LESSON 15分

なぜデータベースを学ぶのか

ストーリー

IT企業に入って1ヶ月。

「このアプリのデータはデータベースに保存されているよ」と先輩に説明を受けた。

データベース?SQL?何それ?

「データベースが分かると、アプリの裏側が見えるようになるよ。一緒に学んでいこう」


データベースを学ぶ理由

スマホでSNSを見る。ネットで買い物をする。ゲームのスコアが記録される。

これらすべての裏側で、データベースが動いています。

データベースなしに動くWebアプリケーションは、ほぼ存在しません。


現在の状況

ソフトウェア開発での利用率(2025年)

項目実態
DB利用率Webアプリケーションの 99%以上 がデータベースを使用
求人での必須スキルバックエンド系求人の 90%以上 でSQL/DB経験が必須
最も求められるスキルStack Overflow調査でSQLは 最も使われる言語の上位

「SQLを知らずにWebエンジニアにはなれない」 — ソフトウェア業界の常識

業界の声

  • Amazon: 「DynamoDBだけで1日に数兆件のリクエストを処理」
  • Netflix: 「ユーザーのおすすめ表示にはデータベースが不可欠」
  • スタートアップ: 「MVP開発でもまずデータベース設計から始める」

データベースとは何か

一言で言うと

データを整理して保存し、必要なときに素早く取り出せる仕組み

例え話

データベースは「超高性能な図書館」のようなもの。

  • 本(データ)を整理して保管する
  • 「著者が夏目漱石の本を全部出して」と頼めば、一瞬で見つかる
  • 新しい本を追加したり、古い本を処分したりできる

データベースでできること

できること具体例
データの保存ユーザー情報、商品情報、注文履歴
データの検索「東京在住の20代ユーザーを取得」
データの更新「メールアドレスを変更する」
データの削除「退会したユーザーを削除する」
データの集計「月間売上の合計を計算する」

身近なデータベースの例

ECサイト(Amazon、楽天など)

商品テーブル: 商品名、価格、在庫数、カテゴリ...
ユーザーテーブル: 名前、メール、住所、パスワード...
注文テーブル: 注文日、商品、数量、合計金額...

SNS(Twitter、Instagramなど)

ユーザーテーブル: ユーザー名、プロフィール、アイコン...
投稿テーブル: 投稿内容、投稿日時、いいね数...
フォローテーブル: 誰が誰をフォローしているか...

会社の業務システム

社員テーブル: 社員番号、名前、部署、役職...
勤怠テーブル: 出勤日、出勤時間、退勤時間...
給与テーブル: 基本給、手当、控除額...

よくある不安

「SQLは難しそう...」

大丈夫です。 基本は4つのキーワードだけ。

SELECT   (データを取得する)
INSERT   (データを追加する)
UPDATE   (データを更新する)
DELETE   (データを削除する)

この4つを覚えれば、実務の80%はカバーできます。

「データを壊してしまいそう...」

心配いりません。 練習用のデータベースで何度でも試せます。

本番のデータベースには権限がないとアクセスできません。 学習中に何かを壊す心配はありません。

「覚えられる気がしない...」

最初から全部覚える必要はありません。

まずは「データを見る(SELECT)」ができればOK。 INSERT、UPDATE、DELETEは使いながら少しずつ覚えていきましょう。


このミッションで学ぶこと

このミッションを完了すると、以下ができるようになります:

  • データベースとは何かを説明できる
  • テーブル・カラム・ロウなどの基本用語が分かる
  • SQLiteをインストールして使える
  • テーブルを作成しデータを追加できる
  • SELECTでデータを取得できる
  • WHERE、ORDER BYで条件を指定できる

全6ステップ、合計約20時間 で、データベースとSQLの基本操作をマスターします。


まとめ

ポイント内容
データベースとはデータを整理して保存・検索・管理する仕組み
なぜ必要かほぼすべてのWebアプリケーションが使用している
難しさ基本は4つのキーワード(SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE)

次のステップへ

データベースを学ぶ理由は理解できましたか?

次のセクションでは、データベースの種類と基本用語を学びます。 リレーショナルデータベースとは何か、整理していきましょう。

準備はいいですか? データベースの世界へようこそ!


推定読了時間: 15分