問題1: CoEの必要性
PoCが成功しても全社展開に失敗する主な原因として、最も当てはまらないものはどれか。
- A. 知見が特定の担当者に属人化する
- B. 部門ごとにバラバラなAI活用が行われる
- C. 経営層がAIの技術的詳細を理解していない
- D. 同じようなAI施策に重複投資が発生する
正解: C
経営層がAIの技術的詳細を理解していないこと自体は、全社展開の失敗原因ではない。経営層に必要なのは技術的詳細の理解ではなく、AI活用の戦略的意義の理解とコミットメントである。A(属人化)、B(ガバナンス不在)、D(重複投資)はいずれもCoE不在による典型的な課題である。
問題2: CoEモデルの選定
従業員1000名、AI活用拡大期、5つの事業部を持つ企業に最も適したCoEモデルはどれか。
- A. 集中型CoE
- B. 分散型CoE
- C. ハイブリッド型CoE(Hub & Spoke)
- D. CoEは不要で各部門に任せるべき
正解: C
従業員1000名・AI活用拡大期・複数事業部という条件は、ハイブリッド型CoEが最適なケースである。集中型では現場との距離が遠くなりすぎ、分散型ではガバナンスが効かない。Hub & Spoke型であれば、中央でガバナンスとプラットフォームを管理しつつ、各事業部のSpokeが現場密着で推進できる。
問題3: Hub-Spoke連携
ハイブリッド型CoEにおいて、Hub(中央CoE)の責任範囲として最も適切でないものはどれか。
- A. 全社AI活用戦略の策定
- B. 共通AIプラットフォームの構築・運用
- C. 各事業部のAIユースケース発掘
- D. AI倫理ガイドラインの策定・更新
正解: C
各事業部のAIユースケース発掘はSpoke側の責任である。Spokeは事業部に密着しているため、現場の業務課題を理解し、AI活用機会を発見する役割を担う。Hubは戦略策定(A)、プラットフォーム整備(B)、ガバナンス(D)を担当する。
問題4: 予算管理
3層予算モデルにおける「探索投資」の説明として最も適切なものはどれか。
- A. AIプラットフォームの構築・維持に使う固定費
- B. 事業部固有のAI施策に充てる投資
- C. 実験的な取り組みやイノベーションに充てる投資
- D. 外部コンサルタントへの支払い
正解: C
探索投資は全体の約20%を占め、実験的な取り組みやイノベーション創出に充てられる。公募・審査制で運用し、失敗を許容する文化を醸成する役割もある。Aはプラットフォーム投資(戦略投資に含まれる)、Bは事業部投資、Dは各層で発生しうるコストである。
問題5: 成果測定
CoEの成果測定において、「活用浸透度」のKPIとして最も適切なものはどれか。
- A. AIモデルの精度
- B. AI利用者数と利用頻度
- C. コスト削減額
- D. AI関連の認定取得者数
正解: B
活用浸透度は、AI活用がどれだけ組織に広がっているかを測る指標である。AI利用者数と利用頻度が最も直接的な指標となる。Aは技術成熟度、Cはビジネス成果、Dは組織能力のKPIに該当する。
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