SQLiteをインストールしよう
ストーリー
「じゃあ実際にSQLiteで練習してみよう。インストールは簡単だよ」
「サーバーとか設定とか必要ですか?」
「SQLiteはファイル1つで動くから、そういうの一切不要。だから学習に最適なんだ」
このセクションで学ぶこと
SQLiteをインストールし、最初の起動とSQL基本コマンドを確認します。
なぜSQLiteなのか
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 軽量 | ファイル1つで動く(サーバー不要) |
| 簡単 | インストールが数分で完了 |
| 無料 | 完全オープンソース |
| 互換性 | SQLの基本構文はMySQL、PostgreSQLとほぼ同じ |
| 実績 | Android、iOS、Chrome、Firefoxなど多くのソフトで採用 |
SQLiteは世界で最も使われているデータベースエンジンです。 スマートフォンには必ずSQLiteが入っています。
まずはSQLiteが入っているか確認
ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行してみましょう。
sqlite3 --version出力例(インストール済みの場合)
3.43.2 2023-10-10 12:14:04
バージョンが表示されれば、すでにSQLiteはインストールされています! 「初期設定をしよう」のセクションまで飛ばしてOKです。
出力例(未インストールの場合)
sqlite3: command not found
SQLiteがインストールされていません。以下の手順でインストールしましょう。
Macの場合
方法1: すでにインストールされている(多くの場合)
macOSにはSQLiteがプリインストールされています。
sqlite3 --versionバージョンが表示されれば、追加作業は不要です。
方法2: Homebrewを使う(最新版にしたい場合)
brew install sqlite3インストール確認
sqlite3 --versionWindowsの場合
方法1: 公式サイトからダウンロード(推奨)
- 公式サイトにアクセス: https://www.sqlite.org/download.html
- 「Precompiled Binaries for Windows」セクションから以下をダウンロード:
sqlite-tools-win-x64-XXXXXXX.zip
- ZIPファイルを展開
- 展開したフォルダを
C:\sqliteに移動 - 環境変数PATHに
C:\sqliteを追加
PATHの設定手順
- 「スタートメニュー」→「設定」→「システム」→「バージョン情報」
- 「システムの詳細設定」→「環境変数」
- 「システム環境変数」の
Pathを選択し「編集」 - 「新規」をクリックし
C:\sqliteを追加 - 「OK」で閉じる
方法2: Git Bashを使う
Git for Windowsをインストール済みの場合、Git BashからSQLiteが使える場合があります。
インストール確認
コマンドプロンプトまたはPowerShellで:
sqlite3 --versionLinuxの場合
Ubuntu / Debian
sudo apt update
sudo apt install sqlite3Fedora
sudo dnf install sqliteCentOS / RHEL
sudo yum install sqliteインストール確認
sqlite3 --version初めてSQLiteを起動しよう
1. 練習用フォルダを作成
mkdir ~/db-practice
cd ~/db-practice2. SQLiteを起動(練習用データベースを作成)
sqlite3 practice.db出力例
SQLite version 3.43.2 2023-10-10 12:14:04
Enter ".help" for usage hints.
sqlite>
sqlite>というプロンプトが表示されれば成功です! SQLiteの対話モードに入っています。
SQLiteの基本コマンド
SQLiteには「ドットコマンド」と呼ばれる管理用のコマンドがあります。 これらはSQLとは別のSQLite専用コマンドです。
よく使うドットコマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
.help | ヘルプを表示 |
.tables | テーブル一覧を表示 |
.schema | テーブルの構造を表示 |
.headers on | 結果にカラム名を表示する |
.mode column | 結果をカラム形式で表示する |
.quit | SQLiteを終了する |
試してみよう
sqlite> .help
たくさんのコマンドが表示されます。全部覚える必要はありません。
sqlite> .tables
まだテーブルを作っていないので、何も表示されません。
sqlite> .quit
SQLiteが終了し、通常のターミナルに戻ります。
表示を見やすくする設定
SQLiteで結果を見やすく表示するために、起動後に以下を実行しましょう。
sqlite> .headers on
sqlite> .mode column
設定前
sqlite> SELECT 1, 'テスト';
1|テスト
設定後
sqlite> SELECT 1 AS id, 'テスト' AS name;
id name
-- ------
1 テスト
毎回設定するのが面倒な場合は、ホームディレクトリに
.sqlitercファイルを作成できます:
echo ".headers on" >> ~/.sqliterc
echo ".mode column" >> ~/.sqlitercデータベースファイルの確認
SQLiteのデータベースは1つのファイルです。
ls -la ~/db-practice/出力例:
total 8
drwxr-xr-x 3 tanaka staff 96 2 5 10:00 .
drwxr-xr-x 28 tanaka staff 896 2 5 10:00 ..
-rw-r--r-- 1 tanaka staff 0 2 5 10:00 practice.db
practice.dbというファイルがデータベースの本体です。 このファイルをコピーすればデータベースのバックアップができます。
ハンズオン
以下を順番に実行して、SQLiteが正しく動作しているか確認しましょう。
1. SQLiteを起動
cd ~/db-practice
sqlite3 practice.db
sqlite>プロンプトが表示されればOK
2. 表示設定
sqlite> .headers on
sqlite> .mode column
3. 簡単なSQLを実行
sqlite> SELECT 'Hello, Database!' AS message;
出力例:
message
----------------
Hello, Database!
SQLが実行できました!
4. SQLiteを終了
sqlite> .quit
ターミナルに戻ればOK
よくあるトラブル
「sqlite3: command not found」が消えない(Mac)
ターミナルを再起動してみてください。それでもダメな場合はHomebrewでインストールしましょう。
「sqlite3: command not found」が消えない(Windows)
- PATHの設定を確認してください
- コマンドプロンプトを再起動してください
C:\sqlite\sqlite3.exeと直接パスを指定して起動を試みてください
データベースファイルが見つからない
sqlite3 practice.db を実行したディレクトリにファイルが作成されます。
pwd コマンドで現在のディレクトリを確認してください。
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| インストール確認 | sqlite3 --version |
| 起動 | sqlite3 データベース名.db |
| ヘルプ | .help |
| テーブル一覧 | .tables |
| 終了 | .quit |
チェックリスト
-
sqlite3 --versionでバージョンが表示される -
sqlite3 practice.dbで対話モードに入れる -
.tablesでテーブル一覧が表示される(まだ空でOK) -
.quitで終了できる
次のステップへ
SQLiteのインストールと基本操作は完了しましたか?
次のセクションでは、テーブルの仕組みを詳しく学びます。 データ型やPRIMARY KEYなど、テーブル設計の基礎を理解しましょう。
推定読了時間: 25分