LESSON 25分

インターネットとは何か

ストーリー

「先輩、インターネットって結局なんなんですか?」

「うーん、一言で言うと"ネットワークのネットワーク"かな」

「ネットワークの...ネットワーク?」

「そう。小さなネットワークが繋がり合って、巨大なネットワークになっている。それがインターネットだよ」


インターネットとは

一言で言うと

世界中のコンピュータネットワークが相互に接続された巨大なネットワーク

「Inter(相互の)」+「Net(ネットワーク)」= Internet


ネットワークの種類

LAN(Local Area Network)

家やオフィスなど、狭い範囲 のネットワーク。

[PC] --- [ルーター] --- [スマホ]
             |
          [プリンター]
  • 家庭内のWi-Fiネットワーク
  • 会社のオフィスネットワーク
  • 学校のコンピュータ室

WAN(Wide Area Network)

都市間や国をまたぐ 広い範囲 のネットワーク。

[東京オフィスLAN] --- WAN --- [大阪オフィスLAN]
  • インターネット回線
  • 企業の拠点間ネットワーク

インターネット = 最大のWAN

[家庭LAN] → [ISP] → [インターネット] ← [ISP] ← [企業LAN]
                         ↑
              [大学LAN] → [ISP]

ISP(Internet Service Provider)= インターネットサービスプロバイダ(NTT、au、ソフトバンクなど)


インターネットの歴史(簡略版)

年代出来事
1969年ARPANET誕生(米国防総省の研究ネットワーク)
1983年TCP/IPプロトコル採用(現在のインターネットの基盤)
1991年WWW(World Wide Web)誕生
1995年頃一般家庭にインターネットが普及開始
2007年iPhone発売、モバイルインターネットの爆発的普及
現在世界中で約50億人がインターネットを利用

インターネットの物理的な姿

「インターネット」と聞くと目に見えないものを想像しがちですが、実は物理的なインフラが存在します。

海底ケーブル

[日本] ===== 海底ケーブル ===== [アメリカ]
         (光ファイバー)
  • 世界中を 約500本以上 の海底ケーブルが結んでいる
  • 光ファイバーで高速にデータを伝送
  • 大陸と大陸を物理的に接続

データセンター

世界中にサーバーが設置された巨大施設がある。

  • Google: 世界30か所以上にデータセンター
  • Amazon(AWS): 世界30以上のリージョン
  • 日本にも東京・大阪にデータセンターが多数

通信経路の全体像

あなたのPC
    ↓ (Wi-Fi / LANケーブル)
ルーター(自宅)
    ↓ (光ファイバー)
ISPの設備
    ↓ (光ファイバー / 海底ケーブル)
相手のサーバー(データセンター)

クライアントとサーバー

インターネット上の通信は、基本的に クライアントサーバー のやり取りです。

クライアント

サービスを 利用する側

  • あなたのPC
  • スマートフォン
  • タブレット

サーバー

サービスを 提供する側

  • Webサーバー(Webページを配信)
  • メールサーバー(メールを管理)
  • DNSサーバー(名前解決を行う)

通信の流れ

[クライアント]  ── リクエスト ──>  [サーバー]
(ブラウザ)                      (Webサーバー)
                                      |
[クライアント]  <── レスポンス ──  [サーバー]
(画面に表示)                    (HTMLを返す)
  1. クライアントが「このページを見せて」とリクエストを送る
  2. サーバーが該当するデータを探す
  3. サーバーがレスポンスとしてデータを返す
  4. クライアント(ブラウザ)が画面に表示する

パケット通信

インターネットでは、データを小さな単位に分割して送信します。これを パケット と呼びます。

なぜパケットに分割するのか

大きなファイル(10MB)
    ↓ 分割
[パケット1] [パケット2] [パケット3] ... [パケットN]
    ↓ それぞれ異なる経路で送信可能
[パケット1] → 経路A → 到着
[パケット2] → 経路B → 到着
[パケット3] → 経路A → 到着
    ↓ 受信側で再構成
大きなファイル(10MB)
  • 効率的: 回線を独占しない(他のユーザーとシェアできる)
  • 信頼性: 一部が失われても再送すればOK
  • 柔軟性: 異なる経路で送信できる

まとめ

ポイント内容
インターネットネットワークのネットワーク(世界規模の相互接続)
LAN と WANLANは狭い範囲、WANは広い範囲のネットワーク
クライアントとサーバー利用する側(クライアント)と提供する側(サーバー)
パケット通信データを小さな単位に分割して送信する仕組み

チェックリスト

  • インターネットが「ネットワークのネットワーク」であると理解した
  • LANとWANの違いを説明できる
  • クライアントとサーバーの役割を説明できる
  • パケット通信の仕組みを理解した

次のステップへ

インターネットの全体像が見えてきましたか?

次のセクションでは、コンピュータ同士が通信するための「約束事」、つまり プロトコル について学びます。なぜルールが必要なのか、一緒に考えていきましょう。


推定読了時間: 25分