作業環境を準備しよう
ストーリー
Day 1の朝。計画に従って、まずは環境構築から始める。
「月1で学んだターミナル操作の出番だ。プロジェクト用のフォルダを作ろう」
キーボードに手を置く。9ヶ月前の自分なら、ターミナルを開くことすら怖かったかもしれない。
でも今は違う。
必要なツールの確認
作業を始める前に、必要なツールが使えるか確認します。
ツール一覧
| ツール | 用途 | 確認コマンド |
|---|---|---|
| ターミナル | コマンド操作 | (起動するだけ) |
| Git | バージョン管理 | git --version |
| SQLite3 | データベース操作 | sqlite3 --version |
| ブラウザ | Webページの表示確認 | (起動するだけ) |
| テキストエディタ | ファイルの編集 | (VSCodeなど) |
確認手順
ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行してください。
bash
# Gitのバージョン確認
git --version
# SQLite3のバージョン確認
sqlite3 --version両方ともバージョン番号が表示されればOKです。
<details> <summary>ヒント: ツールがインストールされていない場合</summary>Git がない場合:
bash
# macOS
xcode-select --install
# Ubuntu/Debian
sudo apt install gitSQLite3 がない場合:
bash
# macOS(デフォルトで入っている場合が多い)
sqlite3 --version
# Ubuntu/Debian
sudo apt install sqlite3プロジェクトフォルダの作成(月1の復習)
ディレクトリ構成
今回のプロジェクトのフォルダ構成を考えます。
~/projects/
└── internal-tools-page/ # プロジェクトルート
├── index.html # メインページ
├── style.css # スタイルシート
├── data/ # データ関連
│ └── tools.db # SQLiteデータベース
├── docs/ # ドキュメント
│ ├── daily/ # 日報
│ └── report/ # 報告書
├── .gitignore # Git除外ファイル
└── README.md # プロジェクト説明
フォルダ作成の実行
bash
# ホームディレクトリに移動
cd ~
# projectsフォルダがなければ作成
mkdir -p projects
# プロジェクトフォルダを作成
mkdir -p projects/internal-tools-page
# プロジェクトフォルダに移動
cd projects/internal-tools-page
# サブフォルダを作成
mkdir -p data
mkdir -p docs/daily
mkdir -p docs/report
# 構成を確認
ls -la確認
bash
# ディレクトリ構造を確認
find . -type d期待される出力:
.
./data
./docs
./docs/daily
./docs/report
.gitignore の作成
Gitで管理しないファイルを指定する .gitignore ファイルを作成します。
何を除外するか
| 除外対象 | 理由 |
|---|---|
*.db | データベースファイルはローカルで生成する |
.DS_Store | macOSのシステムファイル |
Thumbs.db | Windowsのシステムファイル |
*.swp | Vimの一時ファイル |
.gitignore の作成
以下の内容で .gitignore を作成してください。
bash
cat > .gitignore << 'EOF'
# Database files
*.db
# OS generated files
.DS_Store
Thumbs.db
# Editor files
*.swp
*.swo
*~
# IDE
.vscode/
.idea/
EOF確認
bash
cat .gitignoreデータベースファイル(*.db)はバイナリファイルです。Gitはテキストファイルの差分管理が得意ですが、バイナリファイルは差分が取れず、リポジトリサイズが大きくなります。
今回はSQLのCREATE TABLE文とINSERT文をファイルとして保存し、誰でもデータベースを再現できるようにします。
</details>初期ファイルの作成
プロジェクトの骨格となるファイルを作成します。
index.html(空のテンプレート)
bash
cat > index.html << 'EOF'
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>社内ツール紹介</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<!-- TODO: コンテンツを追加する -->
</body>
</html>
EOFstyle.css(空のテンプレート)
bash
cat > style.css << 'EOF'
/* 社内ツール紹介ページ スタイルシート */
/* TODO: スタイルを追加する */
EOF確認
bash
ls -la期待される出力(一部):
.gitignore
index.html
style.css
data/
docs/
環境構築チェックリスト
すべての項目を確認してください。
| # | チェック項目 | 状態 |
|---|---|---|
| 1 | Gitが使える | [ ] |
| 2 | SQLite3が使える | [ ] |
| 3 | プロジェクトフォルダが作成された | [ ] |
| 4 | サブフォルダ(data, docs)が作成された | [ ] |
| 5 | .gitignore が作成された | [ ] |
| 6 | index.html のテンプレートが作成された | [ ] |
| 7 | style.css のテンプレートが作成された | [ ] |
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ツール確認 | Git, SQLite3, ブラウザ, エディタ |
| フォルダ構成 | 用途ごとにサブフォルダを分ける |
| .gitignore | 管理不要なファイルを事前に除外 |
| テンプレート | 空のHTML/CSSファイルを準備 |
- 必要なツールがすべて使えることを確認した
- プロジェクトフォルダを作成した
- .gitignore を作成した
- 初期ファイルを作成した
次のステップへ
環境が整いました。
次のセクションでは、このプロジェクトフォルダをGitリポジトリとして初期化し、最初のコミットを行います。
推定読了時間: 45分