QUIZ 30分

クイズの説明

Step 3「AI適用可否を判断しよう」の理解度を確認します。AI適用判断マトリクス、データ可用性評価、技術フィット評価、リスクアセスメントについて問います。

合格ライン: 80%(5問中4問正解)


問題

Q1. AI適用判断の4軸

AI適用判断マトリクスの4軸として正しい組み合わせはどれですか?

  • A. コスト・品質・スピード・スケーラビリティ
  • B. データ有無・定型度・頻度・効果
  • C. 技術力・人材・予算・スケジュール
  • D. 入力・処理・出力・フィードバック
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正解: B)

AI適用判断マトリクスの4軸は「データ有無(AIに必要なデータが存在するか)」「定型度(業務のパターン化度合い)」「頻度(業務の発生頻度)」「効果(AI導入の期待効果)」です。これらを重み付きスコアで評価し、総合スコア4.0以上で「強く推奨」、3.0-3.9で「推奨」、2.0-2.9で「要検討」、2.0未満で「非推奨」と判定します。


Q2. データ可用性評価

生成AI(RAG)で社内FAQチャットボットを構築する場合、最低限必要なデータとして最も適切なものはどれですか?

  • A. 過去10年分の全社売上データ
  • B. FAQの質問と回答ペア、および関連するナレッジベース文書
  • C. 全社員の個人情報データベース
  • D. 競合他社のWebサイトのクローリングデータ
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正解: B)

RAGベースのFAQチャットボットに必要なデータは、FAQの質問と回答のペア、および関連するナレッジベース文書です。これらをベクトル化して検索可能にし、ユーザーの質問に対して関連する情報を取得し回答を生成します。売上データ(A)は需要予測用、個人情報(C)は不要かつリスクあり、競合データ(D)はFAQ回答に不要です。


Q3. 技術フィット評価

「毎月、3つのシステムから売上データをダウンロードし、Excelで統合してレポートを作成する」という業務に最も適した自動化技術はどれですか?

  • A. 生成AI(LLM)
  • B. 従来型ML(機械学習)
  • C. RPA(Robotic Process Automation)
  • D. 画像認識AI
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正解: C)

この業務は「複数システムからのデータダウンロード」「Excelでの統合」「レポート作成」という定型的なUI操作の繰り返しです。RPAはこのような定型的なシステム操作の自動化に最も適しています。生成AI(A)はテキスト生成に強みがありますがUI操作は不得意、ML(B)は予測や分類に適しており定型作業には過剰、画像認識(D)はこの業務に関係ありません。


Q4. リスクアセスメント

EC サイトで AI が商品説明文を自動生成する場合、最も注意すべき法規制リスクはどれですか?

  • A. 独占禁止法違反のリスク
  • B. 景品表示法における不当表示のリスク
  • C. 労働基準法違反のリスク
  • D. 道路交通法違反のリスク
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正解: B)

景品表示法は、商品やサービスの品質・内容・価格について、実際よりも著しく優良であると誤認される表示を禁止しています。AIが生成する商品説明文に事実と異なる内容が含まれた場合(ハルシネーション等)、不当表示に該当する可能性があります。対策として、AI生成テキストの人間レビューを必須とし、根拠のない表現(「業界最高」「100%安全」等)を自動検出する仕組みが必要です。


Q5. 総合判断

以下のAI活用候補について、「Conditional Go(条件付き推進)」と判断する最も適切な理由はどれですか?

候補: 不正注文検知AI

  • AI適用スコア: 3.7(推奨レベル)
  • 学習データ: 不正注文データが年600件(やや不足)
  • 技術: 異常検知ML
  • リスク: 正常注文を不正と誤判定する可能性(偽陽性)
  • A. スコアが4.0未満なのでAI導入は見送るべき
  • B. 不正注文データが少ないため、ルールベースから始め、データ蓄積と並行してML化を段階的に進めるべき
  • C. 偽陽性のリスクがあるため、AI導入は一切行うべきではない
  • D. 学習データが不足しているが、外部データを購入すればすぐに本番導入できる
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正解: B)

「Conditional Go」の判断には、リスクを管理しながら段階的に推進する計画が必要です。不正注文データが年600件とML学習にはやや不足しているため、まずルールベース(閾値判定)で不正検知を始めることでデータを蓄積し、十分なデータが集まった段階でML化するアプローチが現実的です。スコア3.7は推奨レベルなので見送り(A)は適切ではなく、リスクを理由に全否定(C)するのではなく対策を考えるべきです。外部データ購入(D)は自社の不正パターンと異なる可能性があり安易に進めるべきではありません。


結果

合格(4問以上正解)

Step 3の内容をよく理解しています。AI適用可否の判断力を身につけました。次のStep 4「ユースケースを設計し優先順位を付けよう」に進みましょう。

不合格(3問以下正解)

Step 3の内容を復習しましょう。特に以下のポイントを重点的に確認してください:

  • AI適用判断マトリクス — データ有無・定型度・頻度・効果の4軸評価
  • データ可用性 — AI手法ごとに必要なデータの種類と量が異なる
  • 技術フィット — 生成AI、ML、RPA、ルールベースの使い分け
  • リスクアセスメント — 技術/業務/倫理/法規制の4カテゴリ

推定所要時間: 30分