LESSON 25分

SQLiteをインストールしよう

ストーリー

「じゃあ実際にSQLiteで練習してみよう。インストールは簡単だよ」

「サーバーとか設定とか必要ですか?」

「SQLiteはファイル1つで動くから、そういうの一切不要。だから学習に最適なんだ」


このセクションで学ぶこと

SQLiteをインストールし、最初の起動とSQL基本コマンドを確認します。


なぜSQLiteなのか

特徴説明
軽量ファイル1つで動く(サーバー不要)
簡単インストールが数分で完了
無料完全オープンソース
互換性SQLの基本構文はMySQL、PostgreSQLとほぼ同じ
実績Android、iOS、Chrome、Firefoxなど多くのソフトで採用

SQLiteは世界で最も使われているデータベースエンジンです。 スマートフォンには必ずSQLiteが入っています。


まずはSQLiteが入っているか確認

ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行してみましょう。

bash
sqlite3 --version

出力例(インストール済みの場合)

3.43.2 2023-10-10 12:14:04

バージョンが表示されれば、すでにSQLiteはインストールされています!  「初期設定をしよう」のセクションまで飛ばしてOKです。

出力例(未インストールの場合)

sqlite3: command not found

SQLiteがインストールされていません。以下の手順でインストールしましょう。


Macの場合

方法1: すでにインストールされている(多くの場合)

macOSにはSQLiteがプリインストールされています。

bash
sqlite3 --version

バージョンが表示されれば、追加作業は不要です。

方法2: Homebrewを使う(最新版にしたい場合)

bash
brew install sqlite3

インストール確認

bash
sqlite3 --version

Windowsの場合

方法1: 公式サイトからダウンロード(推奨)

  1. 公式サイトにアクセス: https://www.sqlite.org/download.html
  2. 「Precompiled Binaries for Windows」セクションから以下をダウンロード:
    • sqlite-tools-win-x64-XXXXXXX.zip
  3. ZIPファイルを展開
  4. 展開したフォルダを C:\sqlite に移動
  5. 環境変数PATHに C:\sqlite を追加

PATHの設定手順

  1. 「スタートメニュー」→「設定」→「システム」→「バージョン情報」
  2. 「システムの詳細設定」→「環境変数」
  3. 「システム環境変数」の Path を選択し「編集」
  4. 「新規」をクリックし C:\sqlite を追加
  5. 「OK」で閉じる

方法2: Git Bashを使う

Git for Windowsをインストール済みの場合、Git BashからSQLiteが使える場合があります。

インストール確認

コマンドプロンプトまたはPowerShellで:

bash
sqlite3 --version

Linuxの場合

Ubuntu / Debian

bash
sudo apt update
sudo apt install sqlite3

Fedora

bash
sudo dnf install sqlite

CentOS / RHEL

bash
sudo yum install sqlite

インストール確認

bash
sqlite3 --version

初めてSQLiteを起動しよう

1. 練習用フォルダを作成

bash
mkdir ~/db-practice
cd ~/db-practice

2. SQLiteを起動(練習用データベースを作成)

bash
sqlite3 practice.db

出力例

SQLite version 3.43.2 2023-10-10 12:14:04
Enter ".help" for usage hints.
sqlite>

sqlite> というプロンプトが表示されれば成功です! SQLiteの対話モードに入っています。


SQLiteの基本コマンド

SQLiteには「ドットコマンド」と呼ばれる管理用のコマンドがあります。 これらはSQLとは別のSQLite専用コマンドです。

よく使うドットコマンド

コマンド説明
.helpヘルプを表示
.tablesテーブル一覧を表示
.schemaテーブルの構造を表示
.headers on結果にカラム名を表示する
.mode column結果をカラム形式で表示する
.quitSQLiteを終了する

試してみよう

sqlite> .help

たくさんのコマンドが表示されます。全部覚える必要はありません。

sqlite> .tables

まだテーブルを作っていないので、何も表示されません。

sqlite> .quit

SQLiteが終了し、通常のターミナルに戻ります。


表示を見やすくする設定

SQLiteで結果を見やすく表示するために、起動後に以下を実行しましょう。

sqlite> .headers on
sqlite> .mode column

設定前

sqlite> SELECT 1, 'テスト';
1|テスト

設定後

sqlite> SELECT 1 AS id, 'テスト' AS name;
id  name
--  ------
1   テスト

毎回設定するのが面倒な場合は、ホームディレクトリに .sqliterc ファイルを作成できます:

bash
echo ".headers on" >> ~/.sqliterc
echo ".mode column" >> ~/.sqliterc

データベースファイルの確認

SQLiteのデータベースは1つのファイルです。

bash
ls -la ~/db-practice/

出力例:

total 8
drwxr-xr-x  3 tanaka  staff   96  2  5 10:00 .
drwxr-xr-x 28 tanaka  staff  896  2  5 10:00 ..
-rw-r--r--  1 tanaka  staff    0  2  5 10:00 practice.db

practice.db というファイルがデータベースの本体です。 このファイルをコピーすればデータベースのバックアップができます。


ハンズオン

以下を順番に実行して、SQLiteが正しく動作しているか確認しましょう。

1. SQLiteを起動

bash
cd ~/db-practice
sqlite3 practice.db

sqlite> プロンプトが表示されればOK

2. 表示設定

sqlite> .headers on
sqlite> .mode column

3. 簡単なSQLを実行

sqlite> SELECT 'Hello, Database!' AS message;

出力例:

message
----------------
Hello, Database!

SQLが実行できました!

4. SQLiteを終了

sqlite> .quit

ターミナルに戻ればOK


よくあるトラブル

「sqlite3: command not found」が消えない(Mac)

ターミナルを再起動してみてください。それでもダメな場合はHomebrewでインストールしましょう。

「sqlite3: command not found」が消えない(Windows)

  1. PATHの設定を確認してください
  2. コマンドプロンプトを再起動してください
  3. C:\sqlite\sqlite3.exe と直接パスを指定して起動を試みてください

データベースファイルが見つからない

sqlite3 practice.db を実行したディレクトリにファイルが作成されます。 pwd コマンドで現在のディレクトリを確認してください。


まとめ

ポイント内容
インストール確認sqlite3 --version
起動sqlite3 データベース名.db
ヘルプ.help
テーブル一覧.tables
終了.quit

チェックリスト

  • sqlite3 --version でバージョンが表示される
  • sqlite3 practice.db で対話モードに入れる
  • .tables でテーブル一覧が表示される(まだ空でOK)
  • .quit で終了できる

次のステップへ

SQLiteのインストールと基本操作は完了しましたか?

次のセクションでは、テーブルの仕組みを詳しく学びます。 データ型やPRIMARY KEYなど、テーブル設計の基礎を理解しましょう。


推定読了時間: 25分