ストーリー
先
先輩
じゃあ実際にタスクをチケットとして書いてみよう
先
先輩
タスク管理ツールでは、1つの作業単位を『チケット』とか『Issue』って呼ぶんだ。書き方にコツがあるんだよ
チケットとは
定義
チケット = タスク管理ツール上の1つの作業単位
ツールによって呼び方が異なります。
| ツール | 呼び方 |
|---|
| GitHub | Issue(イシュー) |
| Jira | チケット / Issue |
| Trello | カード |
| Notion | タスク / アイテム |
| Backlog | 課題 |
なぜチケットを書くのか
- 作業内容を明確にする: 何をすればいいか迷わない
- 完了条件を定義する: 「終わった」の基準がはっきりする
- 情報を共有する: 他の人が見ても状況がわかる
- 記録を残す: 後から振り返れる
チケットの構成要素
基本要素(必須)
| 要素 | 説明 | 例 |
|---|
| タイトル | 作業内容を一言で表す | 「ユーザー一覧画面のデザイン修正」 |
| 説明 | 作業の詳細、背景、手順 | 背景と具体的な作業内容を記述 |
| 担当者 | 誰がやるか | 田中 |
| 期限 | いつまでにやるか | 2026-01-17 |
| ステータス | 現在の状態 | Todo / In Progress / Done |
追加要素(推奨)
| 要素 | 説明 | 例 |
|---|
| 優先度 | 急ぎ具合 | 高 / 中 / 低 |
| ラベル | カテゴリ分け | バグ修正、機能追加、ドキュメント |
| 見積もり時間 | かかりそうな時間 | 2時間 |
| 関連チケット | 依存するタスク | #12 が完了してから着手 |
良いタイトルの書き方
悪い例と良い例
| 悪い例 | 問題点 | 良い例 |
|---|
| 修正 | 何を修正するかわからない | ログイン画面のエラーメッセージを修正 |
| 資料 | 何の資料かわからない | 月次報告会の発表資料を作成 |
| 確認お願い | アクションが不明確 | テスト結果をレビューして承認する |
| バグ | どんなバグかわからない | 検索結果が0件のとき画面が真っ白になるバグ |
タイトルの書き方ルール
【良いタイトルのパターン】
「何を」+「どうする」
例:
- ユーザー一覧画面のデザインを修正する
- テストデータを10件準備する
- 月次報告書のテンプレートを作成する
- ログイン機能のテストを実行する
説明の書き方
テンプレート
## 背景
なぜこの作業が必要なのかを書く
## やること
具体的な作業手順を書く
1. ○○を確認する
2. △△を修正する
3. □□を更新する
## 完了条件
何をもって「終わり」とするかを書く
- [ ] ○○が正常に動作する
- [ ] △△のレビューが完了している
- [ ] □□に反映されている
## 備考
注意事項や参考情報を書く
具体例
タイトル: テストデータを10件準備する
## 背景
来週のデモ用に、テスト環境にサンプルデータが必要。
現在テスト環境にはデータが入っていない。
## やること
1. テストデータの仕様書を確認する
2. ユーザーデータを10件作成する
3. テスト環境のDBに投入する
4. 画面で表示されることを確認する
## 完了条件
- [ ] ユーザーデータ10件がDBに登録されている
- [ ] 画面で10件のユーザーが表示される
- [ ] データの内容が仕様書と一致している
## 備考
- 仕様書は /docs/test-data-spec.md を参照
- 個人情報は使わず、ダミーデータを使用すること
ステータスの種類
基本の3ステータス
| ステータス | 意味 | 説明 |
|---|
| Todo | 未着手 | まだ作業を始めていない |
| In Progress | 作業中 | 現在取り組んでいる |
| Done | 完了 | 作業が終わった |
よくある拡張ステータス
| ステータス | 意味 |
|---|
| Backlog | いつかやるリスト |
| Ready | 着手可能(準備完了) |
| In Review | レビュー待ち |
| Blocked | 何かの理由で止まっている |
タスクのライフサイクル:
Backlog → Todo → In Progress → In Review → Done
↓
Blocked(問題発生時)
優先度の設定
優先度の基準
| 優先度 | 意味 | 目安 |
|---|
| 高(High) | すぐにやる | 今日〜明日中に対応 |
| 中(Medium) | 計画通りに進める | 期限までに対応 |
| 低(Low) | 余裕があるときにやる | 他が終わってから対応 |
先輩「最初はすべて『高』にしたくなるけど、全部が高だと優先順位の意味がなくなるよ。本当に急ぎのものだけ『高』にしよう」
チケットを書くときの注意点
5つのルール
- 1チケット1作業: 複数の作業を1つにまとめない
- 具体的に書く: 曖昧な表現を避ける
- 完了条件を明確に: 「何をもって終わりか」を定義する
- 他の人が読んでもわかる: 自分だけがわかる書き方をしない
- 更新を忘れない: ステータスは常に最新にする
1チケット1作業の例
【悪い例】
タイトル: 画面の修正と資料作成
【良い例】
チケット1: ユーザー一覧画面のレイアウトを修正する
チケット2: 画面修正に関する報告資料を作成する
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|
| チケットとは | ツール上の1つの作業単位 |
| 必須要素 | タイトル、説明、担当者、期限、ステータス |
| タイトルのコツ | 「何を」+「どうする」で具体的に |
| 説明のコツ | 背景、やること、完了条件を書く |
| ステータス | Todo → In Progress → Done が基本 |
チェックリスト
次のステップへ
チケットの書き方がわかりました。次は、チケットを視覚的に管理する「カンバンボード」の使い方を学びましょう。
推定読了時間: 30分