LESSON 25分

報連相のタイミング

ストーリー

「報告と連絡と相談の違いはわかった?」

「はい!でも、いつ報告すればいいのかがわからないです。タスクが終わったときだけ?」

「いい質問だね。実はタイミングがとても大事なんだ。遅すぎると手遅れになるし、多すぎると相手の邪魔になる」

「ちょうどいいタイミングってどうやって判断するんですか?」


タイミングの基本原則

鉄則: 悪いニュースほど早く伝える

良いニュース → 早く伝えると喜ばれる
悪いニュース → 早く伝えると対策が打てる
悪いニュース → 遅く伝えると取り返しがつかない

「悪い報告ほど早く」が、社会人として最も重要な習慣です。


報告のタイミング

いつ報告するか

タイミング具体例重要度
タスク完了時「依頼された作業が完了しました」必須
問題発生時「エラーが解消できません」最優先
進捗の節目「半分まで進みました」重要
予定変更時「遅れそうです」「早く終わりそうです」重要
1日の終わり「今日の進捗をお伝えします」推奨

報告が遅れるとどうなるか

タスク開始 ──────────────────────── 期限
    │                                  │
    │  問題発生(火曜)                    │
    │      │                           │
    │      ├─ すぐ報告 → 水曜に方向転換 → 期限内に完了
    │      │
    │      └─ 金曜に報告 → もう間に合わない → 期限超過

新人の目安: こまめに報告

最初のうちは「報告しすぎ」くらいがちょうどいいです。

午前: 「今日は〇〇に取り組みます」
昼:   「午前中に△△まで進みました」
夕方: 「今日は□□まで完了しました。明日は〇〇をやります」

慣れてきたら、上司と相談して頻度を調整しましょう。


連絡のタイミング

いつ連絡するか

タイミング具体例
情報を知った直後「会議の時間が変わったそうです」
予定変更時「明日は在宅勤務にします」
不在・遅刻時「電車遅延で15分遅れます」
共有すべき情報を得たとき「このライブラリにセキュリティ問題があるようです」

連絡のポイント

○ 「知った時点ですぐ共有」が基本
○ 関係者全員に漏れなく伝える
× 「あとで言えばいいか」は危険
× 一部の人にだけ伝えて残りを忘れる

相談のタイミング

いつ相談するか

タイミング具体例
15分悩んだら「15分調べたけどわからないので相談します」
判断に迷ったら「AとBどちらがいいですか?」
方針が不明確なとき「この要件の解釈が合っているか確認したいです」
影響範囲が大きいとき「この変更はデータベースに影響しそうです」
期限に間に合わなそうなとき「早めにご相談ですが、期限の延長は可能ですか?」

15分ルール

新人のための重要なルールがあります。

問題発生
    │
    ├── 自分で調べる(15分以内)
    │       │
    │       ├── 解決できた → そのまま進む
    │       │
    │       └── 解決できない → 相談する ← ここが重要!
    │
    └── 15分以上悩み続ける → 時間の無駄 ← これはNG

15分調べてわからなければ、相談する。 これは「できない人」ではなく「効率的な人」の行動です。


相手の状況を見る

報連相しやすいタイミング

○ 朝のあいさつの後
○ 相手が席にいて作業の手が空いていそうなとき
○ ミーティングの前後
○ チャットやメールで非同期に

× 相手が電話中
× 相手が集中して作業しているとき(ヘッドホンをしている等)
× 会議直前で慌ただしいとき

声をかけるフレーズ

状況フレーズ
対面で声をかける「今、お時間よろしいですか?」
急ぎの場合「緊急のご報告があります」
チャットで連絡「お忙しいところ恐れ入ります。〇〇の件でご連絡です」
後でもよい場合「お手すきの際にご確認ください」

タイミング判断フローチャート

何か伝えたいことがある
    │
    ├── 緊急?(システム障害、重大バグ等)
    │       → 今すぐ伝える(電話・直接)
    │
    ├── 今日中に伝えるべき?
    │       → できるだけ早く(チャット・対面)
    │
    ├── 明日でもいい?
    │       → 日報に書く or 翌朝伝える
    │
    └── いつでもいい?
            → 定例ミーティングで共有

まとめ

ポイント内容
最重要ルール悪いニュースほど早く伝える
報告の目安完了時、問題時、節目、1日の終わり
連絡の目安知った直後にすぐ
相談の目安15分悩んだら相談する
相手への配慮状況を見て声をかける
  • 報連相のタイミングを理解した
  • 15分ルールを理解した
  • 実際の場面で適切なタイミングを判断できるようになる

次のステップへ

報連相の「いつ」がわかりましたね。

次のセクションでは、「どう伝えるか」のフォーマットを学びます。 結論ファーストで、わかりやすく伝える方法を身につけましょう。


推定読了時間: 25分