QUIZ 15分

ストーリー

田中VPoE
「Step 1の内容を振り返ろう。AI投資の全体像、コスト構造、隠れたコスト、TCO分析。この4つをきちんと理解できているか確認するぞ。」
あなた
「演習でTCO試算もやりましたし、ばっちりだと思います。」
田中VPoE
「油断するな。経営層は鋭い質問を飛ばしてくる。基礎があやふやだと一発で見抜かれるぞ。」

クイズ(全5問)

問題1

AI投資判断に必要な3つの軸として、正しい組み合わせはどれか。

  • A) 技術的優位性、組織適合性、市場タイミング
  • B) 財務的妥当性、戦略的整合性、実現可能性
  • C) コスト削減効果、売上向上効果、ブランド効果
  • D) 短期ROI、中期ROI、長期ROI

正解: B

AI投資判断の3つの軸は「財務的妥当性(投資に対して十分なリターンが得られるか)」「戦略的整合性(中期経営計画やDX戦略と合致しているか)」「実現可能性(技術的・組織的に実行できるか)」です。技術的な評価だけでなく、ビジネス視点で多角的に判断することが重要です。


問題2

AI導入のランニングコストに含まれないものはどれか。

  • A) API利用料
  • B) データ準備・クレンジング費用
  • C) モデルの再学習・チューニング費用
  • D) システム監視・障害対応の人件費

正解: B

データ準備・クレンジング費用は主に初期費用に分類されます。A(API利用料)、C(モデルの再学習・チューニング)、D(システム監視・障害対応)はいずれも継続的に発生するランニングコストです。ただし、データ品質の維持・改善は継続的に必要となるため、その部分はランニングコストに含まれます。


問題3

隠れたコストの4カテゴリのうち、導入初年度にはほぼ顕在化しないが、年々増大するものはどれか。

  • A) 組織変革コスト
  • B) 教育・トレーニングコスト
  • C) 機会コスト
  • D) 技術的負債コスト

正解: D

技術的負債コストは、開発時に品質を犠牲にした部分が時間経過とともに問題として顕在化するものです。初年度はほぼゼロですが、2年目以降に小さな問題が累積し、3-5年目には大規模なリファクタリングやシステム刷新が必要になることがあります。一方、組織変革コストや教育コストは主に導入初期に発生します。


問題4

TCOの感度分析について、正しい説明はどれか。

  • A) すべてのパラメータを同時に変動させて最悪ケースを算出する手法
  • B) 各パラメータを個別に変動させ、TCOへの影響度を把握する手法
  • C) 過去の実績データから将来のコストを統計的に予測する手法
  • D) 複数ベンダーの見積もりを比較してコストを最適化する手法

正解: B

感度分析は、前提条件(パラメータ)を1つずつ変動させたときに、TCOがどの程度変化するかを分析する手法です。トルネード図などで影響度の大きいパラメータを可視化し、リスク管理や意思決定に活用します。すべてを同時に変動させるのはシナリオ分析に近い手法です。


問題5

NetShop社のCS対応AI導入で、隠れたコストが総コストに占める割合はおよそどの程度だったか。

  • A) 約10%
  • B) 約20%
  • C) 約30%
  • D) 約50%

正解: C

NetShop社の事例では、隠れたコスト(組織変革500万円+教育450万円+機会コスト300万円+技術的負債150万円=1,400万円)が総コスト4,630万円の約30%を占めていました。一般的にも隠れたコストは総コストの20-40%を占めるとされており、これを見落とすとROIが大きくずれます。


合格基準

  • 合格ライン: 80%(5問中4問以上正解)
  • 不合格の場合はStep 1の内容を復習してください

推定所要時間: 15分