LESSON 45分

作業環境を準備しよう

ストーリー

Day 1の朝。計画に従って、まずは環境構築から始める。

「月1で学んだターミナル操作の出番だ。プロジェクト用のフォルダを作ろう」

キーボードに手を置く。9ヶ月前の自分なら、ターミナルを開くことすら怖かったかもしれない。

でも今は違う。


必要なツールの確認

作業を始める前に、必要なツールが使えるか確認します。

ツール一覧

ツール用途確認コマンド
ターミナルコマンド操作(起動するだけ)
Gitバージョン管理git --version
SQLite3データベース操作sqlite3 --version
ブラウザWebページの表示確認(起動するだけ)
テキストエディタファイルの編集(VSCodeなど)

確認手順

ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行してください。

bash
# Gitのバージョン確認
git --version

# SQLite3のバージョン確認
sqlite3 --version

両方ともバージョン番号が表示されればOKです。

<details> <summary>ヒント: ツールがインストールされていない場合</summary>

Git がない場合:

bash
# macOS
xcode-select --install

# Ubuntu/Debian
sudo apt install git

SQLite3 がない場合:

bash
# macOS(デフォルトで入っている場合が多い)
sqlite3 --version

# Ubuntu/Debian
sudo apt install sqlite3
</details>

プロジェクトフォルダの作成(月1の復習)

ディレクトリ構成

今回のプロジェクトのフォルダ構成を考えます。

~/projects/
  └── internal-tools-page/     # プロジェクトルート
      ├── index.html            # メインページ
      ├── style.css             # スタイルシート
      ├── data/                 # データ関連
      │   └── tools.db          # SQLiteデータベース
      ├── docs/                 # ドキュメント
      │   ├── daily/            # 日報
      │   └── report/           # 報告書
      ├── .gitignore            # Git除外ファイル
      └── README.md             # プロジェクト説明

フォルダ作成の実行

bash
# ホームディレクトリに移動
cd ~

# projectsフォルダがなければ作成
mkdir -p projects

# プロジェクトフォルダを作成
mkdir -p projects/internal-tools-page

# プロジェクトフォルダに移動
cd projects/internal-tools-page

# サブフォルダを作成
mkdir -p data
mkdir -p docs/daily
mkdir -p docs/report

# 構成を確認
ls -la

確認

bash
# ディレクトリ構造を確認
find . -type d

期待される出力:

.
./data
./docs
./docs/daily
./docs/report

.gitignore の作成

Gitで管理しないファイルを指定する .gitignore ファイルを作成します。

何を除外するか

除外対象理由
*.dbデータベースファイルはローカルで生成する
.DS_StoremacOSのシステムファイル
Thumbs.dbWindowsのシステムファイル
*.swpVimの一時ファイル

.gitignore の作成

以下の内容で .gitignore を作成してください。

bash
cat > .gitignore << 'EOF'
# Database files
*.db

# OS generated files
.DS_Store
Thumbs.db

# Editor files
*.swp
*.swo
*~

# IDE
.vscode/
.idea/
EOF

確認

bash
cat .gitignore
<details> <summary>ヒント: なぜDBファイルを除外するのか</summary>

データベースファイル(*.db)はバイナリファイルです。Gitはテキストファイルの差分管理が得意ですが、バイナリファイルは差分が取れず、リポジトリサイズが大きくなります。

今回はSQLのCREATE TABLE文とINSERT文をファイルとして保存し、誰でもデータベースを再現できるようにします。

</details>

初期ファイルの作成

プロジェクトの骨格となるファイルを作成します。

index.html(空のテンプレート)

bash
cat > index.html << 'EOF'
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>社内ツール紹介</title>
    <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
    <!-- TODO: コンテンツを追加する -->
</body>
</html>
EOF

style.css(空のテンプレート)

bash
cat > style.css << 'EOF'
/* 社内ツール紹介ページ スタイルシート */
/* TODO: スタイルを追加する */
EOF

確認

bash
ls -la

期待される出力(一部):

.gitignore
index.html
style.css
data/
docs/

環境構築チェックリスト

すべての項目を確認してください。

#チェック項目状態
1Gitが使える[ ]
2SQLite3が使える[ ]
3プロジェクトフォルダが作成された[ ]
4サブフォルダ(data, docs)が作成された[ ]
5.gitignore が作成された[ ]
6index.html のテンプレートが作成された[ ]
7style.css のテンプレートが作成された[ ]

まとめ

ポイント内容
ツール確認Git, SQLite3, ブラウザ, エディタ
フォルダ構成用途ごとにサブフォルダを分ける
.gitignore管理不要なファイルを事前に除外
テンプレート空のHTML/CSSファイルを準備
  • 必要なツールがすべて使えることを確認した
  • プロジェクトフォルダを作成した
  • .gitignore を作成した
  • 初期ファイルを作成した

次のステップへ

環境が整いました。

次のセクションでは、このプロジェクトフォルダをGitリポジトリとして初期化し、最初のコミットを行います。


推定読了時間: 45分