Step 2 確認クイズ
推薦アルゴリズムに関する確認クイズである。5問中4問以上の正解(80%以上)で合格となる。
Q1. 協調フィルタリングの特徴
Item-Based 協調フィルタリングがECサイトで主流である理由として最も適切なものはどれか?
- A) User-Basedより常に精度が高いため
- B) アイテム間の類似度が比較的安定しており、計算効率が良いため
- C) 新規アイテムにも対応できるため
- D) ユーザーの行動データが不要なため
正解: B) アイテム間の類似度が比較的安定しており、計算効率が良いため
解説: ECサイトではユーザー数がアイテム数より多いことが多く、アイテム間の類似度はユーザー間の類似度よりも安定している。また、アイテム類似度は事前計算してキャッシュできるため、リアルタイムの推薦に適している。新規アイテムへの対応(C)はCFの弱点であり、行動データは必要(D)。
Q2. Matrix Factorizationの原理
Matrix Factorizationにおける「潜在因子」の説明として最も適切なものはどれか?
- A) ユーザーが明示的に選択したアイテムのカテゴリ
- B) データから自動的に学習される、ユーザーとアイテムの隠れた特徴
- C) アイテムのメタデータ(価格、ブランド等)の組み合わせ
- D) ユーザーの人口統計情報(年齢、性別等)
正解: B) データから自動的に学習される、ユーザーとアイテムの隠れた特徴
解説: 潜在因子は教師なしで行動データから学習される隠れた特徴表現であり、「アクション好き度」「ロマンス好き度」のような解釈が可能なこともある。明示的なカテゴリ(A)やメタデータ(C)とは異なり、データ駆動で発見される。
Q3. 暗黙的フィードバック
暗黙的フィードバック(Implicit Feedback)の特徴として正しいものはどれか?
- A) 行動がないことは嗜好がないことを意味する
- B) すべての行動は同じ重みで扱うべきである
- C) 行動の有無は嗜好の存在を示し、行動の回数は確信度を表す
- D) 明示的フィードバックよりもデータ量が少ない
正解: C) 行動の有無は嗜好の存在を示し、行動の回数は確信度を表す
解説: 暗黙的フィードバックでは、行動がないことは「知らなかった」可能性もあり、嗜好がないとは断言できない(A)。購入とページビューでは意味が異なるため同じ重みは不適切(B)。一般に暗黙的フィードバックは明示的より圧倒的にデータ量が多い(D)。
Q4. コンテンツベース推薦
コンテンツベース推薦の最大の利点はどれか?
- A) セレンディピティが高い推薦ができる
- B) ユーザーの行動データが少なくても推薦できる
- C) 新規アイテムにも属性情報があれば即座に推薦候補にできる
- D) 計算コストが常に最も低い
正解: C) 新規アイテムにも属性情報があれば即座に推薦候補にできる
解説: コンテンツベース推薦はアイテムの属性情報(カテゴリ、説明文等)を使うため、行動データがない新規アイテムでも推薦できる。これはCold Start問題の解決策の一つ。セレンディピティ(A)はむしろ弱点。行動データが少ない場合(B)も利点だが、「即座に新規アイテムを推薦できる」方がより本質的。
Q5. セッションベース推薦
セッションベース推薦が特に有効な場面として最も適切なものはどれか?
- A) 長期的な嗜好を反映した月次のメール推薦
- B) ギフト購入で普段とは異なる行動をしているユーザーへの推薦
- C) 過去の購入履歴に基づくリピート購入の促進
- D) アイテムのメタデータに基づく類似商品の表示
正解: B) ギフト購入で普段とは異なる行動をしているユーザーへの推薦
解説: セッションベース推薦は現在のセッション内の行動パターンに基づくため、普段の長期嗜好とは異なる行動(ギフト購入等)にも適切に対応できる。月次メール(A)やリピート促進(C)は長期嗜好モデルが適しており、類似商品(D)はコンテンツベースの役割。
結果
- 4問以上正解(80%以上): 合格。Step 3に進もう。
- 3問以下: Step 2のレッスンを復習してから再挑戦しよう。
推定所要時間: 30分