LESSON 30分

質問は恥ずかしくない

ストーリー

「あの...すみません、質問があるんですけど...迷惑じゃないですか?」

「全然迷惑じゃないよ!むしろ質問してくれたほうが助かるんだ」

「え、そうなんですか?聞くのが恥ずかしくて...」

「新人が質問しないほうが心配になるよ。質問は成長のエンジンなんだ」


質問しない人はどうなるか

シナリオ: 質問できないCさん

Day 1: 「このタスク、よくわからないけど聞くのが怖い...」
Day 2: 「たぶんこうだろう」と自己判断で進める
Day 3: 「なんか違う気がするけど、今さら聞けない...」
Day 4: 「完成しました」
Day 5: 上司「全然違う方向に進んでいる...最初に聞いてくれれば...」

結果: 5日間の作業がすべて無駄に。

シナリオ: 質問できるDさん

Day 1: 「このタスク、確認させてください」→ 認識合わせ完了
Day 2: 順調に作業
Day 3: 「ここの仕様がわからないので教えてください」→ 5分で解決
Day 4: 「完成しました」
Day 5: 上司「完璧!次のタスクもお願い」

結果: 正しい方向で効率的に完了。


なぜ先輩は質問を歓迎するのか

先輩の本音

先輩の気持ち理由
質問してくれると安心「ちゃんと考えながら進めているんだな」
早く聞いてくれると助かる「手遅れになる前に軌道修正できる」
質問しない新人は心配「わかっているのか、わかっていないのか判断できない」
教えるのは先輩の仕事「新人を育てるのは自分の役割」

Googleの調査結果

Googleの「Project Aristotle」という研究で、最も生産性が高いチームの特徴が明らかになりました。

それは 「心理的安全性」 が高いチームです。

心理的安全性が高いチーム:
- 誰でも自由に質問できる
- 間違いを恐れずに発言できる
- 「こんなこと聞いていいのかな」と思わなくていい

あなたが質問することは、チームの心理的安全性を高める行動でもあります。


質問は「できない人」の行動ではない

よくある誤解

× 「質問する = わからない = できない人」
○ 「質問する = 確認する = 確実に進められる人」

実は上級者ほど質問する

レベル質問の傾向
初心者恥ずかしくて質問できない
中級者必要なときに質問できる
上級者積極的に質問して認識を合わせる

経験豊富なエンジニアでも、わからないことは山ほどあります。 違いは「質問する勇気があるかどうか」です。


質問しないことのコスト

時間のコスト

自分で3時間悩む → 結局解決できない → 先輩に聞く → 5分で解決

→ 2時間55分が無駄になった

品質のコスト

間違った理解で作業を進める → 完成後にやり直し

→ 作業時間が2倍に

信頼のコスト

質問せずに間違えた → 「なぜ聞かなかったの?」

→ 信頼を損なう可能性

質問するときの心構え

3つの心構え

  1. 質問は権利であり義務 -- 新人が質問するのは当然のこと
  2. 相手の時間を尊重する -- 事前に自分で調べてから質問する
  3. 感謝を忘れない -- 教えてもらったら「ありがとうございます」

質問する前に自分に聞くこと

✓ 「自分で調べたか?」(15分は調べる)
✓ 「何がわからないか明確か?」
✓ 「相手の時間は大丈夫か?」

まとめ

ポイント内容
質問は成長のエンジン質問しない人は成長が遅れる
先輩は質問を歓迎する質問しないほうが心配される
質問は「できる人」の行動上級者ほど積極的に質問する
質問しないコスト時間、品質、信頼のすべてに悪影響
  • 質問することの重要性を理解した
  • 先輩が質問を歓迎する理由がわかった
  • 質問する前の準備方法を学ぶ

次のステップへ

質問することの大切さがわかりましたか?

次のセクションでは、質問する前に何を準備すればいいかを学びます。 「良い質問」をするための第一歩です。


推定読了時間: 30分