LESSON 30分

締め切りとの向き合い方

ストーリー

上司「この資料、金曜までにお願いね」

金曜日...あと4日ある。まだ大丈夫かな。

(木曜日の夕方)

やばい! 全然手をつけてなかった...!

先輩「締め切り前日に焦るのは、みんな一度は経験するよ。でも、そうならない方法を身につけよう」


締め切りとは何か

定義

締め切り = 作業を完了させる期限

英語では Deadline(デッドライン) = 「死線」。それくらい重要なものです。

締め切りは「約束」

観点説明
信頼の基盤締め切りを守ることは、信頼の最も基本的な要素
チームへの影響あなたの遅れが、他のメンバーの作業に影響する
ビジネスへの影響納期遅延は、顧客や売上に直結する

先輩「締め切りを守れる人は、自然と信頼される。逆に、何度も遅れると任される仕事が減ってしまうんだ」


締め切りに対する心構え

3つの原則

原則1: 締め切りは動かせないと考える

× 「間に合わなかったら延長してもらおう」
○ 「この日までに絶対に完了させる」

まず「動かせない」前提で計画を立てましょう。 本当にどうしても無理な場合の対応は、Step 3-4 で学びます。

原則2: 早め完了を目指す

締め切り: 金曜日
目標完了: 木曜日(1日前)

理由:
├── 予想外のトラブルに対応できる
├── レビューや修正の時間が取れる
└── 余裕があると品質が上がる
目標説明
締め切りの1日前完了最終確認・修正の余裕を持つ
締め切りの2日前に8割完了残りの調整に時間を使える

原則3: 完了の定義を明確にする

× 「だいたいできた」
○ 「完了条件のチェックリストがすべて埋まった」

「できた」の認識がずれると、締め切り直前に「やり直し」が発生します。


締め切りの種類

ハード締め切りとソフト締め切り

種類説明
ハード締め切り絶対に動かせないリリース日、クライアントへの納品日
ソフト締め切り交渉の余地がある社内の報告書、個人の目標

見分け方

ハード締め切りかどうかの判断基準:

□ 外部(顧客、取引先)との約束か? → ハード
□ イベントや日付に紐づいているか? → ハード
□ 遅れると金銭的な損害が出るか?   → ハード
□ 社内の内部的な期限か?           → ソフト(の可能性)

先輩「ただし、ソフト締め切りだからといって守らなくていいわけじゃない。社内の信頼にも関わるからね」


締め切りを守るための5つの習慣

習慣1: 受けたらすぐに記録する

依頼を受けたら即座にやること:
1. タスク管理ツールにチケットを作成する
2. 締め切り日を明記する
3. カレンダーにも登録する

習慣2: 最初の30分で全体を把握する

タスクを受けたら:
1. 何をする必要があるか全体像を把握する(15分)
2. 不明点をリストアップする(10分)
3. ざっくり見積もりを出す(5分)

習慣3: 逆算して中間目標を設定する

例: 金曜日締め切りの資料作成

金曜日: 最終確認・提出
木曜日: 全体を通しで確認・修正
水曜日: 資料の作成完了
火曜日: 資料の骨子を作成
月曜日: 必要な情報を収集

習慣4: 毎日進捗を確認する

  • 朝: 「今日は何をどこまで進めるか」を確認
  • 夕方: 「今日どこまで進んだか」を振り返る

習慣5: 完了条件を先に決める

資料作成の完了条件:
- [ ] 必要なデータがすべて含まれている
- [ ] 誤字脱字がない
- [ ] 上司のレビューが完了している
- [ ] 提出先に送付されている

締め切りを守れない人の特徴

特徴改善方法
「まだ時間がある」と思ってしまう逆算して中間目標を設定する
最初に完璧を目指すまず60点のものを作り、後から品質を上げる
不明点を放置する受けたらすぐに質問して不明点を解消する
進捗を確認しない毎日朝夕に進捗をチェックする
1人で抱え込む困ったら早めに相談する

まとめ

ポイント内容
締め切りは約束信頼の基盤。守ることが最優先
3つの原則動かせないと考える、早め完了、完了定義を明確に
5つの習慣即記録、全体把握、逆算、毎日確認、完了条件
早め完了締め切りの1日前を目標にする

チェックリスト

  • 締め切りが「約束」である理由を説明できる
  • 3つの原則を理解した
  • 5つの習慣を実践する準備ができた
  • ハード締め切りとソフト締め切りの違いがわかる

次のステップへ

締め切りとの向き合い方がわかりました。次は、具体的な「作業計画の立て方」を学びましょう。


推定読了時間: 30分