EXERCISE 60分

ストーリー

田中VPoE
「ここまでの知識を使って、NetShop社のAI CoE設計書を作ってもらいたい。経営会議で承認を得るための重要な資料だ。」
あなた
「組織構造、運営の仕組み、予算計画まで含めた設計書ですね。」
田中VPoE
「そうだ。ポイントは、なぜこのCoEが必要なのかを経営目線で説明できることだ。投資対効果も示してほしい。」

演習の概要

NetShop社のAI CoE設計書を作成する。経営会議でのプレゼンテーションを想定し、経営層が意思決定できるレベルの内容を目指す。


前提条件

項目内容
従業員数約800名(5事業部)
年間売上200億円
IT予算年間10億円(うちAI関連は現在5000万円)
成功PoC3件(CS自動応答、需要予測、レコメンド)
経営目標AI活用による年間3億円のコスト削減

課題1: CoEモデルの選定と根拠(15分)

以下の観点でCoEモデルを選定し、選定理由を記述せよ。

記述すべき内容:

  1. 選定したCoEモデル(集中型/分散型/ハイブリッド型)
  2. 選定理由(組織規模、AI成熟度、事業の多様性を踏まえて)
  3. 他モデルを選ばなかった理由
  4. 将来的なモデル進化の方向性

課題2: 組織構造の設計(20分)

Hub側とSpoke側の具体的な組織構造を設計せよ。

記述すべき内容:

  1. Hub側の役割定義(役割名、人数、主な責任)
  2. Spoke側の配置計画(どの事業部に誰を配置するか)
  3. レポーティングライン
  4. 初年度の人員計画(新規採用 vs 内部異動 vs 兼務)

制約条件

  • 初年度のCoE専任人員は最大10名
  • 各事業部のSpokeは兼務も可
  • 外部パートナーの活用も検討可

課題3: 運営計画の策定(15分)

CoEの運営に必要な仕組みを計画せよ。

記述すべき内容:

  1. パイプライン管理: 初年度に目指す案件数とステージ別目標
  2. 予算計画: 3層予算モデルに基づく初年度予算配分
  3. 会議体設計: 定例会議のスケジュールと参加者
  4. ナレッジ管理: 使用するツールと運用ルール

課題4: 投資対効果の試算(10分)

初年度の投資対効果を試算せよ。

記述すべき内容:

項目試算
CoE人件費Hub○名 × 平均年収 + Spoke○名 × 兼務割合
プラットフォーム費AIツール・インフラ費用
教育費トレーニング・外部研修費用
期待効果成功PoCの本番化による効果 + 新規案件の効果
ROI(期待効果 − 総コスト) / 総コスト

成果物テンプレート

# NetShop社 AI CoE設計書

## 1. エグゼクティブサマリー
(CoE設立の目的、期待効果、必要投資を1ページで)

## 2. CoEモデル選定
(選定モデル、理由、将来展望)

## 3. 組織構造
(Hub構成、Spoke配置、レポーティングライン)

## 4. 運営計画
(パイプライン管理、予算、会議体、ナレッジ管理)

## 5. 投資対効果
(コスト、期待効果、ROI)

## 6. ロードマップ
(3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月のマイルストーン)

## 7. リスクと対策
(想定リスクと緩和策)

評価基準

観点配点
モデル選定の論理性20点
組織構造の具体性25点
運営計画の実現可能性25点
投資対効果の妥当性20点
全体の整合性10点

チェックリスト

  • CoEモデルを選定し根拠を明記した
  • Hub/Spoke両方の組織構造を設計した
  • 運営の仕組みを4つの観点で計画した
  • 投資対効果を定量的に試算した
  • 経営層に説明できるレベルの設計書に仕上げた

推定所要時間: 60分