ミーティングでの発言の仕方
ストーリー
「ミーティングの種類はわかったんですけど、いざ発言となると緊張して...」
「最初はみんなそうだよ。でもコツを知っていれば大丈夫」
「コツがあるんですか?」
「うん。場面ごとのテンプレートを使えば、自信を持って発言できるようになるよ」
発言が難しいと感じる理由
よくある不安
| 不安 | 実際は... |
|---|---|
| 間違ったことを言ったらどうしよう | 間違いを恐れる必要はない。訂正すればOK |
| 的外れな発言だったら恥ずかしい | 新人の質問は歓迎される |
| 話すタイミングがわからない | 手を挙げるか、チャットで「発言いいですか」と言えばOK |
| うまくまとまらない | 結論を先に言えば大丈夫 |
発言の基本ルール
1. 結論ファースト
× 「えーと、昨日いろいろやって、最初は〇〇をして、
それから△△をやったんですけど、途中で詰まって...
結局、まだ完成していません」
○ 「昨日の進捗は70%です。残りは今日午前中に完了予定です」
2. 短く、具体的に
× 「いろいろ問題があります」
○ 「API接続でエラーが出ていて、原因を調査中です」
3. 数字を使う
× 「だいたい終わりました」
○ 「5つのタスクのうち4つが完了しました」
デイリースタン ドアップでの発言
テンプレート
「昨日は[やったこと]を完了しました。
今日は[今日やること]を進めます。
[困りごとがあれば/なければ「特に困りごとはありません」]」
良い例
「昨日はお知らせ一覧ページのHTML/CSSを完了しました。
今日はAPI連携を進めて、夕方までに動作確認まで終わらせる予定です。
特に困りごとはありません」
「昨日はログイン機能のテストを進めました。進捗は80%です。
今日は残りのテストを完了させます。
1点困っていることがあります。テストデータの準備で、
山田さんの環境が必要なのですが、ご都合いかがでしょうか」
困りごとの伝え方
■ 何に困っているか
「APIのレスポンス形式が仕様書と異なっていて、処理できません」
■ 何が必要か
「仕様を確認させていただきたいのですが、どなたに聞けばよいでしょうか」
スプリントレビューでの発言
デモをするとき
【導入】
「今日は[機能名]をデモします。
この機能は[目的・背景]のために作りました」
【デモ】
「まず[操作1]をすると...[結果1]となります。
次に[操作2]をすると...[結果2]となります」
【まとめ】
「以上で[機能名]のデモを終わります。
ご質問があればお願いします」
デモの良い例
「今日はお知らせ一覧ページをデモします。
この機能は、社員が最新のお知らせを確認するために作りました。
まず、ダッシュボードからお知らせリンクをクリックすると、
一覧ページが表示されます。
ここでは最新10件が表示されていて、「もっと見る」を押すと
追加で10件読み込まれます。
各お知らせをクリックすると詳細が表示されます。
以上でお知らせ一覧ページのデモを終わります。
ご質問やフィードバックがあればお願いします」
質問を受けたとき
■ 答えられる場合
「ご質問ありがとうございます。[回答]です」
■ わからない場合
「確認して後ほどご連絡します」
「その点は[担当者]に確認が必要です」
レトロスペクティブでの発言
良かったこと(Keep)を伝える
「今回のスプリントで良かったことは[具体的な事象]です。
[その理由や効果]でした」
例
「毎朝の朝会で進捗が見える化されていたのが良かったです。
自分の作業が全体のどの位置にあるか把握できました」
改善点(Problem)を伝える
「[問題]がありました。
[その影響]という結果になりました」
例
「レビューの待ち時間が長くなることがありました。
その間、次のタスクに着手していいか判断に迷いました」
提案(Try)を伝える
「[提案内容]を試してみたいです。
[期待される効果]につながると思います」
例
「レビュー依頼時にSlackで通知する運用を試してみたいです。
レビュー待ち時間の短縮につながると思います」
1on1での発言
相談の切り出し方
「今日は[トピック]についてご相談したいです」
「[状況]という状況で、[悩み]と感じています」
例
「今日はスキルアップについてご相談したいです。
フロントエンドの基本は理解できてきたのですが、
次に何を学ぶべきか迷っています」
フィードバックを求める
「最近の自分の仕事ぶりについて、
フィードバックをいただけますか?
改善点があれば教え てください」
困りごとを伝える
「1点相談があります。
[状況]について困っています。
[自分の考え]と思っているのですが、どう思われますか?」
オンラインミーティングでの注意点
カメラ・マイク
| 項目 | 推奨 |
|---|---|
| カメラ | 基本的にON(チームの方針に従う) |
| マイク | 発言時以外はミュート |
| 背景 | シンプルに(バーチャル背景もOK) |
発言の仕方
■ 発言前
「〇〇です。発言してもいいですか?」
または挙手機能を使う
■ 発言後
「以上です」と明確に終わりを示す
リアクション
| 方法 | 場面 |
|---|---|
| うなずく | 話を聞いているとき |
| 絵文字リアクション | 賛成・理解したとき |
| チャットで「+1」「いいですね」 | 発言を遮りたくないとき |
質問するときのフォーマット
基本形
「[トピック]について質問があります。
[質問の背景や文脈]
[具体的な質問]」
例
「今の説明について質問があります。
『顧客優先で 対応する』とのことでしたが、
複数の顧客から同時に依頼が来た場合、
どの基準で優先順位を決めればよいでしょうか?」
質問の前置き
「初歩的な質問かもしれませんが...」
「確認のための質問です...」
「理解を深めるための質問です...」
まとめ
| 場面 | ポイント |
|---|---|
| デイリースタンドアップ | 昨日・今日・困りごとを簡潔に |
| スプリントレビュー | 導入 → デモ → まとめの流れで |
| レトロスペクティブ | Keep/Problem/Tryを具体的に |
| 1on1 | 相談したいことを事前に整理 |
| 質 問 | 背景を説明してから質問 |
チェックリスト
- 結論ファーストで話す習慣がついた
- デイリースタンドアップのテンプレートを覚えた
- 困りごとを伝える方法を理解した
- オンラインミーティングのマナーを理解した
次のステップへ
ミーティングでの発言の仕方がわかりました。
次のセクションでは、実際のミーティングシナリオで発言を練習してみましょう。
推定読了時間: 25分