次ルーティンを作ろう

ストーリー

「複数タスクの管理、コンテキストスイッチ、理解できました!」

「あとは毎日のルーティンを作ると、さらに安定するよ」

「ルーティンですか?」

「毎日決まった流れで仕事を進めると、考えなくても体が動くようになる。そうすると、大事なことに集中できるんだ」


なぜ日次ルーティンが大切か

ルーティンのメリット

メリット説明
判断の負担が減る「次に何をしよう」と考えなくてよい
習慣化される意志の力に頼らず継続できる
抜け漏れが減る決まった手順で確認できる
リズムが作れる安定したペースで働ける

ルーティンがないと...

月曜日:
「さて、何から始めよう...」
→ メールチェック → 気づいたら11時
→ 「午前中何も進んでない!」

火曜日:
「今日こそ早く始めるぞ」
→ 昨日の続きを探す → どこまでやったか忘れた
→ 思い出すのに30分

理想的な1日の流れ

基本構成

┌─────────────────────────────────────────┐
│  朝のルーティン(30分)                 │
│  ・メール/チャット確認                  │
│  ・今日のタスク確認と計画               │
│  ・デイリースタンドアップ               │
├─────────────────────────────────────────┤
│  午前の集中タイム(2〜3時間)           │
│  ・重要なタスクに集中                   │
│  ・割り込みを最小限に                   │
├─────────────────────────────────────────┤
│  昼休み(1時間)                        │
│  ・しっかり休む                         │
├─────────────────────────────────────────┤
│  午後の作業タイム(3〜4時間)           │
│  ・ミーティング                         │
│  ・コミュニケーション系のタスク         │
│  ・継続的な作業                         │
├─────────────────────────────────────────┤
│  夕方のルーティン(15〜30分)           │
│  ・今日の振り返り                       │
│  ・明日の準備                           │
│  ・日報作成                             │
└─────────────────────────────────────────┘

朝のルーティン

出社〜作業開始(30分)

09:00 - 09:10 メール・チャット確認
  - 緊急の連絡がないかチェック
  - 返信が必要なものをリストアップ

09:10 - 09:20 今日のタスク確認
  - カンバンボードを確認
  - 今日やるタスクを3つ決める
  - 優先順位を確認

09:20 - 09:30 1日の計画を立てる
  - 時間割を作る
  - ミーティングの時間を確認
  - 集中タイムを確保

朝のチェックリスト

□ メール・チャットを確認した
□ 今日のタスクを3つ決めた
□ 時間割を作った
□ 昨日の続きがあれば確認した
□ ブロッカーがないか確認した

午前の集中タイム

なぜ午前が重要か

時間帯特徴
午前脳がフレッシュ、集中力が高い
午後疲れてくる、集中力が落ちやすい

重要なタスクは午前中に

午前の過ごし方

09:30 - 11:00 集中タイム1(90分)
  - 最も重要なタスクに取り組む
  - 通知をOFF
  - 話しかけられたら「後で」と伝える

11:00 - 11:15 小休憩
  - トイレ、飲み物
  - メール・チャット簡易確認

11:15 - 12:00 集中タイム2(45分)
  - 午前の残り時間で進める

午前中に向いているタスク

  • 新機能の設計・実装
  • 難しいバグの調査
  • 重要な資料の作成
  • 深く考える必要がある作業

午後の作業タイム

午後の過ごし方

13:00 - 13:30 メール・チャット対応
  - 午前中に来た連絡に返信
  - レビュー依頼への対応

13:30 - 15:00 作業タイム
  - ミーティングがあれば参加
  - 継続的な作業を進める

15:00 - 15:15 小休憩

15:15 - 17:00 作業タイム
  - 残りのタスクを進める
  - コードレビュー
  - 軽めのタスク

午後に向いているタスク

  • ミーティング
  • コードレビュー
  • 質問への回答
  • ドキュメント作成
  • 定型的な作業

夕方のルーティン

退社前(15〜30分)

17:00 - 17:15 今日の振り返り
  - 完了したタスクを確認
  - 進捗状況を更新
  - 問題があれば記録

17:15 - 17:25 明日の準備
  - 明日やるタスクを確認
  - 続きの作業があれば状態をメモ
  - 明日の最初にやることを決めておく

17:25 - 17:30 日報作成
  - 今日やったこと
  - 明日やること
  - 困りごと

夕方のチェックリスト

□ 今日の進捗をカンバンボードに反映した
□ 作業中のタスクの状態をメモした
□ 明日の最初にやることを決めた
□ 日報を書いた
□ ブロッカーがあれば報告した

週間ルーティン

月曜日

・週の目標を確認
・今週のタスクを整理
・ミーティングスケジュールを確認

水曜日

・週の中間振り返り
・進捗が遅れていないか確認
・必要なら計画を調整

金曜日

・週報作成
・来週の準備
・今週の学びを整理

ルーティンを定着させるコツ

1. 小さく始める

× いきなり完璧なルーティンを目指す
○ まず朝の10分だけルーティン化する

2. トリガーを決める

「出社したらまずメールを確認」
「コーヒーを淹れたら今日のタスクを確認」
「昼休み後は必ず進捗を更新」

3. 記録する

最初の2週間は毎日チェックリストをつける
→ できたこと、できなかったことを振り返る
→ 調整して自分に合った形にする

4. 例外を許容する

○ 緊急対応でルーティンが崩れることもある
○ 翌日からまた戻せばOK
× 一度崩れたからとやめてしまう

サンプルスケジュール

新人エンジニアの1日

09:00 - 09:15  メール・チャット確認、今日の計画
09:15 - 09:30  デイリースタンドアップ
09:30 - 11:00  集中タイム(メインタスク)
11:00 - 11:15  休憩、メール確認
11:15 - 12:00  集中タイム続き
12:00 - 13:00  昼休み
13:00 - 13:30  レビュー対応、質問への回答
13:30 - 15:00  作業タイム
15:00 - 15:15  休憩
15:15 - 16:00  作業タイム
16:00 - 17:00  軽めのタスク、調査など
17:00 - 17:30  振り返り、日報、明日の準備

まとめ

時間帯ルーティン
メール確認、今日の計画、デイリー
午前集中タイム(重要タスク)
午後ミーティング、コミュニケーション、継続作業
夕方振り返り、日報、明日の準備

チェックリスト

  • 朝のルーティンを理解した
  • 午前に重要なタスクを入れる理由を理解した
  • 夕方のルーティンを理解した
  • 自分に合ったスケジュールをイメージできた

次のステップへ

日次ルーティンの作り方がわかりました。

次のセクションでは、実際に複数タスクを管理するシミュレーション演習を行います。


推定読了時間: 30分