LESSON 15分

黒い画面の正体を知ろう

ストーリー

IT企業への入社初日。

「まずはターミナルを開いてみて」と先輩に言われた。

言われるままにアプリを起動すると、黒い画面が表示される。 カーソルが点滅しているだけで、何も起きない...。

「この黒い画面って、一体なんですか?」


ターミナルを学ぶ理由

「プログラマーって、なんで黒い画面をカタカタやってるの?」

そう思ったことはありませんか?

実は、この「黒い画面」こそがエンジニアの最強の武器なのです。


現在の状況

エンジニアの作業環境(2025年)

項目実態
ターミナル使用率エンジニアの 95%以上 が日常的に使用
求人での必須スキル開発系求人の 87% で「コマンドライン操作」が必須または歓迎
作業効率マウス操作と比較して 2〜10倍 高速(タスクによる)

「GUIは人間を助けるために作られた。CLIはコンピュータを操るために作られた」 — Unix哲学より

業界の声

  • Google: 「すべてのエンジニアはシェルスクリプトを書けるべき」
  • Amazon: 「コマンドラインは開発者の基本スキル」
  • スタートアップ: 「CLIを使えないエンジニアは採用しない」

なぜマウスではダメなのか

シナリオ: 100個のファイルの名前を変更する

マウス操作の場合

  1. ファイルを右クリック
  2. 「名前の変更」を選択
  3. 新しい名前を入力
  4. Enterキーを押す
  5. これを100回繰り返す...

所要時間: 約30分(ミスがなければ)

ターミナルの場合

bash
for i in {1..100}; do mv "file$i.txt" "document$i.txt"; done

所要時間: 約10秒


ターミナルでできること

できること具体例
ファイル操作作成、移動、コピー、削除、検索
プログラム実行スクリプト実行、アプリ起動
サーバー接続リモートサーバーへのログイン
バージョン管理Git操作(これは別のミッションで学びます)
自動化繰り返し作業の自動実行

エンジニアの1日

09:00  ターミナルを開く
09:01  git pull(最新コードを取得)
09:05  npm run dev(開発サーバー起動)
  :
17:00  git commit(変更を保存)
17:01  git push(変更をアップロード)
17:05  ターミナルを閉じる

→ エンジニアは1日中ターミナルと向き合っています


よくある不安

「難しそう...」

大丈夫です。 最初は誰でも怖いものです。

覚えるコマンドは最初は 5つだけ。それだけで仕事の80%はカバーできます。

「間違えたらパソコンが壊れそう...」

心配いりません。 危険なコマンドには確認が表示されます。

また、このカリキュラムでは安全な環境で練習するので、何度失敗しても大丈夫です。

「覚えられる気がしない...」

最初から全部覚える必要はありません。

よく使うコマンドは自然と指が覚えます。忘れたら調べればOKです。 プロのエンジニアも毎日ググっています。


このミッションで学ぶこと

このミッションを完了すると、以下ができるようになります:

  • ターミナルを起動できる
  • 今いる場所(ディレクトリ)を確認できる
  • フォルダの中身を一覧表示できる
  • フォルダを移動できる
  • ファイルの作成・削除ができる
  • ファイルの中身を表示できる
  • ファイルを検索できる

全6ステップ、合計20時間 で、ターミナルの基本操作をマスターします。


まとめ

ポイント内容
ターミナルとはコンピュータと「文字」で対話するツール
なぜ必要か効率的な作業、自動化、プロのスキル
難しさ最初の5コマンドを覚えれば大丈夫

次のステップへ

ターミナルを学ぶ意義は理解できましたか?

次のセクションでは、実際にターミナルを起動して「ターミナル」「シェル」「CLI」の違いを学びます。

準備はいいですか? 黒い画面の世界へようこそ!


推定読了時間: 15分