LESSON 30分

なぜ日報を書くのか

ストーリー

「今日から日報を毎日書いてもらうね」

「日報...ですか。面倒くさそう...」

「最初はそう思うよね。でも日報は自分のためでもあるんだよ」

「自分のため?上司に見せるためだけじゃないんですか?」

「日報には4つの大事な役割があるんだ。説明するね」


日報の4つの役割

1. 自己振り返り

日報を書くとき、1日の行動を振り返ります。

「今日は何をやったっけ...」
「あ、この作業に3時間もかかった。もっと効率化できないかな」
「午前中は集中できたけど、午後はだれてしまった」

書くことで、自分の成長ポイントや改善点に気づけます。

2. チームへの情報共有

チームメンバーがあなたの状況を知ることができます。

「新人の山田さん、今日はログイン機能をやっているんだな」
「困っていることがあるみたいだから、明日声をかけよう」

日報がなければ、あなたが何をしているか誰もわかりません。

3. 上司への報告

上司は複数のメンバーの進捗を把握する必要があります。

上司の視点:
「山田さんは順調だな」
「佐藤さんは困っているようだから、フォローしよう」
「来週のスケジュールを調整したほうがいいかも」

日報は、上司にとって重要な判断材料になります。

4. 記録として残す

記憶は消えますが、記録は残ります。

1ヶ月後: 「あの機能の実装、どうやったっけ?」→ 日報を検索
評価面談: 「この3ヶ月で何をやりましたか?」→ 日報を振り返る
引き継ぎ: 「この作業の経緯を教えて」→ 日報で確認

日報を書かないとどうなるか

シナリオ: 日報を書かない新人

1週間目: 何も報告しない
2週間目: 上司「何してるんだろう...大丈夫かな」
3週間目: 上司「進捗を聞いても曖昧な答えしか返ってこない」
1ヶ月後: 上司「信頼して任せにくいな...」

シナリオ: 日報をしっかり書く新人

1週間目: 毎日日報を提出
2週間目: 上司「着実に進んでいるね。ここをもう少し工夫してみよう」
3週間目: 上司「よく頑張っている。次のタスクも任せてみよう」
1ヶ月後: 上司「安心して仕事を任せられる」

日報は「信頼」を積み重ねるツールです。


日報を書く習慣を作るコツ

いつ書くか

タイミングメリットデメリット
終業直前(推奨)記憶が新しい退勤を急ぐと雑になる
翌朝冷静に振り返れる昨日の記憶が薄れている
こまめにメモ → 夕方まとめ正確で漏れがない手間がかかる

おすすめ: 終業15分前に書き始める

書く時間の目安

  • 最初は 15〜20分
  • 慣れてきたら 5〜10分

「5分で書ける日報」を目指しましょう。最初から完璧を求めなくてOKです。

続けるコツ

  1. 毎日同じ時間に書く -- 習慣化する
  2. テンプレートを使う -- 書く内容に迷わない
  3. 完璧を求めない -- 短くてもOK、まず「書く」ことが大事
  4. 作業中にメモを取る -- 夕方にまとめやすくなる

日報は成長の記録

3ヶ月後に日報を振り返ると、自分の成長が見えます。

1ヶ月目の日報: 「HTMLの基本タグを学んだ」
2ヶ月目の日報: 「Reactコンポーネントを作成した」
3ヶ月目の日報: 「APIとの連携機能を実装した」

「自分、こんなに成長したんだ」と実感できる日が必ず来ます。


まとめ

ポイント内容
日報の役割自己振り返り、チーム共有、上司報告、記録
書くタイミング終業15分前がおすすめ
目安時間最初は15〜20分、慣れたら5〜10分
続けるコツテンプレート使用、完璧を求めない
  • 日報を書く理由を理解した
  • 日報のテンプレートを学ぶ

次のステップへ

日報を書く理由がわかりましたか?

次のセクションでは、実際の日報テンプレートを紹介します。 「何を書けばいいかわからない」がなくなるよう、型を覚えましょう。


推定読了時間: 30分